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ゼロ「オレを目覚めさせてどうしようっていうんだ」×艦これ2
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174 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2015/09/24(木) 05:16:23.54 ID:84dDt89yO
乙ー
175 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/25(金) 11:55:16.63 ID:qqwk4z410
乙
この町に何も知らずに攻め込んだら地獄を見るな
176 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/09/28(月) 11:04:19.37 ID:1rS+3bwk0
ゼロ「ハア!」ガキン!
ネロ「ウオラ!」ガキン!
ゼロ「人間がそれほどの大剣を扱えるとは」ジリジリ!
ネロ「ただの剣じゃないぜ!」ブオン!ブオオォォン!
ゼロ(剣圧が増した!)シュタッ!
ネロ「まだだ!」ヒュン!
ゼロ「捕まった!」ガシッ!
ネロ「地面にキスしてもらうぜ」ブン!
ゼロ「フン!」バキバキ!
ネロの悪魔の右腕に捕まれ地面に叩き付けられる直前にゼロはゼロナックルで地面を殴り勢いを[
ピーーー
]。
ネロ「いい腕を持っているな。俺ほどじゃないがな」
ゼロ「ただの人間じゃないようだな」
ネロ「まあな、自慢じゃないが神様を握り潰した事もあるぜ」
ゼロ「不思議な腕だ。何故伸びる?」
ネロ「俺も聞きたいくらいだ。気がついたらこうなってたからな」
ゼロ「それは厄介だ」
ドカ―――――――――――――ン!!!!
177 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/09/28(月) 11:05:10.34 ID:1rS+3bwk0
ゼロ「ハア!」ガキン!
訂正
ネロ「ウオラ!」ガキン!
ゼロ「人間がそれほどの大剣を扱えるとは」ジリジリ!
ネロ「ただの剣じゃないぜ!」ブオン!ブオオォォン!
ゼロ(剣圧が増した!)シュタッ!
ネロ「まだだ!」ヒュン!
ゼロ「捕まった!」ガシッ!
ネロ「地面にキスしてもらうぜ」ブン!
ゼロ「フン!」バキバキ!
ネロの悪魔の右腕に捕まれ地面に叩き付けられる直前にゼロはゼロナックルで地面を殴り勢いを殺す。
ネロ「いい腕を持っているな。俺ほどじゃないがな」
ゼロ「ただの人間じゃないようだな」
ネロ「まあな、自慢じゃないが神様を握り潰した事もあるぜ」
ゼロ「不思議な腕だ。何故伸びる?」
ネロ「俺も聞きたいくらいだ。気がついたらこうなってたからな」
ゼロ「それは厄介だ」
ドカ―――――――――――――ン!!!!
178 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/09/28(月) 11:06:03.90 ID:1rS+3bwk0
パトカー車内
車内無線<エコー2応答せよ
マービン「こちらエコー2どうぞ」
車内無線<倉庫街にて大規模な爆発が発生。至急現場に急行せよ
マービン「こちらからも聞こえたが消防の仕事じゃないのか?」
車内無線<君達が一番近い。何をするにも情報は必要だ
マービン「畜生…いつもの店で一杯奢れよな」
車内無線<俺は朝まで勤務だ。早く行け
マービン「エコー2了解した」
レオン「あのこの人どうするんですか?」
港湾「…」
マービン「あー。様子見たら直ぐに署に向かうぞ」
179 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/09/28(月) 11:06:44.49 ID:1rS+3bwk0
ゼロ「今通り過ぎた車に乗っていたのは港湾か」
ネロ「よそ見とは余裕だな」ブオン!
キリエ「何をしているのですか?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴォ!
ネロ「…キリエ」ピタッ
キリエ「あなたがゼロさんね。北方ちゃんが話してくれたわ」
ゼロ「北方に何があった」
キリエがゼロに説明中…ネロ反省させられ中
ゼロ「そうだったのか」
キリエ「そろそろ帰るとは言っていたけど…」
ゼロ<アイリス。鎮守府に北方は戻ったか?>
アイリス<いえ、戻っていないわ。みんな頑張って探しているけど>
ゼロ<了解。港湾を見つけたので追う>
アイリス<追う?何かあったの?>
ゼロ「北方が世話になった」
ネロ「おい、さっきのパトカーに知り合いが乗せられてたんだろ?」
ゼロ「そうだ」
ネロ「飛ばしてやるよ…悪魔の力に頼ってみるか?」
180 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/09/28(月) 11:07:34.99 ID:1rS+3bwk0
倉庫
大佐「なんて事だ!弾薬が…燃料が…」
ベルガー「くそ!何が起きたってんだ!」
ハガー「見つけたぞ!ベルガー!」
ベルガー「げっ!ハガー」
ハガー「ジェシカを返してもらうぞ!」
マッドギア達「ヒャッハー!」
ハガー「ぬおおおぉ!」ブオン!
マッドギア1「ひでぶ!」グシャ!
ハガー「ふん!ふん!ふん!」パイプ連打
マッドギア2「ぐへ!えぐ!があ!」バキ!バキ!バキ!
ハガー「どうした!私は闘えるぞ!」
ベルガー「人質を連れてこい!」
マッドギア3「へっへ!これで動けねえだろ!」
北方「捕まった…」
181 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/09/28(月) 11:08:31.19 ID:1rS+3bwk0
倉庫付近
レオン「ガラの悪そうなのがいますね」
マービン「不良少年の集まりじゃなさそうだな」
レオン「殉職してロボコップに改造されるのはごめんですよ」
マービン「さっきの女性を途中で降ろしておいてよかったな」
レオン「悪人には見えなかったしな」
マービン「あの見張りには眠ってもらうか」
道中
港湾「降ろされたけど北方を探さないと」テクテク
ヒュー―――――ン!
港湾「…あの飛んでいるのはゼロ?」
倉庫付近
レオン「とぉわ!」
マッドギア「へぐ!」
マービン「ジャーマンスープレックとは若いな」
レオン「本当は蹴りの方が得意なんですけどね」
マービン「突入するぞ。いいか」
レオン「了解」
ドア<ドゴオン!
マービン「警察だ!動くな!」
レオン「…誰もいない」
ジェシカ「むーうー」
マービン「おい冗談だろ!ハガーさんの娘さんじゃないか!」
レオン「何が起きているのですか?」
マービン「新人…それは俺も聞きたいぜ」
182 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/09/28(月) 11:09:09.85 ID:1rS+3bwk0
倉庫
ベルガー「そうだ!動くとこのお嬢ちゃんの命は無いぞ」チャキッ!
ハガー「…くそっ!卑怯な奴だ」
北方「あ…あぁ…」ビクビク
ベルガー「その面を吹き飛ばしてやる!」
ハガー(無念だ)
天井<ズドン!ガラガラ!
ベルガー「今度はなん…あがっ!」ベキッ!
北方「あれ?」
ゼロ「ネロに感謝しないとな」
北方「ゼロ!」
183 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/09/28(月) 11:09:46.96 ID:1rS+3bwk0
少し前
ネロ「あのパトカーは多分倉庫街に向かっている。飛ばしてやるよ」
ゼロ「飛ばす…どういう事だ」
ネロ「俺の右腕でぶん投げてやるよ」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴォ!
ゼロ「お前は何者なんだ?」
ネロ「ネロだ。あんたなら合言葉無しでサービスしてやるよ」
ゼロ「オレはゼロ。鎮守府に所属している」
ネロ「そうか。軍人なら報酬も期待出来そうだな」グググググッ!
ゼロ「期待するな」スタッ!
ネロ「じゃあ、飛んでけ!」ビュン!
184 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/09/28(月) 11:10:59.90 ID:1rS+3bwk0
再び倉庫
ゼロ「北方。大丈夫か?」
北方「うん。元気だ!」
ゼロ「よかった…だが、帰ったら覚悟しておけよ」
北方「うぅ…ごめんなさい」
ベルガー「貴様は何者だ!」
ゼロ「オレはゼロ。この娘の…父親だ」
北方「ゼロ///」
マッドギア3「お前なんか怖くねえ!」
マッドギア4「やろう!ぶっころっしゃあぁぁぁ!」
マッドギア5「見てこい!カルロ」
北方「あのおじさんを助けて!」
ゼロ「任せろ」
ゼロ「テイ!セイ!ハア!ウオリャ!ハア!」
シュパ!シュパン!ザシュ!ゴオ!バシュン!
マッドギア達「…」チーン
ベルガー「この役立たずが!」
ハガー「逃さんぞ!」
マービン「あなたはベルガー達に誘拐されていた訳だな」
ジェシカ「はい。パパは私が捕まっているせいで独り戦う事に」
レオン「これはとんでも無い事に巻き込まれたな」
ジェシカ「奴らのアジトは直ぐそこです」
185 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/09/28(月) 11:11:31.37 ID:1rS+3bwk0
マービン「火災現場じゃないか!」
レオン「あれ見ろ!マイク・ハガーだ!」
ジェシカ「パパ―!私はここよ!」
ハガー「ジェシカ―!無事だったんだなあ!うおおおおぉ!」
ベルガー「死ねえぇ!」チャキッ!
ゼロ「撃たせん」パス!
ベルガー「があ!」
ハガー「喰らえ!」ガシッ!
マービン「あれはマイク・ハガーの必殺技の!」
レオン「デスクワークガトリングだ!」
ハガー「ふん!ふん!ふん!ふん!うおら!」
ドス!ドス!ドス!ドス!ドガ!
マービン「パンチはめが必殺技だ!まだあるぞ!」
ハガー「うおりゃ!うおおぉ!これで最後だあぁ!」
ドスン!ブンブンブン!ドギャアァン!
レオン「バックドロップからのジャイアントスイングで」
マービン・レオン「スクリューパイルドライバーだあ!」
ベルガー「」KO!
レオン「うおおぉ!生で見たぜ!」
マービン「流石マイク・ハガーだ!」
港湾「ロッポウが案内してくれたけどこれは?」
北方「港湾!」
港湾「北方!よかったわ。無事だったのね」
ゼロ「港湾も無事だったか。直ぐにここから避難するぞ」
186 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/09/28(月) 11:12:02.17 ID:1rS+3bwk0
鎮守府
提督「火災はその後来たレヴィアタンが凍らせて鎮火したと」
ゼロ「あぁ」
提督「それでこれはどういう事?」
ゼロ「わからん…」
ツ級「港湾様に北方様。ご無事でなによりです」
ヲ級「二人とも無事でよかった」
ヨ級「心配だったから皆に声を掛けて探していた」
北方「みんな元気だった?」
伊19「服屋の店長さんが北方ちゃんの知り合いだって言って車で倉庫まで来たの」
レヴィアタン「自分は深海棲艦でゼロとも知り合いだ、なんて言われて驚いたわ」
提督「ヨ級の車で帰って来たわけね」
叢雲「部外者入れたら不味いんじゃなの?」
提督「…もう面倒だからいいわよ」
187 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/09/28(月) 11:12:32.96 ID:1rS+3bwk0
とある海域
泊地「うぅ…許さない。次は絶対に勝つ」
南方「何を泣いているの?」
泊地「…南方か」
装甲「同じ相手に二度も負けるなんて…姫の誇りはないのですか?」
泊地「…ぐぅ。次こそは必ず」
南方「お前は姫の中で一番弱い」
装甲「そんなお前に勝ち目はありますか?」
泊地「なんだよ!二人でいつもいじめやがって…」
装甲「私はあなたが心配なんですよ」
南方「これを使いなさい」
泊地「これは?」
装甲「あなたの力を限界まで引き出す事の出来る薬です」
泊地「いいのか!こんな貴重な物をもらって」
南方「私達は仲間を大切にしますから」
装甲「ええ。仲間は大切です」
泊地「これさえあれば…感謝するぞ!」タッタッタッタ!
南方「行きましたね」
装甲「馬鹿な奴だ」
南方「奴は我々とは違う」
装甲「我々は仲間は大切にする」
南方「しかし、奴は違う」
装甲「奴は…元艦娘だ」
南方「哀れな墜ちた鶴だ」
188 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/09/28(月) 20:45:21.55 ID:rDAdqdy7O
艦これだと思ったらカプコンだった
189 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/28(月) 23:26:48.91 ID:ixtvK+d00
いつから艦これだと錯覚していた?下げ忘れのクズめ
190 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2015/09/28(月) 23:59:16.03 ID:yS2l1dGiO
乙ー
191 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/29(火) 21:11:24.65 ID:0l0pV7uyO
乙ー
相手が悪党とはいえデスクワークガトリングからマッスルディスコースとか容赦無さ過ぎだろハガーw
ゲームなら体力の低い奴は即死する破壊力だぞwww
192 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/09/29(火) 23:20:35.97 ID:9ldwESMio
乙です
193 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/10/04(日) 00:05:50.99 ID:BOwRFNhf0
乙 ゼロとネロのコンビが半端ないな
194 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/10/12(月) 11:38:25.88 ID:CR8zGxBF0
警察署
マービン「色々あり過ぎて疲れたな」
レオン「コーヒー飲みます?」
マービン「悪いな…」
レオン「まさかマイク・ハガーからサイン貰えるなんてな」
マービン「彼女と別れてここに来たかいがあったな」
レオン「えぇ、まったくですよ!」
マービン「…自棄になるなよ」
レオン「ベルガーの取り調べはどうなっています?」
マービン「署長ことゴリラ自らが担当しているぜ」
レオン「そりゃ残念。洗いざらい吐きそうですね」
取調室<ウオリャ!ドゴン!
マービン「泥車鰍フ事態が判明したからな…選挙はハガーで決まりだな」
レオン「元々ベルガーには色々と疑惑がありましたからね。投票する気はなかったけど」
マービン「どうだ?我が街「CAPCOM」は?」
レオン「刺激的な街ですよ」
マービン「そうかwそれはよかったw」ゴクゴク
マービン「これ麦茶じゃないか!」
195 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/10/12(月) 11:39:17.19 ID:CR8zGxBF0
鎮守府 娯楽室
TV<倉庫街で発生した火災は目撃者の証言によると…これ本当なの?
<失礼しました。謎のロリータファッション少女が凍らせて鎮火したようです
<マイク・ハガーさんが出てきました!ハガーさん一言!
<一言と言われてもな。色々あり過ぎて…そうだ!
<北方ちゃん。あの時はお礼も言えなかったが助けてくれてありがとう
<君のおかげで私もジェシカも助かった…本当にありがとう
<それと明日から選挙活動を再開しますので宜しくお願い致します
<あのハガーさん市長候補はハガーさん一人ですので確定ですが
<それでも最後までやりますよ
天龍「このおっさんすげーなー」
龍田「市長も強くないといけないのねぇ」
あきつ丸「この街はそんな危険でありますか?」
天龍「治安はいい方だぜ。チビ達を街に行かせても問題無いだろ?」
龍田「商店街の自警団さん達が見回りしているしねぇ」
196 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/10/12(月) 11:40:07.59 ID:CR8zGxBF0
ゼロ「勝手に街に出てはいけない」
北方「ごめんなの」シュン
港湾「そうよ」
ゼロ「港湾もだ」
港湾「ごめんなさい」シュン
ゼロ「まあいい…無事でよかった」
北方「…」シュン
ゼロ「北方、楽しかったか?」
北方「うん♪あ…」
ゼロ「そうか…よかった」ナデナデ゙
北方「えへへ♪」
…………
北方「…」スヤー
ゼロ「寝たか」
港湾「遊び疲れたのかしら」
ゼロ「港湾も休んでおけ。歩き回って疲れただろ」
港湾「そうするわ」
ゼロ「…必ず自由に出歩けるようにする」
港湾「ふふ、わかったわ」
ゼロ「あぁ」バタン
197 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/10/12(月) 11:40:39.04 ID:CR8zGxBF0
とある鎮守府
大佐「くそっ!私の資源が…」
Prrrrrrrr!
大佐「誰だ!」ガチン!
中将「随分と機嫌が悪いみたいじゃないか」
大佐「中将…大変失礼致しました」
中将「火災のあった倉庫は君の管理していた資源があったはずだな」
大佐「…申し訳ありません」
中将「まあ、仕方ない。ただ我々は火消しに躍起になっている」
大佐「…はい」
中将「暫くは大人しくしているんだな」
大佐「わかりました」
中将「では、また連絡する」ガチン!
ーーーーー
中将「博士」
バイル「どうされましたか?」
中将「大佐の鎮守府を攻撃してもらえないか」
バイル「よろしいのですか?」
中将「倉庫の件は隠蔽出来たが」バサッ!
バイル「この写真は?」
中将「大佐とベルガーが倉庫で密会していた時の写真だ」
バイル「なるほど…これは実によくないですなあ」
中将「フランク・ウェストというフリージャーナリストに撮られたようだ」
中将「追及されたら面倒だ。だが、大佐は卑劣な深海棲艦の襲撃により戦死してしまう」
バイル「わかりました…艦娘達は?」
中将「大佐さえ確実に仕留めればいい。放っておけ」
バイル「では、そのように」
198 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2015/10/12(月) 22:48:04.21 ID:MaN/xX+mo
乙ー
199 :
◆Iris/WZGeA
[sage saga ]:2015/10/12(月) 22:58:44.05 ID:tF4O3A8Ao
乙です
200 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/10/12(月) 22:59:33.85 ID:tF4O3A8Ao
間違えた
201 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/10/13(火) 23:38:57.05 ID:1bu1J1/+0
鎮守府 食堂
睦月「…」チラッ!チラッ!
如月「どうしたの、睦月ちゃん?」
睦月「如月ちゃん、あれを見てください」ユビサシ
ファントム「…」
ゼロ「…」
睦月「先からずーと黙ってご飯食べているんですよ」
如月「沈黙が苦じゃない間柄なのかしら?」
睦月「仲良しならお喋りぐらいしないかな?」
早霜「…あれは…違うわ」
睦月「早霜ちゃん?」
早霜「…女の私達にわからない何かがあるのよ」
響 「本当はライバルになる予定だったのに勢いで自爆してしまうなんて」ボソ
如月「響ちゃん?」
響 「ウーラー」テクテク
202 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/10/13(火) 23:39:37.10 ID:1bu1J1/+0
ファントム「…何故お主は飯を食べる?」
ゼロ「どうした?急に」
ファントム「我々レプリロイドは人間と同じ食料を食べる必要は無い」
ゼロ「そうだな」
ファントム「エネルギー回復も大した事もない。何故だ?」
ゼロ「…さあな。自分で考えろ」カツカツカツ
ファントム「拙者には理解出来んな」
??「あの?」
ファントム「なんだ?」
鳳翔「お口に合いませんでしたか?」
ファントム「クッ!」バシン!
鳳翔「苦手な品があれば食べやすいようにしますので」
ファントム「…そんな事はなかったでござる!」アセアセ
鳳翔「本当ですか?よかった…」ニコッ
ファントム「」ティウン!ティウン!ティウン!ティウン!ティウン!ティウン!ティウン!
鳳翔「ファントムさん?丸太を忘れてますよ!」
203 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/10/13(火) 23:40:14.69 ID:1bu1J1/+0
鎮守府 廊下
ファントム「…」ガクッ!
霞 「何やってるのよ?」
ファントム「お主は…」
霞 「霞よ。それより片膝ついてどうしたのよ?」
ファントム「拙者にも何が起こったかわからない。気がついたら逃げてしまった」
霞 「逃げた?」
ファントム「食堂にいるあの女性は何者だ?」
霞 「鳳翔さんのこと?」
ファントム「…鳳翔」
霞 「この鎮守府のご飯を作ってくれたりしているのよ」
ファントム「鳳翔さんか…」
霞 「あんた、大丈夫?」
ファントム「…動力炉の故障かもしれん。点検してくる」
霞 「ちょっと、工廠は逆よ!」
204 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2015/10/14(水) 14:53:25.00 ID:DSUH0AJjO
乙ー
205 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/10/14(水) 19:46:27.89 ID:IE29U1qCO
乙
フランク…だと…
これから大量ゾンビパニックが起こるのか…
206 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/10/15(木) 00:52:13.20 ID:LMMgpccF0
大佐鎮守府
大佐「くそっ!この私が今までどれだけ中将達に貢献したと」ガン!ガン!
「まあいい、艦娘共の遠征数を増やせばいいだけ…」
ヒュー――――――ン!ドカア―――――ン!!
大佐「なんだ!何が起こった!」
無線<深海棲艦からの襲撃です
大佐「なんだと直ぐに迎撃しろ!」
無線<…出来ません
大佐「ふざけるな!私を守れ!」
無線<工廠と弾薬庫を破壊されました
大佐「なん…だと」
無線<ここを…放棄するしか…ザー!
大佐「おい!応答しろ!」
無線<…に…げる……あいつ…放って…
大佐「まさか私を消しに…」
ヒュー――――ン!
207 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/10/15(木) 00:53:04.66 ID:LMMgpccF0
大佐鎮守府 正面海域
大井「鎮守府に直撃したわ!」
卯月「そんなどうすればいいぴょん!」中破!!
弥生「このままだと…全滅」中破!!
陸奥「撤退するしかないわ…鎮守府を盾にするしか」
(ここの艦娘達は遠征ばかりでまともに戦闘出来る訳なじゃない!)
夕立「陸奥さん、他の鎮守府に助けを呼ぶしかないっぽい!」
陸奥「けど…私達を助けてくれるのなんて」
青葉「…いますよ」大破!!!
陸奥「青葉!酷いけがじゃない!」
青葉「…艦娘を…大切にしてくると有名な提督が…」
208 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/10/15(木) 00:53:54.55 ID:LMMgpccF0
工廠
提督「大佐鎮守府が襲撃を受けているの」
「直ぐに艦娘達を助けに行って」
ゼロ「被害は」
提督「鎮守府は崩壊状態としか…」
ゼロ「直ぐに出る」
提督「けど、距離が…」
ゼロ「手段は問わない。オレが一番速くつければいい」
ファントム「拙者の出番だな」
ゼロ「策があるのか?」
ファントム「これは拙者にしか出来ない」
209 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/10/15(木) 00:54:43.21 ID:LMMgpccF0
大佐鎮守府
陸奥「こいつら…統率が取れてる」ドオン!
夕立「弾が全然当たらないっぽい!」ドォン!ドォン!
卯月「もう弾がないぴょん!」カチカチ!
弥生「…こっちも…」カチカチ!
大井「こんなところで死ぬなんて…」
ホ級「…」×10 カチャ!
卯月「もうだめぴょーん!」グッ!
ヒュン!ドス!×4
ホ級「…ぐ…がぁ…!」×4
ドガ―ン!×4 轟沈!
4本の巨大な苦無がホ級を真上から貫く
陸奥「味方なの?」
鎮守府上空を何かが通過する。妖精の乗る艦載機よりも巨大な飛行物体だ。
その飛行物体から何かが舞い降りた。
紅いボディに、金色の長髪、緑色に輝くセイバー
青葉「ほら…来てくれた」
ゼロ「…」シュタッ!
青葉「…真の殺戮者のエントリーです」
210 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/10/15(木) 00:55:25.49 ID:LMMgpccF0
ファントム「ゼロ、艦娘達と合流したようだな」
ゼロ「あぁ、まさかお前も変形出来るとはな」
ファントム「この姿はエックス様にしか見せた事がなかったからな」
ゼロ「まるで刀だ」
ファントム「拙者はエックス様を守る刀になりたかった」
ゼロ「今はどうだ」
ファントム「アルエット様の命令に従い…お主の刀になってやろう」
ゼロ「ふっ…扱いづらい刀だな」
ゼロとファントムが来てから戦況は一変した。
敵を斬り、叩き潰し、砕き、全て破壊した。
鎮守府からの本隊が来る頃には既に決着がついていた。
211 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/10/15(木) 12:27:01.70 ID:+r/vpNvvO
ファントムは変形出来るのか?
212 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2015/10/15(木) 13:23:25.61 ID:HqwjIDj2O
乙ー
213 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/10/20(火) 16:45:32.45 ID:HiJfyW950
ゼロ「片付いたな」
ファントム「拙者は討ち漏らしがいないか周囲を探索する」
ゼロ「頼んだ」
陸奥「あなた達は?」
ゼロ「提督の命令で助けに来た」
陸奥「ありがとう…あなた達が来てくれなかったらどうなっていたか」
ゼロ「直ぐに本隊が来るから負傷者を運ぶ準備をするぞ」
陸奥「わかったわ。動ける者は負傷者の探索と手当をお願い」
艦娘達「わかりました!」
ゼロ「ここの提督はどこにいる?」
陸奥「…あそこにいたと思うわ」
陸奥は吹き飛ばされた鎮守府の執務室を指さす。
ゼロ「オレが行こう」
陸奥「…私も行くわ」
ゼロ「案内してくれ(妙だ…上官の身に何かあれば動揺があるはずだが全く無い)」
214 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/10/20(火) 16:46:55.15 ID:HiJfyW950
鎮守府 執務室
ゼロ「…死んでいるな」
陸奥「えぇ」
執務室には大佐の焼け焦げた腕だけが転がっていた。
陸奥「生存者を探しましょう」
ゼロ「あぁ」
陸奥「こいつは死んで当然よ」ボソ
ゼロ「…」
弥生「…さっきの人強かったね」
卯月「うーちゃんよりぴょんぴょん跳ねて飛んでたぴょん!」
青葉「…あの人が噂の新人さんですよ」
弥生「青葉さん…無理せずに休んで…」
青葉「紅い鬼神、性別なんて関係ない!夜戦したいされたい噂の人」
大井「最近聞いた零(ゼロ)という艦娘の活躍が評判みたいだけど本人かしら」
夕立「夕立と同じ金色の髪っぽい」
潮 「男の人だったら怖いな…」
215 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/10/20(火) 16:47:20.74 ID:HiJfyW950
数時間後 鎮守府
ゼロ「報告は以上だ」
提督「ありがとう…疲れたでしょ?ゆっくり休んで」
ゼロ「大丈夫だ。それよりあの艦娘達はどうなる?」
提督「しばらくはここで預かるわ」
ゼロ「そうか」
提督「私は様子を見に行ってくるわ」
ゼロ「オレは工廠に向う」
216 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/10/20(火) 16:47:49.53 ID:HiJfyW950
鎮守府 娯楽室エリア
提督「えーと」
陸奥「提督どうしました?」
提督「みんなの様子を見に来たのだけど」
陸奥「みんな回復して寝ているわ」
提督「よかった。暫くはゆっくり休んでね」
陸奥「いいの?」
提督「私はみんなを家族のように姉のように妹のように娘のように愛する方針なのよ」
陸奥「…よかった」
提督「え?」
陸奥「ここにこれてよかった」
提督「…深海棲艦化が進んでいる艦娘がいたからもしかしたらと思ったけど」
陸奥「あの鎮守府は酷かったわ。私達を…いつも…」
提督「大丈夫」ダキッ
陸奥「…」
提督「ここは楽しいところよ」
217 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/10/20(火) 16:48:44.04 ID:HiJfyW950
鎮守府 工廠
アイリス「左手の調子をどうですか」カチャ…カチカチ
ゼロ「問題無い」
アイリス「無理はしないでくださいね。ここでは予備のパーツが手に入らないので」キリキリ
ゼロ「解っている」
アイリス「理解しながら飛び込むじゃないですか」ジージュッ!
ゼロ「…っ!」
アイリス「本当に昔のままですね」
ゼロ「悪い、だが…」
アイリス「仲間が傷つくのは見たいくない。それが女の子なら尚更ですよね」
ゼロ「そうだ」
アイリス「もう…決めました!今日は朝までメンテナンスに変更します!」
ゼロ「いや、そこまでしなくても大丈夫だ」
アイリス「いーや駄目です。決めましたからね」
「あなたを万全の状態で送り出す事が私の使命です♪」
「そして、多少の故障なら直してみせますから」
ゼロ「…よろしく頼む」
アイリス「はい♪喜んで」
218 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/10/20(火) 16:49:44.56 ID:HiJfyW950
鎮守府 食堂
ファントム「こんな遅くまで働いているのか?」
鳳翔「あら、ファントムさん。こんばんわ」
ファントム「暇なもので鎮守府を見て回っていたのだ」
鳳翔「そうですか。私は朝の準備でもう少しで終わりますので」
ファントム「拙者に手伝えることはないか?」
鳳翔「ありがとうございます。けど、これは私の仕事ですので」
ファントム「そうか…では失礼する」
鳳翔「はい。あら…」ガクッ!
ファントム「どうした?」
鳳翔「ごめんなさい。足の補助装置のバッテリー切れで…その」
ファントム「どうすればいい?」
鳳翔「準備は丁度終わったから部屋に戻るだけなんですけど」
ファントム「部屋まで運べばいいのだな?」
鳳翔「お願い出来ますか///」
ファントム「無論だ」
219 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/10/20(火) 16:50:18.94 ID:HiJfyW950
鳳翔「あの///重くないですか?」
ファントム「全く重くない」
鳳翔「いきなりこんな事を頼んでしますなんて恥ずかしいわ///」
ファントム「拙者に出来る事なら何でも言ってください」
鳳翔「優しいのですね」
ファントム「…」
鳳翔「私は見ての通り足が不自由ですから戦えません」
「戦場で役に立てない分、鎮守府で役に立てればと思ったのですが」
「戦場に行く娘達を見ると…何も出来ない事が悔しくて」
「ごめんなさい。こんな事を言って」
ファントム「弱気になる事もあるであろう。拙者は秘密は必ず守る」
「地蔵だと思って…話してみるといい」
鳳翔「ふふ…忍者なのにお地蔵さんですか」
ファントム「…///」
鳳翔「…私が寝るまで聞いてくれますか」
ファントム「無論だ」
220 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/10/20(火) 16:50:55.59 ID:HiJfyW950
レヴィアタンの部屋
レヴィアタン「はあー」ゴロゴロ
「私が…あいつを…」ポフッ
「ゼロ…」
「あーんもう!なんなのよ」バタバタ!
「イクめ…余計な事を」
レヴィアタンの部屋の前
エックス「…」
221 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/10/20(火) 16:55:48.65 ID:HiJfyW950
鎮守府 工廠
エックス「…身体が…身体が欲しい」ガクガク!
「エルビス…」
「ゆ”る”さ”ん”!」
妖精さん1「ヒエー」
222 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/10/20(火) 17:24:42.45 ID:RClzACLAO
アルティメットアーマ装備したエックスが復活すのか?!
223 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/10/20(火) 22:39:49.00 ID:HiJfyW950
海軍 本部
中将「大佐の件は残念だった」
少将「突然の出来事に動揺が隠せないな」
少佐「大佐の鎮守府はどうしましょうか?」
中将「新型兵器の完成も間近だ。無くても問題無い」
少佐「艦娘達は?」
中将「大佐を守れなかった役立たずだ。解体して…」
ドア<バタン!
??「それは待ってもらおう」
少佐「ザッケンナー!コラー!ダレダコラー!」
??「大佐の鎮守府を調査していた憲兵だ」
少将「憲兵がなんのようだ」
憲兵「処分を決めるのが速過ぎるのでな」
「大佐の鎮守府の艦娘達は日頃から折檻を受けまともな休息も食事も無かった」
少将「軍人であればそのような事は日常茶飯事だ」
憲兵「毎日一日一食で睡眠時間が3時間も無いのが当たり前だと?」
少将「いつ戦闘になるかわからないからな」
224 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/10/20(火) 22:40:32.05 ID:HiJfyW950
憲兵「彼女らは戦闘は殆どせずに遠征ばかりでしたが」
中将「…」
憲兵「集めた資材は鎮守府には無い。一体どこに行ったのだろうな」
中将「何が言いたい?」
憲兵「大佐が死んだのは自業自得だ。運営方法に問題が有り艦娘達は被害者だ」
少佐「証拠も無しに!」
憲兵「証拠は有る。映像、証言、その他色々揃っている」
一同「…」
憲兵「生き残った艦娘達は我々で保護する」
「それが出来れば死んだ大佐と無くなった資源の件はどうでもいい」
中将「いいだろう…艦娘達は君に任せよう」ギリギリ!
憲兵「そうか。では失礼する」
225 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/10/20(火) 22:41:06.97 ID:HiJfyW950
海軍 本部 駐車場
憲兵2「あっ!戻って来た」
憲兵 「待たせたな」
憲兵2「もー遅いわよ。どうせまた正面からやり合ってきたんでしょ?」
憲兵 「いつもの事だ」
憲兵2「一緒にいる私の身になってよね」
憲兵 「次に行くぞ」
憲兵2「もう!待ってよ。ピュイピュイ」
憲兵 「…何度も言わせるな」
ハルピュイア「ハルピュイアだ」
憲兵2「えー可愛いじゃん♪」
226 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2015/10/22(木) 09:07:44.83 ID:8WVpvUzCO
乙ー
227 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/10/26(月) 01:10:20.12 ID:tX24SAq50
鎮守府 執務室
叢雲「保護した艦娘達の検査が終わったわ」
提督「うん。ありがとう」ヨミヨミ
叢雲「酷い扱いを受けてたみたいね」
提督「それでも…深海棲艦化は一番進行している艦娘で40%ね」
叢雲「どうするのよ?」
提督「暫くは休ませるわ。ここでの生活に慣れてもらわないとね」
叢雲「じゃあ、ここに集合させるわよ」
提督「説明と案内は私がするから」
228 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/10/26(月) 01:11:03.43 ID:tX24SAq50
鎮守府 食堂
天龍「よお、離島」
離島「あら、天龍さん。おはようございます」
鳳翔「♪〜♪〜///」
天龍「なあ?鳳翔さん、朝からご機嫌だな」ヒソヒソ
離島「そうなんですよ。何かあったのかしら」ヒソヒソ
天龍「新しい調理器具でも買ったのか?」
中間「…違う気がする」
空母「良い事があったのだろう」
天龍「お前らなにやっているんだ?」
中間「…働いている」
空母「働かされている」
中間「…掃除と炊事と洗濯を手伝うと…お小遣いくれる」
空母「私は脱出の機会を窺っているだけだ」
天龍「おう…そうか」
鳳翔「中間さんと空母さん、午後から倉庫の整理を手伝ってもらえますか」
中間「…もちろん」
空母「まあ、隠れる場所も把握しないとな」
鳳翔「はい。よろしくお願いしますね」ニコッ
天龍「…」
空母「…鳳翔さんからの頼みは何故か断れないのだ」
中間「不思議だ」
天龍「そうか。頑張れよ」
229 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/10/26(月) 01:11:46.91 ID:tX24SAq50
鎮守府 執務室
提督「と、言う訳でおかしな言い方かもしれないけど」
「みんなには一週間の休暇を与えます」
一同「…え?」
提督「あれ?少なかった?」
弥生「…そんなに休んでいいのですか?」
卯月「遊んでいいぴょん?」
青葉「取材してもいいんですか?」
夕立「自由にしても怒られないっぽい?」
提督「節度ある行動ならいいわよ」
一同「ありがとうございます!」
230 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/10/26(月) 01:12:23.63 ID:tX24SAq50
ゼロの部屋の前
青葉「一週間♪取材し放題ですね♪」
「さて、噂のあの人に会いに」コンコン
ドア<ガチャッ!
青葉「どうもー恐縮です。青葉です。ゼロさんの取材に…」
早霜「…ゼロなら出撃しているわ」
青葉「そうですか。それは残念ですね」
早霜「あなたは…新しく来た…」
青葉「はい。青葉と申します」
早霜「…早霜…よろしく」
青葉「ここはゼロさんの部屋じゃないのですか?」
早霜「ふふふ…」バタン
青葉「部屋に鍵をかけないタイプですか」メモメモ
231 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/10/26(月) 01:13:26.20 ID:tX24SAq50
遠征海域
ゼロ「これだけ回収すれば充分か」
睦月「はい。遠征大成功で司令官も大喜びです」
如月「司令官も///満足してくれるわ///」
朝潮「しかし、海の中にはまだありますね」
霞 「全部持って帰ろうとしたら動けなくなるわ」
満潮「またくればいいのよ。帰るわよ」
ゼロ「いつもこうやって回収していたのか?」
睦月「はい。みんなで運んでいましたよ」
如月「本部から支給される資源も、もう少し多ければいいのに」
ゼロ「そうか」
睦月「けど、ある時期から半分以下になっちゃったんですよね」
??「見つけたぞ!」
朝潮「敵襲ですか!」
泊地「艦娘共と遠足か?」
ゼロ「またお前か」
泊地「雑魚には興味は無い!ゼロ、闘え」
232 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/10/26(月) 01:13:54.04 ID:tX24SAq50
霞 「言うじゃない」カチャ!
満潮「試してみる」カチャ!
ゼロ「お前らは鎮守府に帰還しろ」
霞 「はぁ!何言ってんのよ」
ゼロ「あいつはオレとの勝負を望んでいる」
泊地「そうだ。だから、お前らカエレ!」
睦月「わかりました。では、帰りましょう!」
満潮「え、帰るの?」
如月「ゼロさんなら大丈夫よ」
朝潮「しかし…」
ゼロ「朝潮、大丈夫だ」
朝潮「わかりました」
ゼロ「こいつは手を出さないと思うが警戒を怠るな」
睦月「わかりました。では、鎮守府で会いましょう」
泊地「最後の挨拶は済んだようだな」
ゼロ「笑えない冗談だ」ブォン!
泊地「さあ、勝負だ!」チャキッ!
233 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/10/26(月) 01:14:35.68 ID:tX24SAq50
朝潮「睦月さん、本当によかったんですか?」
睦月「え?」
朝潮「ゼロさんを残した事ですよ」
如月「そんなの決まっているわよね///」
睦月「にゃたしはゼロさんを信じているから」
朝潮「そ…そうですね(噛んだ)」
霞 (噛んだわ)
満潮(噛んだわね)
234 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/10/26(月) 01:15:18.69 ID:tX24SAq50
泊地「喰らえ!」ドオン!
ゼロ「フン!」ガキン!
泊地「これならどうだ!」ヒュン×8
浮遊要塞「ヒャッハー!」ドォン!
ゼロ「数は多いが」キュイン!キュイン!
泊地「囲んで蜂の巣にしてやる。撃て!」
ゼロ「ハア!」ビュン!
シールドブーメランが全ての浮遊要塞を切断する。
浮遊要塞「…ぐげっ!」轟沈!
ビリビリビリ!
泊地「やはり強いな」
ゼロ「もう終わりか?」
泊地「いや、勝負はこれからだ」
ゼロ(注射器か?)
泊地「…いたぃ」グサッ!
「うぐぅ…うわあぁぁぁぁ!」
ピカ――――――ン!
ゼロ「…」
艦載機<ブォォォォォン!ズドドドド!
ゼロ「!」シューシュタッ!
泊地「素晴らしい力だ」
ゼロ(何故あいつが艦娘の力を使える)
ゼロ「その姿は…」
泊地「深海棲艦の姫である私の真の姿だ!」バサッ!
ゼロ(こいつ…気づいていないのか)
(深海棲艦と艦娘が合わさった様な姿だ)
235 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2015/10/26(月) 07:25:08.01 ID:S5znDjdoO
乙ー
236 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/10/26(月) 12:25:22.83 ID:RHcK62FAO
乙!
泊地は残念な娘だなぁ〜
237 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/10/26(月) 14:56:42.49 ID:6OMqnASvO
乙乙
新鮮な噛み方にゃし
238 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/10/30(金) 01:56:12.93 ID:RDrW+Mub0
泊地「素晴らしい力だ。ゼロを蜂の巣にしろ!」
艦載機<ブォォォォォン!ズドドドド!×4
ゼロ(黒い艦載機か。しかも、速い!)シュタッ!
泊地「それだけではないぞ」ガチャリ!
ゼロ「…!」
泊地「当たれ!」ズドン!ズドン!
ゼロ(…あの巨砲は不味い)
ドゴゴゴオオ―――ン!
泊地「ふふふ…どうだ!欠片も残らないだろう」
シ―――ン…
泊地「実に呆気ない最後…」
バシャ――ン!
ゼロ「止めを刺すまで慢心するな」
泊地「きゃっ!…流石だな。簡単に死なれては困るからな」
ゼロ「その力と姿については聞きたい事が山ほどある」
泊地「私を倒せたらな!」ドオン!
239 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/10/30(金) 01:57:05.92 ID:RDrW+Mub0
艦載機<ブォォォォォン!×4
ゼロ(艦載機の動きが恐ろしく速い)キュイン!キュイン!
泊地「囲んで撃ちまくれ!」
ゼロ「…」シュタッ!バシュン!
艦載機<?!!!ドカン!×2
ゼロはバスターガンのチャージショットで2機の艦載機を撃墜する
??<アリガトウ
ゼロ「なんだ?声が…」
艦載機<ズ┣¨┣¨┣¨┣¨!
ゼロ「フン!」シュパン!
艦載機<……ドカン!
??<コレデタタカナクテスム
泊地「いくぞ!」
240 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/10/30(金) 01:58:33.61 ID:RDrW+Mub0
南方「そこまでです」
装甲「ゼロ、これを見ろ」
睦月「うぅ…」
如月「ごめんなさい」
ゼロ「…そういう事か」
泊地「え?」
装甲「捕虜がどうなってもいいのですか」
ゼロ「…彼女らに手を出すな」
南方「ふっ…」ズドン!
ゼロ「ぐっ…」被弾!
睦月「ゼロさん!」
装甲「泊地、よくやりました」
泊地「え…あ、なんでお前らが」
ゼロ「…」グッタリ
241 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/10/30(金) 01:59:07.81 ID:RDrW+Mub0
南方「我々は彼が必要だったのです」
泊地(私は一対一の戦いを望んでたのに…)
装甲「彼女らはどうしますか?」
南方「ゼロを従わせる為に必要です。連れて帰ります」
泊地「待て!ゼロをどうする気だ?」
装甲「連れ帰ります」
南方「ゼロのDNAデータを抜き取ります」
泊地「DNAデータだと…(…DNAデータってなに?)」
242 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/10/30(金) 02:29:06.20 ID:CDBov+w/0
ほんとピーチ姫なみに捕まるな睦月。
243 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/10/30(金) 16:59:12.49 ID:CACn72eRO
あかんこれじゃ(ゼロが色んな意味で)4ぬ!
244 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/10/30(金) 21:08:29.31 ID:9k8RphJVO
>>243
4ぬほどヤバいのか?
245 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2015/10/31(土) 09:18:29.15 ID:gi89zzz0O
乙ー
246 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/11/03(火) 19:32:37.99 ID:NcPAD6wzo
おおぅ追いついた
乙
247 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/11/05(木) 11:35:12.84 ID:lJ1fWm0k0
鎮守府 執務室
提督「…遅いわね」
曙 「あの屑鉄がいるから大丈夫よ」
提督「叢雲」
叢雲「一応、捜索隊を編成しておいたわよ」
提督「ありがとう。日が落ちる前に向かわせましょう」
ドア<コンコン!
長門「提督、いいか?」
提督「どうしたの?」
長門「それがだな…」
ハルピュイア「失礼する」
提督「!」
ハルピュイア「突然の訪問で申し訳ないな」
248 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/11/05(木) 11:36:05.87 ID:lJ1fWm0k0
深海棲艦アジト
如月「…ここは独房かしら?」ムクッ
「当然、扉は開かない。艤装も取り上げられたわ」
「なんとかしないと」<キサラギチャン…キコエル?
如月「え?睦月ちゃん」
ドア<ヨカッタ、スコシマッテネ
ドア<カチャカチャ…カチカチ!ガチャリ!!
睦月「ふぅ…少し手こずっちゃいました」フキフキ
如月「睦月ちゃん!」
睦月「しーっ。直ぐに逃げないと」
如月「睦月ちゃん…逞しくなったわね」
睦月「睦月だけ、攫われたり、…漏らしちゃったり、轟沈したりしてるもん」ボソッ
「強くなるしかないもん」
如月「アッハイ」
睦月「朝潮ちゃん達も助けないとね」
249 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/11/05(木) 11:37:27.41 ID:lJ1fWm0k0
数分後
朝潮「睦月さん、助かりました」
満潮「感謝するわ」
霞 「…ありがと」ボソッ
睦月「ここにはゼロさんがいませんでしたね」
如月「違うところにいるのかしら」
朝潮「艤装を取り返して助けにいかないと」
朝潮「ゼロさんのDNAデータを抜き取ると言っていましたよね」
睦月「DNAデータってなんだろう?」
霞 「それ…」
一同「?」
霞 「あ・赤ちゃん…作るのに…必要なんじゃないの///」
満潮「はあ!赤ちゃんですって!」
如月「それって人間の男性から出る…」
睦月「にゃーし!にゃーし!」
朝潮「それがあればゼロさんの子どもを孕めるのですね」
霞 「孕むとか言うな!」
睦月「にゃまにゃましい」
如月「それが奪われたら深海棲艦とゼロさんの愛の結晶が出来るのね」
睦月「違うよ!」
朝潮「睦月さん」
睦月「無理やりなら愛の結晶じゃないよ!」
朝潮「何としても止めないと」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴォ!
睦月「正妻の座は渡しません」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴォ!
睦月・朝潮「どんな手を使ってもゼロさんを取り戻します」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴォ!
250 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/11/05(木) 11:38:03.04 ID:lJ1fWm0k0
鎮守府 執務室
ハルピュイア「六角蒼子提督、艦娘を兵器としてではなく人として扱い」
「艦娘からの信頼は厚く、地域復興にも協力的だ」
「しかし、本部からの評価はよくないようだな」
「艦娘の被害を抑える為に数多の命令違反を犯した」
提督「当然です。私は艦娘達を家族のように愛していますから」
ハルピュイア「…家族か」
提督「そうです」
ハルピュイア「ここに来たのは、大佐鎮守府に所属していた艦娘を保護するのが目的だったのだが」
提督「…」
ハルピュイア「他にも目的がある」
提督「なんでしょうか」
ハルピュイア「いるのだろ?ゼロが…」
251 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/11/05(木) 23:45:42.59 ID:TbPHbWofO
睦月ェ
252 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2015/11/06(金) 09:13:39.93 ID:0X3QSXnjO
乙ー
253 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/11/18(水) 01:19:51.58 ID:aZKNqYdK0
深海棲艦アジト 倉庫
朝潮「艤装を取り返す事が出来ましたね」
満潮「見張りがいないから楽だったわ」
霞 「艤装を点検するのよ」
如月「弾薬、燃料も溢れるぐらいあるわ///」
朝潮「ゼロさんの装備も回収しました」
睦月「あれれ、これは?」
如月「どうしたの?」
睦月「空母の人が使う弓かな?」
朝潮「どうしてここに弓が」
霞 「あんまり考えたくないけど奴らが倒した艦娘のじゃないの」
満潮「矢がないじゃない」
矢<ココニイルゾ
睦月「ありました。紫色の矢です」
朝潮「私達に使えますかね」
如月「何かに使えるかもしれないわ」
254 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/11/18(水) 01:20:52.55 ID:aZKNqYdK0
深海棲艦アジト 牢獄
ゼロ「…睦月達は無事なんだろうな?」
装甲「第一声が部下の心配か」
南方「一応無事だが貴様の協力次第だ」
ゼロ「協力だと」
装甲「お前のDNAデータを貰う」
南方「大人しく渡せば仲間は無傷で返してやろう」
ゼロ(仲間の無事が優先だ。従うしかないか)
ゼロ「好きにしろ」
装甲「賢明な判断です」
南方「体を楽にしてください」
ゼロ(何故こいつらはDNAデータの存在を知っている?)
(それにオレを被弾させた兵器はレプリロイド用のものだった)
(誰だ…こいつらに協力しているのは?)
255 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/11/18(水) 01:22:17.14 ID:aZKNqYdK0
睦月「こっちかな」
朝潮「私もそう思います」
霞 「なんでわかるのよ」
如月「愛ゆえにかしら」
睦月・朝潮「ゼロさんの匂いがする・します」
満潮「なんなのよ…あんたらは」
睦月「何としてもゼロさんからDNAデータを取り出す行為を防がないと」
<グワアァァァ!
如月「今の声は!」
霞 「あいつの声…」
睦月「ゼロさんだ!」
ゼロ「ぐぅ…」ガクッ!
装甲「まだ始まったばかりですよ」バキバキ!
南方「どんなに堅い装甲に覆われていても」メキメキ!
ゼロ「…はぁ…がぁ!」バチ!バチバチバチ!
南方「内部はどうしようもありません」ドシュ!
ゼロ「…」ガラン!ガラガラ!
南方「装甲は特別仕様です。堅くて軽い」
装甲「機械人形かと思えば一部は我々と同じでしたか」
南方「見た目は全く違うのに中身は我々と同じ」
装甲「目標は達成しました。行きましょう」
256 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/11/18(水) 01:24:35.50 ID:aZKNqYdK0
睦月「うぅ!ぐぅ!」
如月「駄目よ。落ち着いて睦月ちゃん」ガシッ!
睦月「けど、けど、けど、ゼロさんが」ポロポロ
満潮「あんなの拷問よ」
霞 「麻酔無しで胸部解放するもんじゃない」
朝潮「あの二人…許さない」
如月「今は我慢よ。隙をついてゼロさんを助けないと」
朝潮「誰か来ます」
ゼロ「…」グッタリ
泊地「何てことだ」
「おい。大丈夫…な訳ないよな」
(内蔵は機械と我々の艤装の部品が組み込まれている)
ゼロ「…ぐはっ!…」バチバチ!
泊地「楽にしてやる」スッ
ゼロ「…ぐ…」
<ゼロサン!
泊地「誰かいるのか!」
シーン…
泊地「南方も装甲もいないからゆっくりするか(棒)」
257 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/11/18(水) 01:25:20.38 ID:aZKNqYdK0
睦月「ゼロさん、ゼロさん」
ゼロ「…」
如月「大変意識が無いわ。直ぐに鎮守府に戻らなきゃ」
朝潮「鎖を外さないと」
霞 「刃物なんて無いわよ」
睦月「えぃ!えぃ!」ガキン!ガキン!
満潮「固すぎるわ」
如月「睦月ちゃん、どこにナイフを隠していたの?」
睦月「そうだ!」
睦月はゼロにZセイバーを握らせスイッチを押させる。
Zセイバー<ブォン!
睦月「やったぁ!動いた」
朝潮「なるほど、その手がありましたか」
如月(睦月ちゃん///本当に逞しくなったわね)シミジミ
睦月「さあ、脱出です」ガシッ!
ゼロ「…」
258 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/11/18(水) 01:25:54.82 ID:aZKNqYdK0
泊地(これでいいだろう。ゼロと勝負が不本意な形で終わるのは嫌だし)
(しかし、薬を使って強くなったが肌が変わったような?)
鏡<オレヲミロ
泊地「なんだこれは!」
「肌が髪が服が中途半端に変化している…」
「なんか…艦娘みたいになってる」
「あの二人め、私を騙したな!」
259 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/11/18(水) 01:26:44.06 ID:aZKNqYdK0
深海棲艦アジト付近
満潮「まだ起きないの!」ドォン!
朝潮「あんな事されてたんですよ。起きるほうが不思議です」ドォン!
霞 「あぁ!もう!起きなさいよ。このクズ」ゲシッ!
如月「通信機の有効範囲までまだ遠いわ」ザージー!
睦月「撃ち続けて敵の追撃を防ぐのです」ドォン!
ゼロ「…」
霞 「頼むから起きなさいよ」ガシガシ!
満潮「叩いて起きるわけないでしょ!それより撃ちなさいよ」ドォン!
睦月「霞ちゃん、帰ったらお話しましょう」
ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!バシュン!バシュン!
霞 「ひぃ!お願いだから起きなさいよ」ユサユサ
260 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/11/18(水) 01:27:46.22 ID:aZKNqYdK0
南方「油断しました」
装甲「まさか逃げだすとはね」
南方「装甲わかっていますね」
装甲「もう発艦している」
艦載機<ブオオオオオォォォォ!ズドドド!
睦月「艦載機が来ます!」ドォン!ドォン!
朝潮「制空権を確保されたら不味い」ドォン!
艦載機<ヒューーーーーーーーーン!
満潮「爆撃よ!」
ドカ―――――――ン!
睦月「…みんな大丈夫?」
朝潮「まだ…戦えます」
霞 「ゼロも…無事よ」
如月「敵艦載機…直上よ」
艦載機<ヒューーーーーーーーーン!
睦月「うにゃ!にゃめだぁ!」
261 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/11/18(水) 01:28:47.48 ID:aZKNqYdK0
艦載機<被弾…被弾!ドカン!
睦月「…あれ?」
如月「もしかして、ゼロさんが助けてくれたの?」
ゼロ「…」
霞 「まだ目を覚まさないわよ」
朝潮「一体誰が」
泊地「残念だったな。私だ!」ビシッ!
満潮「なんで敵のあんたが!」
泊地「今は見逃してやるから逃げろ」
睦月「助けてくれるの?」
泊地「いいから逃げろ!小娘達」
如月「もう少しで通信可能範囲よ。頼るしかないわ」
南方「何をしている」
装甲「艦娘に協力した?」
262 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/11/18(水) 01:30:19.01 ID:aZKNqYdK0
泊地「協力?違うな。見逃してやっただけだ」
「私はゼロとの真剣勝負を望んでいる。その為だ」
南方「そんな事の為にか」
装甲「理解出来ません」
泊地「それと貴様らに聞きたい。あの薬はなんだ!この姿はなんだ!」
装甲「あれは開発中の薬です」
南方「使用者の潜在能力を過度に引き出すようですね」
泊地「深海棲艦である私に艦娘の力があるのか」
装甲・南方「それは違います。あなたは我々に沈められた艦娘です」
泊地「…艦娘だと…私は深海棲艦の姫だ」
装甲「それはあなたが生まれ変わったからです」
南方「我々は二人の艦娘を沈めた」
装甲「暫くしてその場所にあなたがいた」
泊地「嘘だ!また私を騙すのか!」ドオン!
南方「これは真実だ」
装甲「その時に沈めた艦娘の名前は…」
泊地「違う!私は深海棲艦の誇り高き姫の泊地棲姫だ」
装甲「聞く耳持たず」
263 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/11/18(水) 01:31:28.46 ID:aZKNqYdK0
如月「はい…そうです。至急救援をお願いします」
「鎮守府と通信出来たわ!」
朝潮「後は後退しながら迎撃するだけですね」
霞 「最後まで油断するんじゃないわよ」
満潮「霞…ゼロはどこよ?」
霞 「満潮が運んでたでしょ?」
睦月「えーと…オレが時間を稼ぐから撤退しろ、って」
霞 「ばっかじゃないの!あいつ」
如月「お願い早く来て!ゼロさんが単独で姫と戦っているの!」無線
満潮「どうして止めなかったのよ」
睦月「にゃって…大丈夫だ。オレに任せろって言って」
朝潮「言って?」
睦月「頭をナデナデされたら///」
朝潮「くっ!それは仕方ない」
如月「ゼロさんは心臓剥き出しで戦っています!」無線
264 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/11/18(水) 01:32:34.06 ID:aZKNqYdK0
泊地「くっ…」大破!!!
南方「何を思って我らに歯向かったのか」小破!
装甲「だが、これまでだ」小破!
泊地(時間は稼げただろう)
南方「二度目の死だ」
装甲「もう会う事はないでしょう」チャキッ!
泊地(あぁ…ゼロと戦いたかったなぁ)
<バシュン!
装甲「なに!」ビリビリ!
南方・装甲「ぐぬ!」ドギャン!
泊地「どうして…ここに?」
ゼロ「借りを…返しに来ただけだ」
南方「その体でよく動けるな」
装甲「心臓が剥き出しですよ」
ゼロ「それがどうした?問題無い」
南方「今度こそスクラップにしてあげましょう」チャキッ!
装甲「行け!艦載機よ」
艦載機<ブオオオオオォォォォ!ズドドド!
ゼロ「動けるか?」
泊地「え…あぁ、動ける」
ゼロ「なら逃げろ。オレが奴らを倒す」
265 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/11/18(水) 01:33:08.99 ID:aZKNqYdK0
鎮守府 レヴィアタン格納庫
提督「後どれくらいで出撃出来るの!」
明石「2分です」
提督「長い!40秒で支度しな!」
明石「了解!」
提督「ハルピュイアさん、申し訳ないけど」
ハルピュイア「職務を全うしてくれ」
提督「ご理解ありがとうございます」
明石「提督、行きますよ!」
提督「今行くわ」
266 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/11/18(水) 01:33:40.71 ID:aZKNqYdK0
レヴィアタン船内 格納庫
アイリス「ゼロの胸部が開いたままと聞きました」
「直ぐに修理出来るように準備します」
夕張「胸部開いたままってどういうことですか!」
電 「それって…はわわ」
雷 「心臓丸出しよ」
暁 「きゃー!」
響 「それは…恥ずかしいな」
夕張「違うそうじゃない」
267 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/11/18(水) 01:34:14.18 ID:aZKNqYdK0
深海棲艦アジト付近海域
南方「沈め!」ドオン!
装甲「穴だらけにしてあげる」ズドドドド!
ゼロ「…」シューシュタッ!
南方「逃げてばかりか」ドオン!
ゼロ「ハア!」ガキン!
艦載機<ブオオオオオォォォォ!
ゼロ「そこだ」バシュン!
艦載機<!!!墜落
装甲「攻め続けて消耗させますよ」
ゼロ「テイ!セイ!ハア!」シュパ!シュパン!ザシュ!
南方「ふふ…本当は力が出ないのではないですか?」
ゼロ「…」
装甲「沈黙は肯定です」
泊地「ゼロ…やはり負傷したせいで」
ゼロ「ぐっ…」被弾
泊地「駄目だ!主砲が破壊されて…何も出来ない」
ゼロ「…ぐは!」中破!!
南方「バラバラにしてやる」
268 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/11/18(水) 01:35:56.60 ID:aZKNqYdK0
睦月「ゼロさん!」ドォン!
霞 「無茶するんじゃないわよ」ドォン!
満潮「全弾撃ち込むのよ!」ドォン!ドォン!
泊地「お前ら…」
如月「私達の後ろに隠れてください」ドォン!
朝潮「あなたがゼロさんを治療していたのはわかっています」ドォン!
睦月「あなたは敵ではありません」ドォン!ドォン!
泊地「うぅ…」
如月「もう少しで救援が来るけど…弾薬が心もとないわ」
睦月「この弓矢使えるかな?」
霞 「力が足りないわよ」
如月「みんなで使えばどうかしら?」
泊地「やらせてくれ」
朝潮「え?」
泊地「私の力なら飛ばせるはずだ」
朝潮「しかし…どうしましょう」
睦月「必ずゼロさんを助けてください」
泊地「任せろ」
如月「これをどうぞ」
269 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/11/18(水) 01:36:44.79 ID:aZKNqYdK0
泊地「やはりな…実に手に馴染む」
(私が使っていたんだろうな。私は…)
矢<集中しろ
泊地「え?」
矢<今はゼロを助ける事に集中しろ
泊地「矢がしゃべっている!」
矢<見た目はかなり変わったが中身はそのままだ
泊地「ゼロを知っているのか?」
矢<早く射ろ
泊地「終わったら聞かせろよ」
グッ!キュキキキキキ!
泊地「…この一撃は外しはしない!」
ヒュン!キュイ―――――――ン!ピカーン!
270 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/11/18(水) 01:38:57.64 ID:aZKNqYdK0
装甲「艦載機で何ができる!」ドオン!
イーグリード「空中で負けるかよ」ズドドドド!
装甲「ぐっ!ただの艦載機じゃない」被弾
睦月「すごい!あの紫色の艦載機とっても速い」
南方「なんだ!」被弾
イーグリード「これで今までの貸しは帳消しだ!」
ヒューーーーーーーーーン!
ゼロ「紫色の…鷲」
ドカン!ビュオオオオオオオオ!
紫の艦載機から放たれた魚雷が爆発し巨大な竜巻が発生する。
装甲「この竜巻は!」バリバリ!
南方「飛ばされる!」バリバリ!
イーグリード「ゼロ!」
ゼロ「あぁ…解っている」キュイン!キュイン!
装甲・南方「!!!」
ゼロ「テイ!セイ!ハア!」
シュパ!シュパン!ザシュ!シュパ!
装甲・南方「きゃあぁ!」大破!!!
竜巻により飛ばされた二人に止めの連続斬りを浴びせる。
ゼロ「また助けられたな。イーグリード」
イーグリード「礼なら彼女らに言え」
一同<やったー!
ゼロ「…そうだな」
271 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/11/18(水) 18:48:13.81 ID:nxMI63KiO
来てたか
272 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2015/11/18(水) 23:35:10.42 ID:JTVevbyYO
乙ー
273 :
◆J1uqY4ZuttsS
[saga]:2015/11/19(木) 11:18:43.86 ID:Me9xPSFn0
イーグリード「また助けが必要なら矢を飛ばせ」
ゼロ「イーグリード、お前は」
イーグリード「悪いな。あまり長く話せないようだ」
ゼロ「これだけは言わせてくれ」
イーグリード「なんだ?」
ゼロ「…ありがとう」
イーグリード「当然だろ」…シュン
南方「ぐっ…ここまでとは」
装甲「目標は達成しました。ここは退きましょう」
ゼロ「待って!ぐっ…」ガクッ!
南方・装甲「それでは失礼」
ゼロ「…深追いは無理だな。合流するか」
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