榛名「榛名恋愛相談所」 漣「3件目ですよご主人様!」

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344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/24(土) 10:28:53.09 ID:qSbgv8u80
瑞鳳
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/24(土) 18:45:46.22 ID:CsrGzk09o
加賀
346 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/12/24(土) 23:37:36.31 ID:Hhs3fcxU0
ジョジョのアニメは終わってしまいましたがこのスレは終わりません

というわけでクリスマスイブ特別イベント、ヒロインは大鳳

投下開始します
347 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/12/24(土) 23:49:38.89 ID:Hhs3fcxU0
〜クリスマスイブの商店街〜

提督「寒い重い早く帰りたい」ズーン

大鳳「はいはい、後は酒屋さんでお酒を買ったら終わりですから、もうちょっと頑張ってね」

提督「まさかあんだけ用意してた料理と酒が足りなくなるとはな……」

大鳳「本当に山のような量があったのにね」

提督「赤城の奴どう考えても自分の体積の3倍くらい食ってるだろ」

大鳳「く、空母は燃費が悪いから仕方ないんじゃないかしら」フイッ

提督「他人事みたいに言ってるがお前も食い過ぎだからな大鳳」

大鳳「ううっ……」///

提督「つーか赤城はなんとなく大食いっぽい感じだが、お前が摂取した栄養はどこへ……」ジー

大鳳「提督?どこを見て言ってるのかしら?」ニコッ

提督「さて、酒屋はここの角を右だったかな?」

大鳳「誤魔化そうとしても無駄ですよ」

大鳳(私だって少しは育って……る訳ないわよね。艦娘だし)ズーン
348 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/12/24(土) 23:57:31.95 ID:Hhs3fcxU0
提督「にしてもなんか懐かしいな」

大鳳「?」

提督「いや、そういえば去年もこの季節にお前と二人で買い出しにきたなって」

大鳳「ええ、そんなこともあったわね」

提督「いやーあの時は驚いたなー。まさかいきなり唇を奪われ――――」

大鳳「こ、この話はもうおしまい!ほ、ほらもうそろそろ酒屋さんに着くわよ」///

提督「照れる大鳳は可愛いなあ」

大鳳「……提督がいじめるって榛名に言いつけるわよ」

提督「ごめんなさいやめてください死んでしまいます」
349 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/12/25(日) 00:18:40.33 ID:n1o0wmX50
〜買い物終了〜

提督「さて、買うもの買ったしさっさと帰るか」

大鳳「あ、ちょっと待って」

提督「? 何か用事でもあるのか?」

大鳳「ええっと、特別そういう訳ではないのだけど……少し、街を見て回りたいな、なんて」

大鳳「ダメ、かしら?」

提督「……あんまり時間は取れないぞ。待たせすぎて赤城が暴走したりしたら洒落にならん」

大鳳「提督――――」

提督「まあ俺もこういう雰囲気は嫌いじゃないしな。この寒空の中買い出しに行ったご褒美くらいあってしかるべきだろ」

大鳳「――――ありがとう」クスッ
350 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/12/25(日) 00:38:51.01 ID:n1o0wmX50
提督「相変わらずデカイなここのツリー」

大鳳「そうね。でも、私は鎮守府のツリーも素敵だと思うわ」

提督「俺もそう思うが、やっぱこの迫力は凄いって」

大鳳「なら、来年は大きいのを飾ればいいんじゃないかしら」

提督「……予算が足りればな」
351 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/12/25(日) 00:47:30.10 ID:n1o0wmX50
提督「流石にこの時間帯だともうケーキは売り切れてるか。余ってるなら買ってこうと思ってたんだが」

大鳳「うちには提督や漣が作ったのが大量にあるじゃない」

提督「そりゃそうだけど、どうしてもプロが作ったのには劣るんだよなぁ」

大鳳「そう?私は、提督が作ったのもお店で買ったのもどっちも美味しいと思うけど」

提督「いや、クリームもスポンジも、微妙に届かないんだよ。こればっかりは趣味で作ってる人間とそれを仕事にしてる人間の差なんだろうな」

大鳳「……個人的な意見を言わせてもらえば、私は提督の作るケーキの方が好きよ」

提督「それはどうも。そう言ってもらえるなら作ってる甲斐があるよ」
352 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/12/25(日) 01:18:34.60 ID:n1o0wmX50
〜街を巡って〜

提督「で、どうだった?」

大鳳「とても楽しかったわ。ありがとう、提督」

提督「ああいや、そうじゃなくて」

大鳳「?」

提督「『――――お前の周りにある顔を見てみろ。幸せそうに見えたなら、きっとお前は『行動する』って選択は間違っちゃいない。お前は、誰かの役に立ててるって胸を張れ』」

大鳳「――――」ドキッ

大鳳「――――覚えてたのね」クスッ

提督「たった一年前のことだからな」
353 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/12/25(日) 01:32:27.59 ID:n1o0wmX50
提督「……確かめてたんだろ。自分が、胸を張れるかどうか」

大鳳「ええ、そう」



不思議な人だ。恋愛がらみのことに関しては呆れるくらい鈍いのに、それ以外のところではまるで心を見透かせるかのように鋭い

一年前も、今も。変わらず私の心の奥深くに触れてくる



提督「で、どうだった?」

大鳳「――――みんな、幸せそうだった」



仲良く手を繋いで歩く家族連れ。稼ぎ時を逃さないように大声で客引きをする店員。そして、身を寄せ合うように笑いあう恋人たち

みんなみんな、幸せそうだった



大鳳「だから、私は胸を張って言うわ。『私の一年は、間違えていなかった』って」



でも、一つだけ

やり残したことが、まだある



大鳳「提督」

提督「ん?」

大鳳「嫌なら、避けてね」グイッ

提督「!?」

チュッ

提督「た、大鳳?急に何して――――」

大鳳「今年のは、お礼じゃないから」タタッ

提督「あ。おい、ちょっと待て!」タタッ



――――みんなを幸せに出来たのだから

次は、自分を幸せにしてみても、いいわよね――――
354 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/12/25(日) 01:34:10.65 ID:n1o0wmX50
〜提督の脳の一部が、拡張されました〜



対象:大鳳

恋愛度:☆1

状態:気づかない程度の想い
355 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/12/25(日) 01:36:06.17 ID:n1o0wmX50
イブ特別イベント終了。大鳳は丁寧語と普通の口調が混ざるので書くの難しいです

次は今日の夜に秋月のイベントを投稿予定。お楽しみに



艦これ全然関係ないですが秋アニメの中では灼熱の卓球娘が今のところ一番面白かったです
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/25(日) 11:30:16.38 ID:RGKPdRtco
乙です
357 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/12/25(日) 23:59:53.54 ID:n1o0wmX50
ギリギリセーフ!セーフです!

投下開始します
358 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/12/26(月) 00:15:17.73 ID:DQX0TTLY0
〜クリスマスの鎮守府〜

秋月「司令ー。起きてくださーい」ユサユサ

提督「あ、あと三十分」

秋月「朝ごはんの時間終わっちゃいますよー?」

提督「自分で作るからいい……」

秋月「……どうしても起きる気がないんですね?」ハア

提督「くー……すー……」

秋月「なら、秋月にも考えがあります」
359 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/12/26(月) 00:38:11.15 ID:DQX0TTLY0
〜一時間後〜

提督「……ん」ガバッ

提督「ん〜〜〜!よく寝たな――――ッ!?」

秋月「あ、起きましたか?司令」

提督「あ、秋月!?なんでここに!?つーかなんで布団の中に!?」

秋月「何度起こしても起きないので、いっそ一緒に寝てしまおうかと。お仕事もお休みですし」

提督「だからって男の布団に軽々しく入るなよ!?俺はお前をそんな子に育てた覚えは無いぞ!」

秋月「私も司令に育てられた覚えはないです」

提督「お前が生まれた時から一緒にいるのに!?」

秋月「へ、変な言い方しないでください!」
360 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/12/26(月) 00:52:29.46 ID:DQX0TTLY0
提督「まあいいや。バカなこと言ってないで朝飯にしよう」スクッ

秋月「あ、それなら今朝は秋月に任せて頂けませんか?」

提督「マジか。じゃあよろしく頼む」

秋月「はい!秋月、精一杯頑張ります!」ビシッ タタッ

提督「……秋月の料理か。麦飯あったっけ?」
361 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/12/26(月) 01:17:47.03 ID:DQX0TTLY0
〜少女料理中〜

ヤミナ「なうろーでぃんぐです!」

〜料理終了〜

秋月「お待たせしました」

提督「いや、言うほど待ってないぞ」トントン

秋月「あれ?今年はもうお仕事はお休みだったんじゃ……」

提督「細かい書類整理くらいはあるんだなこれが。まあ本当に細かいのばっかだからもう終わったけどな……さて、食べようぜ」

秋月「はい。今日の朝ご飯は銀シャリと焼き鮭、卵焼き、味噌汁、あと沢庵です」

提督「秋月にしては朝から豪勢だな。いや、俺としてはありがたいんだが」

秋月「秋月も成長してるんです。節制は確かに大切ですけど、この豊かな時代にそこまで徹底するのも逆に窮屈になってしまいますから」

提督「なるほど。じゃあ成長した秋月の料理の腕も見せてもらおうか。いただきます」

秋月「召し上がれ」
362 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/12/26(月) 01:35:09.99 ID:DQX0TTLY0
〜食事終了〜

提督「ふう。ご馳走様」

秋月「お粗末さまでした。その、どうでしたか?」

提督「美味かったよ」

秋月「そうですか……良かった」ニコッ

提督「しっかし今日はこれからどうしようか。仕事は無いし、どっか出掛けるのもなあ。昨日大鳳と――――」

秋月「司令?どうしたんです?お顔が赤いようですけど――――」

提督「い、いや何でもない」///

秋月「?」
363 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/12/26(月) 01:42:28.34 ID:DQX0TTLY0
提督「ゴホン。そんなことよりこれからの予定だ。秋月は今日ヒマ……なんだよな?」

秋月「ええ。駆逐艦の子たちはもう出掛けてしまったようですし」

提督「……悪いな。俺が起きなかったせいで残らせちまって」

秋月「気にしなくていいですよ。元々秋月は出掛けるつもりはなかったですから」

提督「そうなのか?」

秋月「はい。昨日いっぱいはしゃいだら少し疲れてしまいました」エヘヘ

提督「そうか。なら今日は鎮守府でゆっくりするかな」

秋月「いいですね。今日は天気もいいですし、お昼寝したら気持ちよさそうです」

提督「あとはそうだな……久しぶりに遊戯室で遊ぶのもアリか」
364 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/12/26(月) 01:59:25.33 ID:DQX0TTLY0
〜で、その後〜

提督「ふう遊んだ遊んだ。テニスコートまであるとかここ絶対鎮守府じゃないな」

秋月「ゆっくりするって言ったのに結局運動しちゃいましたね」

提督「スポーツで身体を動かすことは滅多にないしたまにはいいだろ?」

秋月「そうですね。新鮮で楽しかったです」

提督「流石に一日中ってのはキツイし、午後からはあまり身体を使わないのにするか。ゲームとか」

秋月「最近は漣に貸してもらっているので結構得意なんですよ、ゲーム」

提督「……それは初耳だな。一応聞いておくが、健全なやつだよな」

秋月「? 普通のアクションゲームですけど」

提督「ああ、ならいいんだ」

提督(あいつならうっかりエロゲ貸しかねないからな。KeyとかCircusならともかく型月とかニトロなんて秋月にやらせたらトラウマになる)

秋月「それにしても司令」

提督「ん?なんだ?」

秋月「……全然減りませんね。これ」

>昨日余った大量のケーキ

提督「……正直、作りすぎたと後悔してる」
365 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/12/26(月) 02:13:08.15 ID:DQX0TTLY0
秋月「司令張り切ってましたもんね」

提督「どうせ一航戦が食い尽くすだろと思ってたからなあ。まさかあの2人があっさり飲みつぶれるとは」

秋月「元はと言えば司令が度の強いお酒を買ってきたのが原因だったんじゃ……」

提督「ちょっとしたジョークのつもりだったんだよ。本当に飲むとは思わなかったんだ」

秋月「確か去年も同じようなことを言ってパルスイート入りのコーヒーを漣に飲ませて怒られていた気が……」

提督「うっ」

秋月「一昨年はデスソースシュークリームを榛名に食べさせて――――」

提督「その先はやめてくれ。思い出したくない」ブルッ

秋月「もう。ちゃんと反省しないから同じ過ちを繰り返すんですよ?」

提督「反省はするんだけど己が内にある悪戯心を抑えられないんだなこれが」
366 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/12/26(月) 02:25:41.92 ID:DQX0TTLY0
提督「そういや去年も一昨年も、この時期に秋月と一緒に過ごした記憶が」

秋月「そういえばそうですね。確かに、クリスマスの前後は司令との思い出があります」

提督「最近見ないけどあのハリセンってどうしたんだ?」

秋月「一週間前に司令にツッコミを入れたときに少し破れてしまったので、引き出しに仕舞ってあります」

提督「そんじゃ今度新しいの買いに行くか」

秋月「はい――――って、どうせならもう少し女の子っぽいものがいいです」

提督「でも必要だろ?ハリセン」

秋月「無くてもツッコミは出来ますよ」

提督「それもそうか。ま、何はともあれ秋月と過ごす冬も3年目だ。来年もまたこうしていられるといいな」

秋月「来年だけじゃ嫌です」

提督「ん?」



秋月「来年も再来年も、その次も。出来ることならずっと、一緒にいたいです」



提督「――――ああ、そうだな。来年も再来年も、その先もずっと一緒だ」

秋月(そして、出来ることなら)

秋月(いつかは、もっと近くに――――)
367 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/12/26(月) 02:30:13.85 ID:DQX0TTLY0
秋月イベント終了。いつも通りの尻すぼみっぷり。いつもオチがやっつけでごめんなさい

次回は明後日。火曜日の夜に来ます。駆逐艦回です



劇場版艦これ、面白かったんですがあれどう考えても吹雪じゃなくて睦月が主人公だと思います。あと川内さんテライケメンでしたね
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/26(月) 09:02:27.15 ID:cR0O8VTbO
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/26(月) 09:55:38.25 ID:m3SOeAnOo
乙です
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/27(火) 15:08:43.16 ID:ubLBkt5VO
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/31(土) 20:13:21.86 ID:1/hTDhmU0
明後日がまだ来ない
372 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/01/01(日) 00:01:11.86 ID:Cz4//dlN0
あけましておめでとうございます

今年もこのスレッドをよろしくお願いします

謝罪と本編はあと数分待ってネ
373 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/01/01(日) 00:17:07.53 ID:Cz4//dlN0
〜新年あけましておめでとう〜

提督「あけましておめでとう」

榛名「今年もよろしくお願いします」

提督「この挨拶も今年で三年目か」

榛名「感慨深いですね」

提督「そうだな。始めた当初はまさかこんなに長く続くとは思わなかったからな」

榛名「なお時間とスレ数が釣り合ってないようなのですが」

提督「おっと>>1の心はガラスだぞ」

榛名「今年こそはきちんと完結目指して頑張りましょう」

提督「いや、正直今年は去年一昨年とは比較にならないくらい忙しそ――――」

榛名「年度明け!年度明けまではセーフですから!」

提督「まあしばらくは更新頻度を安定させつつ、終わりに向けて進む準備をしていく予定ではあるらしい」

榛名「それいつも言ってますよね」

提督「せやな」



「二人ともー!そろそろ初詣行くよー!」

提督「っとと、もうそんな時間か」

榛名「それでは榛名が締めの挨拶を――――未熟な上に怠惰な>>1ですが、今年も一年、読んでくださる皆様のために精一杯頑張りますので、どうか応援よろしくお願いします」ペコリ
374 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/01/01(日) 00:23:47.66 ID:Cz4//dlN0
火曜日に投下しようと思った如月回をなんとなく気に入らなくて書きなおす
→何度書いても納得出来なかったので不知火に変えて書き始める
→やっぱり以下略だったので諦めて別の書き溜を投下しようとする
→日付を見たら12/30
→慌てて大掃除をする
→年明け直前にスレのことを思い出して新年の挨拶でお茶を濁す←今ココ

というわけで新年の挨拶です。今年も頑張ります

お正月中は来れるかどうかわかりませんが、時間があれば書き溜めを投下します



追記:現在(おそらく)最後になると思われる漣メインの番外編を執筆中です。これが終われば一応、このシリーズの終了にいつでも動き出せるようになります。いつ完成するかは未定ですが春までには何とか書き終わらせます

それでは皆様、よいお正月を
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/01(日) 00:30:38.50 ID:bT6Pb6eqo
乙です
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/01(日) 00:36:49.20 ID:Z4Xb73RMO
筋力D
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/08(日) 01:25:33.49 ID:JChqMhIS0
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/05(日) 16:04:13.50 ID:USysr8vz0
379 : ◆ATK1PCranA [sage]:2017/02/14(火) 20:38:34.46 ID:n66U6Ai80
おかしい。ついこのあいだ年が開けたはずなのにもう二月も残り半分なんです?何が起きてるんです?

というわけでペース戻すと言った直後から放置していてすみません。平日はおろか休日すら片端から潰されていました

それでは本日はバレンタイン……の予定でしたが昨日コンマ判定を取るのを忘れていたのでそれはまた後日に回したいと思います

投下開始
380 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/02/14(火) 21:00:33.57 ID:n66U6Ai80
〜ある日の鎮守府〜

〜甘味処『間宮』〜

秋月「……よし、出来たぁ」

間宮「お疲れ様。秋月ちゃんもケーキ作りが上手になったわね」

秋月「もう三年目ですからね。まあそれでも間宮さんや司令が作ったものにはまだまだ及びませんが――――」

間宮「そんなことないわ。秋月ちゃん、毎年凄く頑張って練習してるじゃない。さっき作った試作品もとっても美味しかったわ」

秋月「そ、そうですか?えへへ……間宮さんにそう言ってもらえると自信がつきます」

如月「でも本当に羨ましいわね。如月も頑張ってるけど、なかなか秋月ちゃんのように上手くいかないもの」

睦月「睦月は如月ちゃんが作ったのも美味しいと思うけどな〜」

如月「ふふっ、ありがとう。睦月ちゃんのチョコもとっても美味しそうよ?」

能代「間宮さん、チェックをお願いしてもよろしいでしょうか?」

間宮「はーい……うん、綺麗に出来てる」

能代「よかった……すみません、能代の分も手伝ってもらってしまって」

間宮「ううん、気にしなくていいの。戦いでは役に立てないんだから、こうやって皆に頼ってもらえて嬉しいもの。能代ちゃんのはこっちのが大きいのが阿賀野ちゃんと酒匂ちゃんので……小さい方は提督のよね?」

能代「え、えっと、その……はい」///

間宮「もう、照れなくてもいいのに。でも今年も提督のは小さめなのね」

能代「は、恥ずかしいので。これでも頑張って去年よりは少し大きくしましたし、いつかは……」ゴニョゴニョ

間宮「そうね、少しづつ頑張っていきましょう?」

浜風「間宮さん、こっちもチェックをお願いします」

間宮「浜風ちゃんは……相変わらずすごい量ね」

浜風「色んな人にお世話になってますから。大和、武蔵、金剛、イムヤさんと呉のみんな、磯風浦風初風雪風天津風に……」ユビオリ

浜風「もちろん、間宮さんの分もあります」

間宮「ふふっ、楽しみに待ってるわ。まあ私としてはやっぱり、提督へのが気になっちゃうんだけれど」

浜風「今年は少し気合を入れてみました」

>巨大チョコレートケーキ

間宮「……頑張ってくださいね、提督」

浜風「?」
381 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/02/14(火) 21:20:48.23 ID:n66U6Ai80
〜食堂の厨房〜

山城「うん、こんなものかしら」ニコッ

扶桑「山城……」

山城「姉さま?どうかしましたか?」

扶桑「いえ、何でもないわ」ニコニコ

山城「?」

扶桑(明日は頑張りなさい、山城っ。私が応援しているわ)グッ

山城「??」



大鳳「よし、こんなものね」

赤城「美味しそうですね」ヒョコッ

大鳳「……明日ちゃんとあげるから今は我慢しなさい」

赤城「失敗作とかありません?」

大鳳「あるけど……食べ過ぎたらまた横須賀で特別訓練(ダイエット)する羽目になるわよ?お正月のときも大変だったじゃない」

赤城「うっ」

大鳳「というかどうしてここに?加賀の方にちょっかい掛けなくていいの?」

赤城「やり過ぎて締め出されました」

大鳳「……気の毒ね。加賀が」



鈴谷「でーきたっ!こんなものっしょ!」

熊野「お疲れ様ですわ」

鈴谷「手伝ってくれてありがとね、熊野」

熊野「親友の頼みですもの。これくらいお安い御用ですわ」

鈴谷「よし、それじゃあ買い物にでも行こっか。デパ地下でちょっといいチョコとか買って二人で食べよう!」

熊野「いいですわね。わたくしゴディバとやらのチョコを食べてみたいですわ」
382 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/02/14(火) 21:32:08.24 ID:n66U6Ai80
〜執務室〜

榛名「大丈夫です!ちょっとだけ!ちょっとだけですから!」

提督「嫌だっつってんだろアホ!絶対に飲まないからな!」

榛名「そんなこと言わずに!さあ!これを飲んでくれたら榛名と一緒にお風呂に入ってもいいですよ!?」

提督「お前の裸なんぞに興味はねえ!……こともないがそれを飲むのだけは絶対に嫌だ!」

榛名「えー別にいいじゃないですかどうせ一日で戻るんですから」

提督「一日で戻るからって女にされてたまるか!」

榛名「女の子になった提督、本当に可愛いのに……もったいないですよ!」

提督「つーか俺はいい加減チョコ作り始めないといけないんだよ!お前ら全員分作るの大変なんだからな?」

榛名「大丈夫ですチョコは女の子になっても作れます」

提督「お前の分だけ作らないぞ」

榛名「ごめんなさい」

漣「ご主人様ー?メイド服持ってきたんでこれ着てクレメンス」

提督「お前もか!」

榛名「漣さん!挟み撃ちです!」バッ

漣「おk!」バッ

提督「バカお前ら艦娘の本気の力で抑え込むとか卑怯……ぎゃああああああ!!!!!」
383 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/02/14(火) 21:37:28.39 ID:n66U6Ai80
本日の分終わり。本当は昨日投下するつもりでしたが間に合いませんでした

それではバレンタインイベントのコンマ判定を取ります。以下の艦娘から好きな娘を選んでください

@鈴谷、如月、能代 ……☆0

A山城、漣、秋月、瑞鳳、浜風、不知火、夕立、加賀、大鳳 ……☆1

Bヤミナ ……☆2

@の子は01〜80までのゾロ目以外、Aの子は81〜98までのゾロ目以外、Bの子はゾロ目です

範囲は↓10まで。それでも決まらなかった場合は更に↓5までで多数決を取ります

投下は木曜日に出来るように頑張ります
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/14(火) 21:38:18.04 ID:K4Kk+8wB0
大鳳
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/14(火) 21:39:44.12 ID:Nlh36nGA0
瑞鳳
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/14(火) 21:40:41.26 ID:tKuqsuCoO
鈴谷
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/14(火) 21:48:41.08 ID:rQ+9QPw7O
如月
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/15(水) 07:39:46.23 ID:oCUEIyioo
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/16(木) 05:08:13.48 ID:vyg6b5YK0
能代
390 : ◆ATK1PCranA [sage]:2017/02/16(木) 23:33:37.15 ID:0jHIvX/90
何とか間に合いました

急いで書きつつ投下開始
391 : ◆ATK1PCranA [sage]:2017/02/16(木) 23:51:09.14 ID:0jHIvX/90
コンコン

鈴谷「提督ー?いるー?」

提督「鈴谷か。ありがとうチョコ」

鈴谷「いやまだ何も言ってないしそれだと変な語尾みたいになってるよ?」

提督「チョコじゃないなら何の用だ。言っておくが俺が作ったのは一人につき一個ずつしか無いからな。赤城が暴れてるなら迅速に止めろ一発だけなら誤射だ」

鈴谷「加賀さんが椅子に縛り付けてたからたぶん大丈夫じゃない?ってそうじゃなくて、ちょっと今から出掛けない?」

提督「今から?まだ昼過ぎだしこの後の仕事もないから別にいいが……」

鈴谷「じゃあ準備が出来たら表門……だと誰かに見つかって時間取られそう。裏門に集合ってことでいいよね」

提督「わかった」

鈴谷「そんじゃ鈴谷も準備してくるねー」バタン スタスタ

提督「……何はともあれ準備するか」



鈴谷「よし、まずは誘うことには成功。こっからが本番なんだから頑張れ私……!」

鈴谷「今日こそ提督に告白……は無理だとしてもせめて意識してもらうくらいはなんとか……!」
392 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/02/17(金) 00:08:55.73 ID:pPCOKmBk0
提督「まだまだ寒いな……」

鈴谷「提督、お待たせ」

提督「俺も来たばっかだから気にすんな。で、どこ行くんだ?」

鈴谷「適当にブラブラして、気になったところに入ってみるつもりだけど」

提督「計画性ねえなー。まあいいや、じゃあ街の方に行ってみるか」スタスタ

鈴谷「ちょっと待ったあ!」

提督「はい?」

鈴谷「出発するより先に言うことがあるっしょ!ほら!」

提督「あー……なんかモコモコしてるな」

鈴谷「熊野がクリスマスに手編みの防寒具一式くれたんだよね。よく出来ててあったかいしやっぱ熊野って女子力高いわー……ってそうだけどそうじゃなくて!」

提督「冗談だっての。似合ってるし可愛いよ。そのコートも新品だろ?なんかいつもの鈴谷の雰囲気と違うから新鮮だ」

鈴谷「うむ。合格!」

提督「そりゃどうも」
393 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/02/17(金) 00:27:19.52 ID:pPCOKmBk0
〜バレンタインの駅前〜

鈴谷「おー流石に混んでるねー」キョロキョロ

提督「そうだな。世間一般さまでは今日は恋人とイチャコラする姿を外で見せつけ合う日らしいからな。滅びろ」

鈴谷「はいはい羨ましいのはわかったから泣かないの」

提督「泣いてねーよ!それに俺だってチョコいっぱいもらってるから全然羨ましくなんてない!全部義理だけどな!」

鈴谷(たぶん大半が本命だと思うけど)

提督「しかしこのぶんだとどこの店も大概混んでるだろうな。どうする?」

鈴谷「しばらく歩いてみよっ。もしかしたら何か面白いものが見つかるかもしれないしね」

提督「んじゃそうするか」
394 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/02/17(金) 01:07:48.37 ID:pPCOKmBk0
申し訳ありませんが今日はここまで

続きはまた今度
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/17(金) 09:36:18.78 ID:0fDbGJteo
396 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/03/15(水) 00:20:10.58 ID:iwgne/Cb0
だいぶ遅れてしまいすみませんでした

バレンタイン鈴谷イベント、書き終わりはしたのですが、ちょっとやりすぎてしまった感がが

一応今から投下しますが、もしかしたら後日書き直して今日の投下分はなかったことにー……となるかもしれません

あんまり良いことじゃないのは分かってはいますが、どうかご了承ください

それでは投下開始します
397 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/03/15(水) 00:20:38.36 ID:iwgne/Cb0
〜〜〜〜〜

鈴谷「どこもかしこもバレンタイン一色って感じだねぇ」

提督「イベント大好きな日本人らしいといえば日本人らしいが……一応、今は戦時中なんだけどなぁ」

鈴谷「まあ最近は深海棲艦もあんまり活動してないみたいだし、いいじゃんいいじゃん。それにみんなが沈んだ顔してるより笑ってる方がいいでしょ?」

提督「それもそうだな」

鈴谷「そうそうだから鈴谷たちも楽しんでいこっ?……むむっ、さっそく面白そうなもの発見!」タタッ

提督「ちょ、待て!引っ張るなって危ないから!」
398 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/03/15(水) 00:21:10.94 ID:iwgne/Cb0
提督「スノウドーム作り体験?」

鈴谷「これやってみようよ!」

店員「体験希望者の方ですか?では、こちらのテーブルで行いますのでお好きな椅子にどうぞ」

鈴谷「はーい!」

提督「やけに張り切ってるな。スノウドーム好きなのか?」

鈴谷「結構好きだよー。綺麗だしなんかロマンチックじゃん、ああいうの」

提督「そうか?」

鈴谷「そうなの!」
399 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/03/15(水) 00:21:39.74 ID:iwgne/Cb0
店員「それじゃあまずはスノウドームの中に入れる装飾を選んでくださいね」

鈴谷「提督、どれにしよっか?」

提督「そうだなー……無難に雪だるまとかでいいんじゃないか?」

鈴谷「ダメだよそんな適当じゃ!」

提督「いや別に適当に言ったつもりはなかったんだが……」

店員「フッフッフ、そんな悩めるお客さんたちに良いものがありますよ」

鈴谷「良いもの?」

店員「はい。こちらの2つの人形、実は手のところがくっついてるんですよ」

提督「お、本当だ。横にしてぶら下げても落ちない」

店員「カップルがこの人形を使ってスノウドームを作れば、2人はずっと一緒にいられるとかいられないとか、とにかくそういう設定の装飾なんです!」

提督「設定って……また雑な」

鈴谷「提督、これにしよう」

提督「いや、流石にこれはちょっと恥ずかしい気が……つーかそもそも俺たち別にカップルじゃ――――」

鈴谷「いいから!店員さん、私たちこれにします!」
400 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/03/15(水) 00:22:33.74 ID:iwgne/Cb0
〜体験終了〜

鈴谷「〜♪」

提督「そんなに楽しかったのか?さっきの」

鈴谷「うん、ああいうの作るのって新鮮だったしね。提督は楽しくなかった?」

提督「割りと楽しかったな」

鈴谷「でしょ?それにしても、なんか思い出しちゃったな」

提督「?」

鈴谷「三年前の秋のこと。鈴谷がブローチを作って、提督にあげたじゃん」

提督「ああ、これのことか」

鈴谷「……着けててくれたんだね」

提督「まあな。上司たるもの部下からの贈り物は大切にするものだ……なんてな」

鈴谷「……」

提督「鈴谷?」
401 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/03/15(水) 00:24:55.83 ID:iwgne/Cb0
提督「鈴谷?」

そう言ってこちらに振り返った彼の顔は、ただひたすらに疑問と――――心配に満ちていて

鈴谷「提督」

だけどきっと、その視線に込められた『それ』は自分の望むものとは違って

鈴谷「提督にとって、鈴谷は、何?」

勇気を振り絞って紡いだその言葉の意味は



提督「何って、そりゃあ可愛い部下で、たまに悪ふざけする友達で――――」



提督「――――大切な、家族だろ」

けれどやはり、届かなかった

鈴谷(やっぱり、提督は鈴谷のこと、女の子としては見てくれてないんだね)

わかっていた。彼はそういう人間だと

恋を望んで、愛を欲して

でも、恋がわからず、愛に気付けない

そんな彼を、自分は好きになってしまったんだから

だから

鈴谷(届かなくても、伝わらなくても、理解されなかったとしても)

言葉にしなければ、何も変わらないから

鈴谷(――――ちゃんと言おうって、決めたんだ)
402 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/03/15(水) 00:26:03.98 ID:iwgne/Cb0
「ねえ、提督」

「鈴谷はさ、提督のこと、好きだよ?」

「あー……いやダメダメ。こうじゃない。好きって言っても、家族とか友達とかそういうのじゃなくて」



鈴谷「一人の女の子として、私はあなたのことが好きです。提督」
403 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/03/15(水) 00:26:38.70 ID:iwgne/Cb0
唐突に告げられた愛の言葉

どこまでも真っ直ぐで、強い想い

提督「えっと、え?」

鈴谷「……」

好き。鈴谷が、俺のことを――――ザザッ

そこまで考えたところで、思考にノイズが走る

鈴谷が ザザッ とを■してるって ザザッ ザザザザザザザザザザザザザ――――!

思考がまとまらない。考えようとしても端からどんどん崩れていく

まるで、答えに至る道を、見失っているかのような――――

鈴谷「ッ!? 提督!?大じょ…ぶ!?ね…!………りし…!…い督!」

最後にその言葉だけを聞いて、俺の意識は途切れた
404 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/03/15(水) 00:27:17.25 ID:iwgne/Cb0
〜医務室〜

提督「あ……ここは……?」

榛名「鎮守府の医務室です」

提督「はる、な?」

榛名「はい、榛名です。気分はどうですか?」

提督「ちょっとだるくて頭がぼうっとするけど、特に異常はない……と思う」

榛名「そうですか。それで、倒れる前のことは覚えていますか?」

提督「倒れる前……?」
405 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/03/15(水) 00:27:55.15 ID:iwgne/Cb0
榛名「榛名も驚きました。いきなり鈴谷さんから電話が来たと思ったら只事じゃない様子で提督が倒れた、と。慌てて迎えに行きました」

提督「そういえば今日は鈴谷と出掛けて、スノウドーム作って、その帰りに――――痛っ」ズキン

まるでそれ以上思い出すことを禁じるかのように、強い頭痛が思考を強制的に終了させた

提督「――――ダメだ。全然思い出せない」

榛名「そう、ですか」

提督「……そうだ。鈴谷はどこだ?急に倒れて迷惑掛けちまったし謝らないと」

榛名「はあ。やっぱり気付いていなかったんですね」

提督「?」

榛名「下、見てください」

提督「下?……あ」

鈴谷「スー……スー……」
406 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/03/15(水) 00:28:36.92 ID:iwgne/Cb0
榛名「提督が倒れたのは自分のせいだー、って泣きながらずっとついててくれたんですよ」

提督「……そうか」ナデナデ

鈴谷「ん……みゅぅ……」

榛名「それじゃあ榛名は仕事に戻りますね」

提督「悪い」

榛名「間宮さんのあんみつで許してあげます」

提督「……了解」

榛名「楽しみにしてますね」ガチャッ スタスタ

提督「にしても、なんで倒れたんだ?過労か?」

鈴谷の頭を撫でながらそうぼやき、何気なく視線を横に逸らすと

提督「これは……」

サイドテーブルに置かれていたのは、綺麗にラッピングされたハート型のチョコレートと、二人で作ったスノウドーム。

そのスノウドームの中の、手を繋ぐカップルの人形を見たとき

××『一■■■の子と■て、■はあ■■のこ■が××です。提■』

提督「――――?」

提督「何か、大切なことを、言われたような――――」



――――男はまだ恋を、思い出せない

けれど一人の少女の勇気は、確かに男に変化を与えたのだった――――
407 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/03/15(水) 00:30:31.74 ID:iwgne/Cb0
〜提督の脳が拡張されました〜


対象:鈴谷

恋愛度:☆2

状態:思い出せないけど、何か、大切な――――
408 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/03/15(水) 00:33:52.29 ID:iwgne/Cb0
というわけで2017年バレンタインイベント終了

ただ上述したとおり>>1は未だにこの展開で良かったのか悩んでいますので、もしかしたら>>400の続きから分岐して書き直すかもしれません。非常に申し訳ありませんがご了承ください

それではまた近いうちに来れるように頑張ります
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/15(水) 00:47:48.66 ID:cs/rSo1Jo
一回目なのになんでいきなり☆2なのさ
二回目の秋月でさえ☆1なのに
なんか条件でもあるのか?
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/15(水) 00:53:15.15 ID:xWukU+0To

確かに前回のバレンタインのぬいぬいが1だったのに今年の鈴谷が2なのは納得いかないな
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/15(水) 00:59:26.33 ID:VtlJ8hJkO
メインヒロインであるヤミナ、榛名を優遇するのはわかるがなぜここでサブの鈴谷を優遇するのか理解に苦しむ
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/15(水) 01:25:45.07 ID:VgeRooDPO
おつおつ
まあ安価スレでこれやったら当然揉めるわなあ不平等だし
テキトーにその場の気分でやりたいなら安価や恋愛度を取っ払った方がいいと思うぞ荒れる元だし
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/15(水) 07:53:35.87 ID:eH77QkwOo
コンマルーレットとはいえ安価で回ってるしなぁ
普通のスレでなら全然問題ないんだけどな
414 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/03/15(水) 11:38:06.08 ID:iwgne/Cb0
まあやっぱり安価システム採用してる以上これは不公平でしたよね
>>1の更新が遅すぎるせいで終了までせいぜい星2が数人が限界になりそうだなー、というか始まって三年半経つのに進み遅すぎだなーと思って恋愛度を加速させましたが……うん、確実にやり過ぎですね

星獲得速度の遅さは>>1の責任なので更新頻度を高めることでなんとかします。恋愛度システムは一応星の獲得方法とかはきちんと決めてあるのでこれからもそれに則って進めていきたいと思います

というわけでごめんなさい。やっぱりバレンタインイベントは書き直します。夜眠る前に構想はまとめたので今日の夜にでも投下します

チョコ渡すだけのイベントで何種類も全然違う話作れないので去年一昨年と展開が似てても許してクレメンス
415 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/03/16(木) 00:26:23.05 ID:Mjw7qpqh0
>>399の続きから

〜体験終了〜

鈴谷「〜♪」

提督「そんなに楽しかったのか?さっきの」

鈴谷「うん、ああいうの作るのって新鮮だったしね。提督は楽しくなかった?」

提督「割りと楽しかったな」

鈴谷「でしょ?それにしても、なんか思い出しちゃったな」

提督「?」

鈴谷「三年前の秋のこと。鈴谷がブローチを作って、提督にあげたじゃん」

提督「ああ、これのことか」

鈴谷「……ちゃんと、着けててくれたんだ」

提督「当然だろ」

鈴谷「……そっか。当然、かあ」///

提督「ん?どうした鈴谷。なんか顔赤いけど大丈夫か?」
416 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/03/16(木) 00:26:51.95 ID:Mjw7qpqh0
鈴谷「な、なんでもない!それより提督、はいこれ!」グイッ

提督「ああチョコか。毎年ありがとな」

鈴谷「……義理じゃ、ないからね」ボソッ

提督「?悪い、よく聞き取れなかった」

鈴谷「……はあ〜。なんでそこは聞き逃すのかなあ」

鈴谷(でもまあ、それが提督だよね)クスッ

鈴谷「提督っ!」

提督「なんだ?」

鈴谷「今年もいーっぱい頑張るから、鈴谷のこと、ちゃんと見ててよね!」ニコッ
417 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/03/16(木) 00:32:14.29 ID:Mjw7qpqh0
〜提督の脳の一部が拡張されました〜

対象:鈴谷

恋愛度:☆1

状態:気付かない程度の想い
418 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/03/16(木) 00:36:00.10 ID:Mjw7qpqh0
というわけで真・2017年バレンタインイベント終わり

三時間くらい迷走したらなんだか随分あっさりした感じになってしまいました。恒例のキスシーンもなかったし

そしてこの度は>>1の判断ミスにより大変ご迷惑をお掛けしてしまい申し訳ありませんでした。今後はこのようなことがないように努力します

それではまた次回。たぶん、一週間以内には来れる……といいな
419 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/04/01(土) 11:45:35.31 ID:8GvFpIzg0
〜ある日の鎮守……府?〜

提督「もう四月か〜。時間が経つのはあっという間ね」

漣「ご主人様。こちらが本日の午前演習の報告書です」

提督「いつもありがとう漣。助かるわ」ナデナデ

漣「いえ、これが漣の仕事ですので」

提督「むぅ。相変わらずつれないわね。私のこと嫌い?」

漣「そういうわけではないのですが……その、は、恥ずかしいので……」///

提督「照れてる漣可愛いー!」ギュー

漣「ご、ご主人様苦しいです。胸が、顔に……」ムギュー

420 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/04/01(土) 12:05:06.26 ID:8GvFpIzg0
加賀「てーとく。かがはおなかが空きましたー」トテトテ

提督「さっき朝ごはん食べたでしょ加賀ちゃん」

加賀「あんみつがいいです」

提督「華麗にスルー!?」

秋月「すみません司令、ここに加賀ちゃん来てませんか−−−−って、いた」

加賀「あきづきお姉ちゃん」

秋月「もー司令にご迷惑掛けちゃダメでしょ?あんみつはお姉ちゃんと一緒に食べに行こうね?」

加賀「うん!」ニパー

提督「あ〜加賀ちゃん可愛いんじゃ〜。それじゃあ秋月よろしくね。代金はこっちに領収書回していいから」

秋月「これくらい秋月が出しますよ。なにせ秋月、お 金 持 ち ですから!」

提督「お、おう」

秋月「さー加賀ちゃん間宮さんに向かおうねー。好きなだけ食べていいよ!お金はたくさんあるから!」

421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 12:14:50.07 ID:RVCPyonRO
エイプリルフールだから真逆なのか
422 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/04/01(土) 12:24:24.68 ID:8GvFpIzg0
陽炎「司令!不知火見なかった!?」バンッ

提督「見てないけど……どうしたの?」

陽炎「あの子また訓練抜け出してどっか行ったのよ!今日こそは姉としてガツンッと言ってやらなきゃ!」

提督「あっはっは……」

提督(いつも逃げ切られてるものね)

陽炎「それじゃ私はもう行くけど、見つけたら無線で連絡よろしくね!」バタバタ

提督「はいはーい頑張ってねー」ノシ

提督「陽炎も大変ねー。毎日毎日妹探しで走り回って」

不知火「まったくです。そんな体力があるなら自分の訓練をしていた方がよほど有意義だと不知火は思います」

提督「もーお姉ちゃんが折角探し回ってくれてるんだからそんなこと言っちゃ――――」

不知火「あ、この羊羹は中々美味しいですね」ヒョイパクッ

提督「不知火!?いったいいつからここに!?というかそれ私の羊羹!」

不知火「いつからと言われれば陽炎が入ってくる少し前からでしょうか。やれやれ、陽炎の執念にも困ったものです」

提督「いいから早く訓練に戻りなさい!そして私の羊羹を返しなさい!」グスン

不知火「えぇー」

提督「そんな嫌そうな顔をしてもダメなものはダメ。自分で戻らないなら陽炎に突き出すわよ」

不知火「それはご勘弁願いたいですね。というわけで――――ドロン」ドロン

提督「わぷっ。え、煙幕!?執務室でなんてものを使ってるのあの子は!」

不知火「ハッハッハ、あーばよとっつぁーん。陽炎によろしくお伝えください」スタコラサッサー
423 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/04/01(土) 12:31:02.55 ID:8GvFpIzg0
能代「提督の膝の上は気持ちいいですねー」ゴロゴロ

提督「あの、能代?そろそろどいてくれないと仕事が……」

能代「あともう少しだけー……あ、そこのお饅頭取ってください」

提督「もう、あと少しだけだからね?はい、お饅頭」

能代「あーん」

提督「え?」

能代「手を動かすのが面倒なので食べさせてください」

提督「いやいやそれくらいは流石に」

能代「ダメ、ですか?」ウルッ

提督「うっ――――しょ、しょうがないなぁ。はい、あーん」

能代「あむっ」mgmg

能代「美味しいです」ニコッ

提督「くっ、可愛い」
424 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/04/01(土) 12:39:55.60 ID:8GvFpIzg0
大鳳「提督、どうかしらこれ」

提督「とっても似合ってると思うけど……あのね、大鳳。いくら女の子同士とはいえそう堂々と下着姿を晒すのはどうかと思うわ」フイッ

大鳳「ふふっ、目を逸らす提督も可愛いわね。でもちゃぁーんと見ないとダメ」グイッ

提督「ちょ、大鳳!?かがまないで!その、こ、こぼれそうだから!」

大鳳「ふふっ、こぼれるって、具体的にどこが?」

提督「そ、それは、その……」チラッ

大鳳「ふふふっ」ボイーン

提督「む、胸が……」

大鳳「声が小さくて聞こえないわー(棒)」

提督「むぅ〜〜〜!!!上官をからかわないの!」

大鳳「ごめんなさいね。だって提督が可愛すぎるんだもの」
425 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/04/01(土) 13:01:56.48 ID:8GvFpIzg0
睦月「提督ー!手伝いに来たにゃしぃ!」

提督「ありがとう睦月。あれ?如月は今日一緒じゃないの?」

睦月「あー如月ちゃんはー……」チラッ

如月 ┃扉┃_・)ジー

睦月「あんな感じでございます」

提督「如月?」

如月「ひゃっ、はい!な、ななななんですか!?」

提督「いや、そんなところに隠れてないでこっちおいで?大丈夫怖くない怖くない。私、あなた、仲間」

如月「えっとえっとあのその……はい」チョコチョコ

睦月「もー、いい加減慣れなきゃダメだよー?」

如月「うぅっ、でもやっぱり恥ずかしくて……」///

提督「焦らなくていいから、少しづつ慣れてね」ナデナデ

如月「ひゃうっ」ナデナデ

如月(し、司令官のナデナデ……はわっ、はわわわわわわわわ)プシュー

提督「き、如月?」

如月「ご、ごめんなさーい!」ダダダダッ

提督「……」ポカーン

睦月「にゃしぃ」ヤレヤレ
426 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/04/01(土) 13:28:05.21 ID:8GvFpIzg0
山城「提督ー!」バンッ ギュー

提督「わぷっ、ど、どうしたの山城」

山城「聞いてください姉様ったら酷いんです!」

提督「また扶桑と喧嘩したの?」

山城「だって姉様ったら『今日も山城は世界一可愛いわね』なんて言うんですよ!?姉様の方が億倍可愛らしいのに!」

提督「あーはいはいそうね」

山城「そ、それに、姉様には及びませんが私よりは提督の方が……」ゴニョゴニョ

提督「ん?なんて?」

山城「な、なんでもありません!とにかく!姉様が謝るまで私は部屋に戻りませんから!ここで提督と一緒にいます!」ギュー

提督「いや今日の仕事ももう終わるし私もここから出るよ?」
427 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/04/01(土) 13:59:33.59 ID:8GvFpIzg0
熊野「提督、お夕飯ご一緒してもよろしいかしら」

提督「うん、いいよー」

熊野「ありがとうございます。鈴谷ー!こっちですわー!」

鈴谷「ちょっと待ってー……って、うわわ!」ガシャーン

鈴谷「アイタタタ……あー、またやっちゃった」ビショビショ

提督「鈴谷、大丈夫……じゃないよね。熊野、タオル持ってきて上げて」

熊野「わかりましたわ」

提督「あとは、よいしょっと」ヌギッ

鈴谷「て、提督!?と、突然脱ぎだしてどうしたの!?」

提督「氷入った水ひっくり返したんだから寒いでしょ?それ羽織りなさい」

鈴谷「でもそうすると提督の上着が濡れて――――」

提督「たかが服が濡れるくらい、可愛い家族が風邪引くのに比べりゃどうってことないの。ほら、いいから早く羽織る」

鈴谷「……ありがとう」///

提督「どういたしまして」
428 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/04/01(土) 14:36:41.27 ID:8GvFpIzg0
提督「ごちそうさまでした……さて、洗い物でも手伝ってこようかな」

浜風「てーいーとーくー!」ガバッ

提督「浜風!?ちょ、危ない危ない!倒れるから!」

浜風「えへへー!そんなこと言って逃げようったってそうはいきませんよー!」グリグリ

提督「ええい、とにかく一回離れて!」グイグイ

浜風「提督、ちゅー!」チュー

提督「ぎにゃー!乙女の唇を奪おうとしない!ってかお酒くさい!」

浜風「うぇへへー。一番浜風、脱ぎます!」

提督「脱ぐな!浜風にお酒飲ませたのはどこのどいつだー!」ガオー



浦風「ありゃりゃ、提督さんも大変じゃねぇ」

磯風「酔っ払った浜風は手の付けようがないからな」

黒潮「せやな。まあ、手の付けようのなさで言えばこっちも同レベルやけどな」

陽炎「ちょっと不知火!浜風のジュースに酒混ぜたのあんたでしょ!」

不知火「何のことだかさっぱりだぬい。無実だぬい」

陽炎「いいから責任もって沈静してきなさい!」ウガー

不知火「陽炎が行くべきだぬい。長女の責務だぬい」シレッ



提督「いいから早く助けて!」

浜風「ていとくー、らいすきれすよー」ギュー
429 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/04/01(土) 14:44:31.55 ID:8GvFpIzg0
瑞鳳「提督、大丈夫?」

提督「疲れた……」

瑞鳳「明日でも大丈夫だよ?」

提督「いや、昨日から約束してたんだし今日付き合うよ。それで、今日は何を作ったの?」

瑞鳳「ふっふーん!じゃーん!」

提督「プリン?」

瑞鳳「そう!今日は卵を使わないプリンに挑戦してみました!」

提督「見た目は完全にプリンね。さて、味の方は――――ん、ちょっと食感に違和感あるかな」

瑞鳳「あー、提督もそう思う?やっぱり材料が違うと微妙に差が出ちゃうねー」

提督「大人しく卵使えばいいのに」mgmg

瑞鳳「ダメ!卵ってカロリー凄いんだから!」

提督「私カロリー気にしたことないしなあ」

瑞鳳「むぐっ。ず、ずるい」

提督「ずるいと言われましても。それに瑞鳳ももう少しカロリー摂った方がいいと思うけど」ジー

瑞鳳「えっ?――――もう!どこ見て言ってるの!提督のヘンタイ!」///

提督「……」ナムナム

瑞鳳「無言で合掌しないで!まだ育つんだから!」

提督「いや艦娘は成長しないでしょ」
430 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/04/01(土) 14:52:16.56 ID:8GvFpIzg0
夕立「提督さん、今日もお疲れ様」

提督「夕立?どうしたのこんな時間に?」

夕立「それはこっちのセリフ。今日の仕事は終わってるはずなのにどうして執務室にいるの」

提督「いやー、はっは。間違えて昼間に建造指示出しちゃって、建造完了まで待機中なの」

夕立「ちゃんと夜は寝ないと身体壊すよ。この前倒れたこと、まだ許してないんだから」

提督「うっ……はい。ごめんなさい」

夕立「……はあ」ストン

提督「夕立?」

夕立「しょうがないから夕立も提督さんと一緒に待っててあげる」

提督「嬉しいけど、いいの?」

夕立「どうせ明日は一日オフだし大丈夫。それよりほら」ポンポン

提督「?」

夕立「膝枕、してあげる。眠らないとしても横になってるだけでだいぶ違うから」

提督「あ、ありがたいけど、大の大人が見た目子供の駆逐艦に膝枕されるのは、ちょっと恥ずかしいかなーって」

夕立「ん」ポンポン

提督「えっと、夕立さん?」

夕立「ん!」ポンポン

提督「……はい、ありがたく横にならせていただきます」コロン

夕立「提督さんの髪、綺麗」ナデナデ

提督「うう、恥ずかしい」
431 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/04/01(土) 15:00:02.78 ID:8GvFpIzg0
提督「さて、建造時間的にはたぶん戦艦だろうけど……新しい家族はどんな子かな?」

???「……あ」

提督「こんばんは、はじめまして。私があなたの提督よ。あなたのお名前は?」

???「……るな」

提督「?」

榛名「榛名、です。よ、よろしくお願い、します」

提督「榛名、榛名……ね。うん、これからよろしく榛名」ニコッ

榛名「……」ポー

提督「それじゃ早速鎮守府を案内、と言いたいところだけど……もう夜も遅いし今日はあなたの部屋と執務室の場所だけ教えちゃうわね――――榛名?」

榛名「は、はい」

提督「大丈夫?なんだかボーっとしてたみたいだけど」

榛名「だ、大丈夫、です」///

提督「そう?じゃあ、ついてきて」トコトコ

榛名(生まれたばかりの榛名には、まだ右も左もわからないけれど)

榛名(この人の笑顔がとっても綺麗だということは、わかりました)
432 : ◆ATK1PCranA [saga]:2017/04/01(土) 15:03:18.01 ID:8GvFpIzg0
マンネリ化防止と>>1のモチベーション回復のため本日をもちまして今までの提督(♂)くんと世界観はクビになります!

次回からは新たな世界の新たな鎮守府で提督(♀)さんのドキドキ百合ラブコメが始まりますのでご期待ください!



もう正午過ぎちゃってるけど大目に見てクレメンス
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 15:08:28.12 ID:Y1lXUBCIO
エイプリルフールですねわかります
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/02(日) 14:26:08.52 ID:kT20k8vAo
午後は云々ってのはイギリスだけのはず
435 : ◆ATK1PCranA [sage]:2017/06/01(木) 10:21:10.48 ID:c2yfpSpB0
生存報告

また夜に来ます
436 : ◆ATK1PCranA [sage]:2017/06/02(金) 21:12:24.56 ID:HG3PTiri0
昨晩はサックリと寝過ごしましたごめんなさい

投下開始します
437 : ◆ATK1PCranA [sage]:2017/06/02(金) 21:19:04.78 ID:HG3PTiri0
〜ある日の鎮守府〜

榛名「提督に避けられてる、ですか?」

如月「……」コクン

榛名「そう言われてみれば確かに、最近の提督は如月さんに素っ気なかったような気が……」

如月「如月、嫌われちゃったのかしら……」ズーン

榛名「提督が私たち――――艦娘を嫌うことなんてまず間違いなくないと思いますが」

榛名「一応聞きますけど、如月ちゃんにはなんの心当たりもないんですよね?」

如月「……」コクコク
438 : ◆ATK1PCranA [sage]:2017/06/02(金) 21:31:12.85 ID:HG3PTiri0
榛名「いつ頃から避けられてるんです?」

如月「たぶん、一昨日の夜からだと思う」

榛名「その日の昼間はどうだったんですか?」

如月「睦月ちゃんと一緒に司令官のお部屋に遊びに行って、お菓子を食べたりおしゃべりしたり……」

榛名「つまりいつもと変わりなかったと。しかしそうなると本格的に手掛かりがなくなってきますね」
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/01(土) 17:11:01.93 ID:/g6BA7HAO
待つ
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/14(金) 15:57:46.41 ID:GPHGCXBy0




















































































441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/10(木) 21:01:25.74 ID:Bbl3tQPRO
待ってる
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/02(土) 05:18:59.47 ID:Ux1mH8HV0
去年見かけてまた見にきたらまさか進んでたとは… 続き待ってるです
443 :442: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/22(月) 08:39:20.24 ID:Ezl2CfZh0
新年開けて見つけて遡ってきたけどまだ終わってなかったなんて…!?
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