榛名「榛名恋愛相談所」 漣「3件目ですよご主人様!」

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122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/17(木) 12:11:08.39 ID:q4LDab3Q0
まだかな?
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/17(木) 12:12:17.94 ID:q4LDab3Q0
まだかな?
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/12/17(木) 13:25:20.25 ID:q4LDab3Q0
まだだね
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/17(木) 20:13:31.18 ID:yAwuSI+pO
ageんなゴミクズ
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/17(木) 22:21:44.75 ID:roEmOC6N0
大鳳いい、かわいい
127 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/22(火) 22:20:03.01 ID:xJIV81LE0
八時くらいから始めようと思ってたのにサンタになる方のお姉さんとサンタになりたいお姉さんとバカンスは南国がいい海賊を殴って靴下奪ってたら遅くなりました。あれ?何故か文字に起こすと変態ちっくだ。

それではぼちぼち始めます
128 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/22(火) 22:38:24.37 ID:xJIV81LE0
〜ある日の鎮守府〜

提督「やっと仕事が終わった……って暗っ!?外、暗っ!?」

秋月「もうめっきり冬ですからね。今日は冬至だそうです」ガチャッ

提督「よう秋月。そうか、今日は冬至か」

秋月「というわけでどうぞ、司令。冬至なのでかぼちゃの煮付けと柚子湯です」コトッ

提督「ん、サンキュ」

秋月「そ、それで、あの……」モジモジ

提督「どした?もう用事は済んだろうし、みんなのところに戻ってお前も食べればいいのに。それともまだ何かあるのか?」

秋月「い、いえ!あの、そのですね。じ、実は私の分も持ってきているのでお隣に失礼してもよろしいでしょうか?」///

提督「何だそんなことか。俺は別にいいよ」

秋月「あ、ありがとうございます。それでは……」

129 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/22(火) 22:50:21.81 ID:xJIV81LE0
提督「にしてももう冬至なのか。そろそろ一年も終わりだな」モグモグ

秋月「そうですね」モグモグ

提督「一年の終わりと言えば、お前にハリセン渡したのも去年の今頃だったかな」

秋月「一年前の五日後ですね。なんだか表現がおかしいですけど」

提督「いやあ、あの時の秋月の反応は面白かったなあ」ククッ

秋月「むー。あんまりからかわないでください。それに、せめて『可愛かった』って言ってくれればいいのに……」ボソッ

提督「悪い悪い。つい、な。一緒に渡したぬいぐるみはどうなったんだ?」

秋月「大切に飾ってますよ。もちろん」
130 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/22(火) 22:51:06.25 ID:xJIV81LE0
日付変わるけど、一時間くらい空けます
131 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/23(水) 00:23:45.81 ID:LgJna3z70
再開します
132 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/23(水) 00:33:58.95 ID:LgJna3z70
提督「そりゃ何より。あとは寝るときに抱きしめてくれれば言うことないな」

秋月「い、嫌ですよ!子供っぽいじゃないですか」

提督「まあまあそう言わずに。俺だと思って毎晩抱いて寝てくれ」

秋月「絶対に嫌です!」

提督「えー本当かー?」

秋月「本当です」

提督「はあ、わかったよ。ちょっとからかっただけだからそう怒るなって」

秋月「ふーんだっ。意地悪する司令は嫌いです!」

提督「なんか怒り方が可愛いな」

秋月「か、可愛っ!?」

提督「子供っぽくて」

秋月「……ええ、どうせそんなことだろうと思ってました」
133 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/23(水) 00:56:29.36 ID:LgJna3z70
提督「え?あれ?なんでまだ怒ってるんだ?そこは褒められて喜ぶところのはずじゃ……」

秋月「今ので褒めたつもりなら司令は全っ然まったくちっとも乙女心がわかっていませんね」

提督「よく言われるんだがやっぱりそうなのか……」

秋月「食べ終わったのでもう戻りますね」

提督「あ、ちょっと待て!俺も一緒に行くから!」
134 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/23(水) 00:59:29.67 ID:LgJna3z70
今回は終わり。そろそろクリスマスです。今年も去年に引き続き榛名のイベントを差しこむか、それとも他のイベント同様にコンマで決めるか悩み中です

明日は更新できたら重巡です。むしろ航巡
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/23(水) 01:00:11.35 ID:kp9DkDZzo

いちお榛名スレ?なら榛名でいい気も
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/23(水) 01:01:07.77 ID:CElAzUxNO
乙です
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/23(水) 05:30:36.20 ID:+xWg7mXaO

秋月ちゃん可愛い
138 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/24(木) 22:00:35.88 ID:RliMzMUG0
メリークリスマス。今年も赤い服着たあんちくしょうが空を飛んで撃ち落される日がやってきました

まったり開始します
139 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/24(木) 22:04:59.55 ID:RliMzMUG0
〜クリスマス・イヴの鎮守府〜

提督「料理」

榛名「問題ありません」

提督「飲み物」

榛名「大丈夫です」

提督「ケーキ」

榛名「準備オッケーバッチコーイ」

提督「よし。あとは会場の方か」

漣「そっちもちょうど終わりましたよ、ご主人様」

提督「りょーかい。んじゃ、運ぶか」
140 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/24(木) 22:08:46.50 ID:RliMzMUG0
〜食堂〜

提督「全員グラスは持ったかー!」

艦娘’s『おー!』

提督「よぉし!今日はクリスマスイヴ。何があろうと赤い服着たじいさんが最後にはいい話にしてくれる日だ!好きなだけ食って飲んで騒ぎやがれ!」

提督「クリスマスパーティ、開幕だ!」
141 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/24(木) 22:27:35.01 ID:RliMzMUG0
〜〜〜〜〜

大和「今年はここで過ごせて良かったわ」

武蔵「去年は呉にいたまま帰ってこなかったからな」

大和「ええ。あっちでのパーティーも楽しかったけど、やっぱりここの方がいいわね」

武蔵「それはアレか。『だって提督がいるんだもの』という意味か?」ニヤニヤ

大和「なっ!ち、違うわよ!?」///

武蔵「さぁて、どうだかな」

浜風「二人で何の話をしてるの?」

武蔵「ん?ああ、浜風か。いや何、うちの姉が――――と、そういえば浜風もだったか」

浜風「?」

武蔵「何でもない。それよりこっちに来ていていいのか?ほら、あっちの方とかのがいいんじゃないか?」ピッ(提督の方指差し)

浜風「え、あ、その。きょ、今日はいいの。たまには大和と……それに武蔵と話したいもの」///

武蔵「……」キョトン

武蔵「ほ、本当に可愛いやつだなぁ浜風は!金剛も信濃もいないが、今日はとことん飲むか!」グイッ

浜風「わっ!ちょ、む、武蔵。く、苦しい……」ムギュー
142 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/24(木) 22:33:44.23 ID:RliMzMUG0
〜〜〜〜〜

比叡「あうー……お姉さまもいないし、お料理もさせてもらえなかったし……今年は不幸な気がするー」

扶桑「そんなに落ち込まないの。不幸だと思うと本当に不幸になってしまうのよ?ほら、お酒でも飲んで元気出しましょ?」

比叡「うう、ありがとう扶桑」グイッ

山城「姉さまー。お料理取ってきましたよー」トコトコ

扶桑「ありがとう山城。比叡、お料理も来たわよ。ああ、そんなに一気にお酒飲んだら――――」

比叡「きゅー」グルグル

扶桑「もう、だから言ったのに」

山城「私が医務室まで運んできますから、姉さまは食べててください」

扶桑「お願いするわね、山城」

山城「はい……ほら、おぶってあげるから少しは起きなさい」ゲシッ

比叡「あぶっ!」
143 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/24(木) 22:37:24.96 ID:RliMzMUG0
〜〜〜〜〜

鈴谷「なーんか今年は去年より影が薄かった気がする」

熊野「右に同じ、ですわ」

鈴谷「むぅ〜。全体的にみんな出番が少なかったような気がするからまだいいけどー」

熊野「納得は出来ませんわね」

鈴谷「こうなったらヤケ食いだー!熊野ー!取ってきてー!」

熊野「自分で行ってきなさいな!」
144 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/24(木) 22:42:01.75 ID:RliMzMUG0
〜〜〜〜〜

川内「クリスマス夜戦!クリスマス夜戦は!?」

神通「そんなのありません」

川内「えー!つーまーんーなーいー!神通相手してよー」

神通「もう、子供みたいに駄々こねないでください。ほら、那珂ちゃんのステージ始まりますよ」

川内「那珂ちゃんは偉いねー。クリスマスまでお仕事するなんて」

神通「あの子の場合、あれは趣味でもありますから」

川内「じゃあ私も趣味と仕事を兼ねて夜戦を……」

神通「ね・え・さ・ん?」ゴゴゴ

川内「アッハイ。すみませんでした」
145 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/24(木) 22:50:14.27 ID:RliMzMUG0
〜〜〜〜〜

雷「何か取ってきて欲しいものあるかしら?」

不知火「不知火も手伝います」スクッ

電「電はオレンジジュースが飲みたいのです!」

陽炎「あたしコーラ!」

黒潮「ウチはココアやー!」

磯風「磯風は紅茶だ。浦風はどうする?」

浦風「んー、うちも磯風のと同じのでええよー」

雷「りょーかい。すぐに持ってくるわ」

五月雨「みなさーんお料理持ってきまし――――はわわっ!」ツルッ

秋月「ああっ!っと、とと」

朝潮「よ、よいしょ!」

五月雨「あうー、すみませんー。ありがとうございます」
146 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/24(木) 23:03:11.68 ID:RliMzMUG0
〜横須賀〜

天龍「今頃他の鎮守府でもパーティー中なのかね?」

明石「たぶんそうなんじゃないですかねー」トオイメ

天龍「でもうちより騒がしいとこは他にないんだろーなー」トオイメ



叢雲「島風ージュース取ってきた――――」ピシッ

島風「あ、叢雲ありがとー。ちょっと待ってて、天津風が生クリームこぼしちゃったからそれ片付けたらもらうね」prpr

天津風「い、いや、島風?いい加減舐めるのはやめ――――ひゃんっ!」

島風「だってもったいないじゃん」prpr



初風「あれは確実に死んだわね。主に天津風が」

雪風「は、初風ちゃん?どうしたの?」

初風「あー雪風は気にしなくていいの。あーゆーの見て穢れちゃったら色んな人が泣いちゃうから見ちゃダメよー」



ビスマルク「今日こそ決着をつけてあげるわ泥棒猫」

初霜「それはこっちのセリフよ駄犬」

ビスマルク・初霜「「……」」

ビスマルク・初霜「「フォイヤッ!(撃ぇー!)」」

伊19「喧嘩するのは自由だけどイクを間に挟んでやるのはやめてほしいのねー!へぶっ!」



天龍「地獄絵図だな」

明石「そうですねー」

天龍「カムバック愛宕、カムバック磯風。帰ってきてくれ我が鎮守府の良心」ダバー
147 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/24(木) 23:15:29.86 ID:RliMzMUG0
〜呉〜

伊168「酒ー酒持ってきなさーい」グデー

時雨「あんまり飲みすぎたら身体壊すよ?」

伊168「いいから持ってきなさいってばー」

時雨「はいはい。春雨ー!お酒追加だってー!」

春雨「はーい!」



〜佐世保〜

金剛「ああ提督!貴方は今いったい何をしているんでショウ」

ヴェル「楽しくパーティー中じゃないかな。ほら、いいからさっさと運びなよダメ戦艦」

金剛「ちゃんとやってますケド!?」

ヴェル「早さが足りない。ちゃっちゃとやらないといつまで経っても始められないよ?」

金剛「うう、この恨みはいつか絶対に晴らしてやるデース」



U-511「美味しい」

Littorio「Grazie。それじゃこっちも運んじゃいましょ」



〜舞鶴〜

翔鶴「瑞鶴ー?」

瑞鶴「なにー?翔鶴姉ぇー」ヒョコッ

翔鶴「もうっ、こんなところにいたの?みんな待ってるわよ?」

瑞鶴「ごめんごめん。すぐ行くから先に行って待っててー」

翔鶴「……ちゃんと来るのよ?」

瑞鶴「分かってるって」

翔鶴「……」トコトコ

瑞鶴「……ふぅ。それじゃ、お祈りしてさっさと中に戻りますか!」
148 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/24(木) 23:23:49.86 ID:RliMzMUG0
〜〜〜〜〜

提督「うっぷ。ったく青葉のヤツ考え無しに飲ませやがって。いや、考え無しに飲んだ俺も悪いんだけど」

提督「あー気持ち悪い。あ、でも風に当たってたら少しよくなってきたような気も――――」

提督「ん。ああ、お前か。大丈夫大丈夫。少し休めば戻るって。お前はパーティーを楽しんできな」

提督「はは。サンキュ」

提督「んあ?明日?別にいいけど」

提督「そんじゃ詳細はまた後でメールでもしてくれ」

提督「おう、楽しみにしとくぜ」


「『 』も楽しみにしてますからね?提督?」
149 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/24(木) 23:29:03.96 ID:RliMzMUG0
今夜のクリスマス特別バージョンはこれにておしまい!ですが、まだやることがあります

最後のレスで提督をデートに誘ったキャラをコンマで決めます。方式はいつも通りです

@鈴谷、夕立、加賀、浜風、如月、能代、不知火

A山城、漣、秋月、瑞鳳

Bヤミナ

@の子達は奇数、Aの子達は00以外のゾロ目、Bは00です。

希望の子の名前をレスして、そのコンマで判定を行います。例:夕立を選択してコンマが57だった場合、奇数なので判定成功です

今回はレス数ではなく時間で範囲を指定します。範囲は今日の深夜1時まで。誰かが成功したらそこで終了です。連投などは基本的になしでお願いします

それでは皆さん、メリークリスマス
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/24(木) 23:30:20.06 ID:3zQK73q8o

夕立
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/24(木) 23:33:48.22 ID:mS7ilSN8O
乙です

鈴谷で
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/24(木) 23:38:15.68 ID:JqayG21CO
乙です 加賀
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/24(木) 23:47:06.33 ID:6MxPayrEO

今まで誰が何回選ばれてるかも書いて欲しい

浜風
154 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/25(金) 01:06:00.93 ID:kNSG+Rrb0
ドーモ、ドクシャ=サン。サンタです。>>1ではないです。本当ですよ?

皆さん、クリスマスの話を読んでて何か変だとは思いませんでしたか?何か足りないとは思いませんでしたか?

思わなかった人は>>134をチェックです。そう、なんやかんやで榛名の話も他の子のイベントもやってません。やったのは明日への導入だけです

マヌケな>>1はそのことをすっかり忘れて夢の中で嫁艦をprprしているので代わりに私が書きましょう。ちょっとしたクリスマスプレゼントです

それでは開始します
155 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/25(金) 01:14:02.13 ID:kNSG+Rrb0
☆☆☆☆☆

榛名「……流石に真冬の夜は寒いですね」ハァ

提督「そんな寒い夜空の下で何やってるんだよお前は」ヒョイッ

榛名「提督、起きてたんですか?」

提督「プレゼントを配り終わってサンタから提督に戻ったらちょうど、秘書艦が寂しそうにぽつんと立っているのを発見したもんでな」

榛名「お疲れ様です。鎮守府のサンタさん?」クスッ

提督「サンタはもう帰ったよ。ここにいるのはお前の提督だ。で、何してたんだ?」

榛名「ちょっと星を見ていただけですよ。あとはそうですね……少しだけ、去年のことを思い出してました」

提督「去年の……ああ、あのお前が急にキスしてきた」ポンッ

榛名「め、面と向かって言わないでください!恥ずかしいじゃないですか……」///

提督「こりゃ驚いた。お前にもまだそんな乙女回路的な感情が残っていたとは」

榛名「榛名だって女の子なんです。こういう夜くらいは、乙女に戻ったりもしますよ」プイッ

提督「へえ。それはいいことを知ったな」ククッ
156 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/25(金) 01:17:21.24 ID:kNSG+Rrb0
榛名「からかわないでください!」

提督「ははっ、やなこった。それと少し声を抑えろよ。他の奴らが起きたらどうする」

榛名「むぅ。提督のクセに正論を」

提督「提督のクセにとは何だ。失礼な」

榛名「本当のことでしょう。あなたはいつだって非常識で、型破りで、危なっかしい人なんですから」

提督「そこまで言われるようなことをした記憶はないんだが」

榛名「一昨年の夏」ジトー

提督「ぐっ」

榛名「忘れたとは言わせませんよ?榛名は今でも、あなたが生きていることは奇跡だと思ってるんですから」

提督「それは言いすぎだろ……」

榛名「言いすぎじゃありません」ピシッ
157 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/25(金) 01:25:21.55 ID:kNSG+Rrb0
榛名「あの時の榛名がどんなに心配で、不安だったと思ってるんですか」

提督「悪かったって。もう二度とあんな真似はしないって言ったし、実際にそうしてるだろ?」

榛名「どうだか。榛名の勘では、そろそろその約束も破られそうな気がしますけどね」ツーン

提督「くっ、否定できない」

榛名「でも、そんなあなただからこそ、みんなついていこうと思うんです」

榛名「自分を犠牲にしてでも仲間を助ける。きっとあなたはそんな星の下にでも生まれてきたんでしょう」

榛名「だから榛名たちは絶対に危険な真似はしません。それはあなたを危険に晒すことと同義だから」

榛名「けれど、それでもあなたが犠牲にならなければならないときがきたら」



榛名「――――たとえ深海であろうとも、榛名はあなたについていきます。提督」チュッ



提督「……」

榛名「今年は驚かないんですね」

提督「二回目だからな」///

榛名「顔は真っ赤ですけど」///

提督「お前もな」
158 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/25(金) 01:30:18.34 ID:kNSG+Rrb0

空気も凍てつく聖夜。

少女と男の信頼は熱く燃える。

その熱は、きっと。

いつまでも、冷めることはない。
159 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/25(金) 01:30:57.07 ID:kNSG+Rrb0



☆反転★



160 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/25(金) 01:32:46.32 ID:kNSG+Rrb0

夢に見る。何を?

夢に見る。いつを?

夢に見る。どこを?

夢に見る。誰を?

『 』の、大切な――――



「――――ご主人、様」
161 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/25(金) 01:37:06.66 ID:kNSG+Rrb0

空気も凍てつく聖夜。

桃色の髪の少女は夢を見る。

絶望を、喪失を、別離を。

水底を、敗北を、眠りを。

彼女の何かが変わり、彼女の何かが終わった悪夢を。

ずっとずっと、見続ける。

★★★★★
162 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/25(金) 01:38:15.43 ID:kNSG+Rrb0
これにてサンタからのクリスマスプレゼントはおしまいです

それでは皆様、メリークリスマス
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/25(金) 01:48:49.92 ID:32ZUzm4QO
乙です
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/25(金) 06:26:48.82 ID:QIDAn3BDO
乙さん
サンタクロースさん私にもプレゼントください
58でいいんで
165 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/25(金) 22:09:35.61 ID:kNSG+Rrb0
サンタ死すべし慈悲はない(挨拶)

コンマの結果がどうなったかと思って見てみたら知らないうちに数レス分何かが投下されててビックリ。ぶん投げられた伏線の回収は私の仕事ですかそうですか

コンマ判定の結果、今日のクリスマスイベントのヒロインは浜風に決定。考えながら始めていきます
166 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/25(金) 22:26:35.44 ID:kNSG+Rrb0
>>164

???『てーとくさん。ゴーヤにもプレゼントを上げるべきだと思うのでち。一日でもいいからお休みを寄越せでち』



〜クリスマスの鎮守府〜

提督『うっぷ。ったく青葉のヤツ考え無しに飲ませやがって。いや、考え無しに飲んだ俺も悪いんだけど』

提督『あー気持ち悪い。あ、でも風に当たってたら少しよくなってきたような気も――――』

浜風『提督。具合はどうですか?』

提督『ん。ああ、お前か。大丈夫大丈夫。少し休めば戻るって。お前はパーティーを楽しんできな』

浜風『いえ、私も少し風に当たりに来たので。そ、それに一人だと提督が寂しいのではと……』

提督『はは。サンキュ』

浜風『うう……そ、そういえば提督。明日は何か予定がありますか?もし暇だったら私と出掛けませんか』

提督『んあ?明日?別にいいけど』

浜風『ほ、本当ですか?』

提督『そんじゃ詳細はまた後でメールでもしてくれ』

浜風『は、はい。そ、それでは私はもう戻りますので。約束、忘れないでくださいね』

提督『おう、楽しみにしとくぜ』



浜風『私も、楽しみにしてます。提督』
167 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/25(金) 22:32:41.13 ID:kNSG+Rrb0
浜風「なんて会話から既に日も変わり、そろそろ約束の時間なのだけど……」チラッ

>服の散乱した部屋

浜風「き、着ていく服が決まらない……」

浜風「これも一応、で、ででででででででデートというものなのだろうからやはりそれ相応の格好をしていかなければ提督にも失礼というか出来る限り可愛らしい姿を見て欲しいというか……」///

浜風「なんて誰にするわけでもない弁明をしている時間はないわ!ど、どどどどどうしよう!?」アワアワ

磯風「ふっ。困っているようだな浜風」

浜風「磯風!?どうしてここに!?」

磯風「いやどうしても何も同室なのだからいて当たり前だろう。そんなことより、私に良いアイデアがある」

浜風「良いアイデア?」

磯風「ああ、私達の姉妹の中で最もこういうのが得意そうなヤツ――――浦風に助力を求めるんだ!」

浜風「……!」

浜風「そ、それだわ!」
168 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/25(金) 22:51:44.24 ID:kNSG+Rrb0
〜駅前〜

提督「ふぁあああ。眠い」

提督「結局あの後眠れないとかほざき出した榛名に付き合って飲んでたしな。紅茶だけど」

提督「カフェインのせいで全然寝れてねえ……」

「て、提督」クイクイッ

提督「ん?浜風か。時間通りに来る辺りやっぱ性格だよ……なあ……?」

浜風「う、うう。あんまり見ないでください恥ずかしいんです」モジモジ

提督「み、ミニスカサンタ?な、なんで?」

浜風「浦風に相談したら『クリスマスなんじゃけぇサンタさんの格好とかどうじゃろ?』って……」///

提督「いやいやその理屈はおかしい」

提督(だが浦風グッジョブ)

浜風「あの、似合ってない、ですか?」

提督「いや、凄い似合ってる。可愛いよ、浜風」

提督(まあ正確には可愛いというかエロい。肌色面積はかなり狭いのにこぼれそうな感じとかが特に)

浜風「ほ、本当ですか?良かった……」ホッ

提督(浜風可愛い)
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/25(金) 23:29:35.30 ID:QIDAn3BDO
止まったなう
170 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/26(土) 00:05:25.48 ID:QgABDJ+40
提督「で、今日はこれからどうするんだ?」

浜風「えっと……どうしましょう?」

提督「考えてなかったのか……とりあえず、街を歩いてみるか。クリスマスの装飾とか、そういうのをじっくり眺めてみるのもいいだろ」

浜風「は、はい」

提督「んじゃ、ほい」つ

浜風「?」

提督「この寒空の下で手袋無しとか正気かお前。手でも繋いでれば少しは温まるだろ」

浜風「え?は、はいぃ!?」

提督「あ、やっぱり嫌か?いや、そうだよな。冷静に考えてみれば浜風も立派な女の子。いくら何でも付き合ってるわけでもないヤツと手を繋ぐのは……」

浜風「ああ!いえ!大丈夫です!問題ないです!」ギュッ

提督「ん?そうか?じゃ、行くか」

浜風「はい」ニコッ
171 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/26(土) 00:33:01.78 ID:QgABDJ+40
〜〜〜〜〜

提督「この時期は色んなイルミネーションが飾られるが、やっぱり個人より店舗みたいな団体が飾ってる方が豪勢な感じがするな」

浜風「そうですね」

提督「む、『クリスマス限定スイーツ』……よし浜風、入ろう。限定スイーツが俺を呼んでいる」ダッ

浜風「えっ?あ、あの、あんまり引っ張らないでくださ――――!」
172 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/26(土) 00:56:10.12 ID:QgABDJ+40
提督「美味かった。実に美味かった。うむ、余は満足である」

浜風「口調がおかしなことになってますよ。でも、確かに美味しかったです」

提督「糖分摂って頭も回るようになってきたし、次の目的地でも考えるか」

浜風「提督、先ほどケーキを食べているときに思い出しました。今日は街全体を使ってスタンプラリーが行われてるそうです」

提督「スタンプラリー?」

浜風「はい。いくつかのチェックポイントを巡って、そこにあるスタンプを押してゴールを目指すんだそうです。景品ももらえるそうですよ?」

提督「ふーん。景品がどんなのかはちょっと気になるし、やることも特にないし参加してみるか」

浜風「それでは、スタンプカードをもらいに行きましょう」
173 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/26(土) 01:08:16.03 ID:QgABDJ+40
〜〜〜〜〜

浜風「無事にカードが貰えましたね」

提督「おう。あ、早速一つ目発見」

浜風「本当だ。提督すごいですね。いきなり見つけちゃうなんて」

提督「周囲の人間の揚げ足取りをするためだけに目聡くなってきたからな」

浜風「いやな努力の仕方ですね……」ジトッ

〜〜〜〜〜

浜風「二つ目はこの辺りにあるはずなんですが……」

提督「よっ、と。やっぱりこれか」

浜風「クリスマスツリーの装飾、ですか?」

提督「底にスタンプが彫ってあるんだよ。それにしても結構ガチで隠しにきてるなこのイベント」

浜風「景品の数も限られているでしょうし、あんまり達成者を出すわけにもいかないのでは?」

提督「そういう夢のないこと言うなよ……本当だとしても虚しくなるだろ」ゲンナリ

浜風「ご、ごめんなさい」

〜〜〜〜〜

提督「三つ目は……ダメだ。まったくわからん」

浜風「無いですね。場所が少しズレているんでしょうか?」

提督「うーん、たぶんここであってると思うんだけどな……」

浜風「でも――――あ」

提督「どした?」

浜風「おそらく、あれでは?」

提督「ん、どれ――――ああ、あれか。何か凄いそれっぽいな」

浜風「はい、問題はどうやって取るかですが」

提督「何とかするしかないだろ。でもまさか、猫の首輪に付けるとは。道理でわかりづらいわけだ」

浜風「猫は移動しますからね」

〜〜〜〜〜
174 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/26(土) 01:14:01.11 ID:QgABDJ+40
☆☆☆☆☆

提督「よし、これで全部集まったな」

浜風「それではゴールに向かいましょう」

提督「ゴールは……駅前のツリーがある広場か」

浜風「景品、楽しみですね」

提督「あんまり期待し過ぎるなよ?ショボかったらどうする」

浜風「それならそれでいいんですよ。提督と一緒にスタンプを集めた思い出に、面白いオチがつくだけですから。笑い話として磯風たちに披露できるじゃないですか」

提督「それもそうか。じゃあ、逆に豪華だったらどうする?大量のお菓子とか」

浜風「鎮守府のみんなと分け合います。もちろん、提督が同意してくれるなら、ですけど」

提督「大いに賛成だ」
175 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/26(土) 01:20:12.31 ID:QgABDJ+40
スタッフ「はい。たしかに確認しました。それでは景品をどうぞ」つヤドリギ

浜風「これは……ヤドリギ、ですか?」

提督「ヤドリギだな」

スタッフ「はい。ヤドリギです」

浜風「クリスマスって、ヤドリギに関する風習があるんですか?」

提督「いや、俺は知らん」

スタッフ「おやおや?知らないんですか?にゅふふ、ならば教えてあげましょう。お嬢さん、ちょいとこっちに耳を貸してくださいな」

浜風「?はい」

スタッフ「……」ゴニョゴニョ

浜風「……〜〜〜〜!!!????」ボンッ

提督「うわっ!どうした浜風!大丈夫か!?顔真っ赤だぞ!?」

浜風「だ、大丈夫。です」///



スタッフ「それではまた来年も是非ご参加くださーい。やるかどうかわかりませんが!」
176 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/26(土) 01:49:11.39 ID:QgABDJ+40
提督「なあ、本当に大丈夫か?」

浜風「だ、大丈夫です!大丈夫ですから!」

提督「まあ、そこまで言うなら信じるが……辛くなったらすぐに言えよ?」

浜風「はい……」

提督「……」スタスタ

浜風「……あの」

提督「ん?」クルッ

浜風「その、ヤドリギを両手に持って頭上に掲げてくれませんか?」

提督「?ほい」
177 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/26(土) 01:55:37.87 ID:QgABDJ+40
浜風「んっ……」チュ

提督「……!?」

浜風「ぷはあっ……」

提督「……!?!?」

浜風「えっと、なんでもクリスマスにはヤドリギの下でならキスをしてもいいという風習があるそうでして」///

浜風「だから、その、なんというか……すみません先に帰ります!」ダッ

提督「……!?!?!?」
178 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/26(土) 01:56:20.71 ID:QgABDJ+40
〜提督の脳の一部が、拡張されました〜



対象:浜風

恋愛度:☆1

状態:気づかない程度の想い
179 : ◆ATK1PCranA [saga]:2015/12/26(土) 01:57:41.25 ID:QgABDJ+40
今日はこれでおしまい。いつもより更に雑なのも、いつも入ってる謎ポエム的な地の文が無かったのも仕様です。眠いんです

次回はどうなるか決まってません。もしかしたら大晦日まで来れないかも
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/26(土) 14:25:59.17 ID:hsb1C02ao
乙です
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/31(木) 08:54:27.21 ID:G0dNiVf6O
このスレのコンマ安価のルールがいまいち?なんだけどゾロ目が出てもゾロ目用の艦娘を指定してなかったら無効なの?
ランダムか再指定になるのかと思ってた。

それなら、奇数指定の艦娘以外を指定して安価とれば実質、ゾロ目が出るまで安価は無効になるんじゃね?
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/31(木) 14:40:36.72 ID:WvEoLtPIo
>>181
そういうことだろ
誰か指定して、その時コンマがあってたら採用あってなければ無効
コンマが先なんじゃなくて艦娘指定が先
183 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/01/01(金) 00:28:12.04 ID:NVFjB08I0
〜HAPPY NEW YEAR〜

提督「あけおめ」

榛名「明けましておめでとうございます」

鈴谷「今年もよっろしくぅ!」

山城「これからまた一年間よろしくお願いします」

夕立「また一年間、特になんの進展もないっぽい?」

瑞鳳「こ、今年はちゃんとやりますよ!?」

秋月「ですから皆様、どうか生暖かい目で見守っていただければ幸いです」

加賀「やりました(年越しわんこ蕎麦とおせち的な意味で)」

浜風「なんだか一人だけおかしかったような……あっ、よろしくお願いします!」

如月「今年は私もめ〜いっぱい、頑張っちゃうからねっ?」

能代「能代も一年頑張って……ああっ!阿賀野ぇ!?大丈夫!?」

不知火「今年も不知火に落ち度はありません」



漣「はい、お疲れ様でーす。カメラ止めたのでもういいですよ」

提督「あー疲れた。会場に戻って飲みなおそう」

榛名「結局これなんだったんですか?」

提督「さあ?読者サービス?」

榛名「また随分とふんわりとした……」

ヤミナ『適当な提督も素敵ですね!』

提督「なんか今聞こえたような」

榛名「気のせいです」



今年もこの鎮守府の物語は続きます!
184 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/01/01(金) 00:32:33.00 ID:NVFjB08I0
皆様あけましておめでとうございます。新年初ドクぺを済ませた>>1です。うん、今年も変わらずマズイ

昨年の元旦に今年中には終わるとか言っておきながら終わる気配すらありませんでしたが、今年も変わらず言います。今年中には完結させる、と。

ですのでそれまでの間、今年もこの作品をよろしくお願いします
185 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/01/01(金) 00:36:49.06 ID:NVFjB08I0
>>181

>>182の方が言ってくれた通り、それで合ってます

ここのコンマは10レス目までで判定を行ってダメだったら別の方法に切り替えます。連投も禁止です。ですからゾロ目出すまで粘るのは限度があります。それに、全員がゾロ目狙いでもないと思いますし

ただゾロ目の子が増えてしまうと確かにそういった方法が採り易くなってしまいますし、目当ての子が当て難くもなりますのでその時の対応はこちらで考えておきます
186 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/01/17(日) 20:52:40.15 ID:hB4RBcnD0
本日ガラスの花と壊す世界の二週目に行ってきた>>1です。見るの二回目でも途中で頭パンケーキでしたが尺の都合だからね。仕方ないね

でもいい作品だとは思うので暇とお金があれば皆さんも劇場に足を運ぶといいっぽいって夕立が言ってた(ステマ)

それでは始めます
187 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/01/17(日) 21:05:52.91 ID:hB4RBcnD0
〜ある日の鎮守府〜

鈴谷・熊野「「魔法少女?」」

提督「ああ。今日の午後から商店街でショーをやる予定だったんだが、役者さんが急に体調を崩したらしくてな。代役を立てる時間も金も無かったらしく何とかならないかと言われた」

鈴谷「いやいやいや。おかしいよね?鈴谷たちって一応、軍人なんだけど。なんでヒーローショーの代役の仕事が回ってくるの?」

提督「住人との交流も大事だと思って」

熊野「提督……」ハア

提督「い、いやだってチビッ子たちも今日のショーめっちゃ楽しみにしてるみたいだったし」

鈴谷「まあ提督がそんな感じなのはいつも通りだからもういいけどさ。でも鈴谷たちお芝居なんて出来ないよ?」

提督「安心しろ。そこら辺は抜かりない。あとたった数時間でも一流の演技が出来るようにしてくれる講師の方を招いた。入ってきてくださーい!」

ガチャッ

???「マジカルでサイエンス!魔法と科学で戦う正義の魔法少女、はるなんです☆よろしくねっ☆」ウインク

鈴谷・熊野「「……」」

提督「困っている商店街の人たちと俺の前に偶然通りすがった魔法少女のはるなんさんだ。本物の魔法少女から教われば完璧な演技が覚えられるだろ?」

鈴谷(いや、本物の魔法少女っていうかアレ……)

熊野(榛名、ですわよね……?)
188 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/01/17(日) 21:11:47.36 ID:hB4RBcnD0
提督「じゃ、俺は仕事に戻るから。頑張れよ!はるなんさん、あとはお願いします」

はるなん「お任せあれっ☆」

バタン

はるなん「それじゃあ早速レッスン、始めるよっ☆」

鈴谷「ちょっと待って。色々ツッコミどころはあるけど、まず一つ。榛名だよね?」

はるなん「違うよっ?」ニコッ

熊野「いえでもどう見たって榛」

はるなん「違うよっ?」ニコッ

鈴谷・熊野「「……」」

はるなん「はるなんは妖精の手で生まれたマジカルでサイエンスな魔法少女なのっ☆誰かに似てるとしても、人違いだよっ☆」

鈴谷・熊野((ああ、ツッコんだら負けなんだな))

鈴谷「わか、りました。すみません。それじゃ、よろしくお願いします。はるなんさん」

熊野「よろしくお願いしますわ」

はるなん「うんっ☆よろしくねっ☆」
189 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/01/17(日) 21:25:50.40 ID:hB4RBcnD0
はるなん「じゃあまずは魔法少女の衣装に着替えてねっ☆」つ衣装

鈴谷「え、ええ!?これ着るの!?」///

熊野「す、スカートが短すぎますわっ!こ、これでは下着が見えてしまうじゃありませんの!」///

はるなん「だいじょーぶだよっ☆ちゃんと見えないように工夫されてるからっ☆ほら着替えて着替えてっ☆」

〜少女着替え中〜

はるなん「次は魔法少女の基本中の基本っ☆登場シーンだよっ☆」

鈴谷「は、はあ……」

はるなん「二人は今回お芝居するだけだから、台本に載ってるのを練習するよっ☆」つ台本

〜少女練習中〜

鈴谷「海からやってきた白い魔法少女、プリティーベル!悪い敵は爆発四散させちゃうゾ☆」キラッ

はるなん「すずやん――――ううん、プリティーベル!凄い!これならいつでも本当の魔法少女になれるよっ☆」

鈴谷「え、えへへ……そ、そうかな……」テレテレ

はるなん「でも、くまのんはぁ――――」

熊野「う、うう……恥ずかしすぎますわ。衣装を着るだけでも限界なのに更にこんなポーズとセリフまで……」モジモジ

はるなん「――――ちょーっと、恥ずかしがり屋さんなみたいだねっ☆」
190 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/01/17(日) 21:33:27.53 ID:hB4RBcnD0
はるなん「仕方ないなぁ……くまのん、よく聞いてっ☆」

熊野「……?」

はるなん「くまのんが今からやることは子供たちを笑顔にすることなのっ☆あなたがいつもやってることと同じっ☆あなたたち艦娘の仕事は『誰かの笑顔を守ること』でしょっ☆」

熊野「……私に、出来るのかしら」

はるなん「大丈夫っ☆くまのんには魔法少女の素質があるよっ☆現役魔法少女のはるなんが保証するっ☆」

熊野「榛名……いいえ、はるなん。ありがとう。私、頑張りますわ!」

はるなん「うんうんっ☆それじゃどんどん行くよっ☆」



そうして鈴谷と熊野ははるなんの指導の下、魔法少女としての才能を開花させていくのだった――――!
191 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/01/17(日) 21:43:51.93 ID:hB4RBcnD0
〜商店街・特設ステージ〜

敵「ふはははははは!ここら一帯の海の幸を独占してくれるわっ!」

司会のお姉さん「このままじゃ美味しいお魚さんたちが全部食べられちゃう!」

「「ちょっと待った!」」

敵「む、何奴!」

鈴谷「海からやってきた白い魔法少女、プリティーベル!」

熊野「同じく海からやってきた黒い魔法少女、ラブリーベアー!」

鈴谷「海の平和を乱す悪い敵は――――」

熊野「――――私たちが爆発四散させちゃうゾ☆」

〜ショー終了後〜

鈴谷「ふ〜疲れたぁ〜」

熊野「体力やら精神力を完全に使い切りましたわ……」

鈴谷「でも、楽しかったよね」

熊野「ええ、そうですわね。子供たちも楽しそうにしてくれていましたし」

鈴谷「そういえばはるなんはどこに行ったんだろ?始まるまではこの控え室にいたのに」

熊野「いつの間にかいなくなってますわね」

コンコン

提督「お疲れお前ら。いいステージだったな」

鈴谷「あ、提督〜。見てたの?」

提督「おう。客席も沸いてたし、商店街の人たちも言ってたぞ。また次回も出てくれないかってさ」

熊野「ふふっ、そうですわね。機会があれば是非」

???「提督ー!勝手にどこか行かないでください!迷子になったらどうするんですか!」

鈴谷「あれ?この声――――」

榛名「もう、目を離すとすぐにどこか行く癖、いい加減治してください」

提督「悪い悪い」
192 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/01/17(日) 21:53:04.17 ID:hB4RBcnD0
熊野「榛名、提督と一緒にいたんですの?」

榛名「?はい。榛名は今日は提督と一緒に仕事をして、提督が熊野さんたちのステージを見に行くって聞かなかったので付き添ってきたのですが。あ、鈴谷さん熊野さん、先ほどのステージとっても素敵でしたよ」

鈴谷「ええ!?え、でもはるなんは榛名なんじゃ――――」

榛名「はるなん?誰ですか?」

鈴谷・熊野「「……」」

鈴谷・熊野((じゃあ、はるなんってもしかして本当に本当の――――))




はるなん「さ〜てはるなんはお昼ごはんでも食べてもうちょっとゆっくり観光でもしようかなっ☆」ピピッ

はるなん「あちゃーもう見つかっちゃったかっ☆すぐにお仕事に戻らないと怒られちゃうかもっ☆」

はるなん「バイバイ、すずやん、くまのんっ☆もうあなたたちは立派な魔法少女だよっ☆」シュンッ



この世界には艦娘や深海棲艦以外にも不思議なことがいっぱいあるということを学んだ鈴谷と熊野であった――――
193 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/01/17(日) 21:57:31.31 ID:hB4RBcnD0
今日の分終わり。ぶっちゃけ悪ノリが過ぎたとは思ってます

はるなんの存在については基本的に今回限りの一発ネタであり本筋に関わってくる設定とかではないことをここに明記します

次回は空母!久しぶりにあの子の出番です!

















???「ふふふっ☆気が向いたらまた登場するかもねっ☆」
194 :以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします [sage]:2016/01/17(日) 22:25:34.09 ID:GYPC66TvO
乙です
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/01/26(火) 20:42:51.81 ID:iTwq5VztO
196 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/02/03(水) 20:29:09.39 ID:YXlxWTVP0
節分の時間だオラァ!(挨拶)

二週間ぶりの更新がこんなのですみません。溜まったラノベを消化してたんじゃ

始めます
197 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/02/03(水) 20:34:05.91 ID:YXlxWTVP0
提督「今日は節分です」

榛名「そうですね」

提督「だから豆まきをします」

榛名「ダメです」

提督「なんで!?」

榛名「仕事が終わってないからです……」ハア

提督「クソッあのジジイ、大規模作戦前だからってアホみたいに仕事寄越してきやがって……」

榛名「他の皆さんは街の方のイベントに参加しに行ってますから、早く終わらせて合流しましょう」

提督「お前は行かなくていいの?」

榛名「榛名は秘書艦ですので」
198 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/02/03(水) 20:49:57.04 ID:YXlxWTVP0
〜数十分後〜

提督「仕事終わらないんだけど」

榛名「口を開く暇があれば手を動かしてください」カキカキ

提督「いやいやいや……いくら頑張ってもこの量はちょっと……」

榛名「ほう。この書類の海のうちの7割が提督の怠慢により今日まで持ち越されたものと知りながらそう言いますか」ギロッ

提督「すんませんでしたッ!」

榛名「いいから早く仕事に戻ってください」カキカキ

提督「はあ、わかったよ。でもちょっと待っててくれ」スタスタ

榛名「?」
199 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/02/03(水) 20:54:56.20 ID:YXlxWTVP0
提督「ほら、コーヒー。あんまり根を詰めすぎて倒れられても困るから少し休め」コトッ

榛名「……いえ、榛名は一刻も早く仕事を終わらせて皆さんと合流したいんですが。というか仕事溜めたのは提督ですよ?」ジトー

提督「さ、さあて!俺、お仕事頑張っちゃうぞー!」

榛名「聞こえなかったフリをしないでください……っと、もう聞こえてませんか」

提督「……」カキカキ

榛名「まったく、最初からそうやってマジメに仕事してください。やれば出来るんですから」

提督「……」カキカキ

榛名「コーヒーを飲み終わったら、榛名も頑張りましょうか」
200 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/02/03(水) 21:06:53.40 ID:YXlxWTVP0
〜さらに数十分後〜

提督「やっと終わったぁー!」

榛名「はい、お疲れ様でした」

提督「まだイベントには間に合うか?」

榛名「豆まきは無理でしょうが、恵方巻きは食べられるんじゃないでしょうか?」

提督「む、そうか……」

榛名「?どうかしましたか」

提督「よし、今日は出掛けるのやめにしよう」

榛名「……え?いいんですか?節分楽しみにしてたんじゃ」

提督「豆まきが終わったなら別にいいかなって。それより今から恵方巻き作って食おうぜー。ああ、後は……コレもな」ゴトッ

榛名「……昼間からお酒ですか」

提督「おうよ。駆逐艦のチビッ子たちもいないし、たまにはサシでゆっくり飲もうじゃないか」

榛名「はあ……わかりました。それじゃあ、恵方巻きついでにおつまみも軽く作っちゃいましょう」

提督「あーでも、今更だけど材料何かあったっけ?」

榛名「赤城さんと加賀さんが個人的に発注していた大豆がありますのでそれをなんやかんやしてしまいしょう。恵方巻きの材料もあったはずですし」

提督「……怒られるぞ」

榛名「提督のせいにしますから大丈夫です」

提督「オイッ!?」

榛名「冗談です。ほら、早く準備しないと皆さん帰ってきてしまいますよ?」フフッ



なお、後日鬼のように怒る赤城と加賀に怒られた提督と榛名は『大豆、全部食べずに取っておけばよかった……』と思うハメになるのだが、今この時は知る由もないのだった
201 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/02/03(水) 21:09:25.10 ID:YXlxWTVP0
本日の投下終了。去年と同じ豆まき大会にしようかとも思ったのですが、流石に芸が無いと思ってやめました

イベントまであと一週間、皆さん準備を頑張ってください!私はバケツが30しか無いので既に諦め気味です!
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/03(水) 21:11:34.23 ID:DjuILTVpo

一週間あればなんとか100近くまではいけるんじゃね?
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/03(水) 21:33:39.13 ID:lAvr2mueO
乙です
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/03(水) 23:12:31.88 ID:utCSOgzDO
乙にゃ
とりあえずでちでちいうのに豆ぶつけたい
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/03(水) 23:35:13.34 ID:kQoOFMRL0
乙です
206 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/02/14(日) 17:22:16.01 ID:bCkOO5iT0
アレフガルド作ってたら危うくバレンタインのことを忘れかけていた人は挙手してください。はい、私です。

というわけで今日の夜にバレンタインイベントやるのでいつものコンマ判定です。以下の中から好きな艦娘を選んでください

@鈴谷、夕立、加賀、如月、能代、不知火 ……☆0

A山城、漣、秋月、瑞鳳、浜風 ……☆1

Bヤミナ ……☆2

@の子は奇数、Aの子は00以外のゾロ目、Bの子は00です

また、選ばれた回数が一応分かるように☆を記載しました。☆は提督からの好感度です。好感度が高いと個別エンディングが豪華になります。今日のような特別な行事イベントやアンケートイベントで選択されると上昇します

範囲は↓10まで。それまでに決まらなかった場合は更に↓5で@の子の中から多数決を取ります
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/14(日) 17:23:51.10 ID:+kk7QuX0O
秋月
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/14(日) 17:26:59.78 ID:tyP7yaetO
ヤミナ
209 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/14(日) 17:27:21.33 ID:8MKKak/1O
不知火
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/14(日) 17:58:39.89 ID:GKeV7UooO
期待
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/14(日) 18:44:01.91 ID:KTZ8KJU+o
夕立
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/14(日) 19:30:39.87 ID:vF5LM2lDO
夕でちで
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/14(日) 19:54:27.84 ID:I9hp0S2AO
如月
214 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/02/14(日) 21:22:43.38 ID:bCkOO5iT0
駆逐3航巡1軽巡2でAからBに逸れたんじゃが

ぬいぬい(艦娘)のぬいぬい(名詞)をぬいぬい(動詞)しながらまったり投下します
215 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/02/14(日) 21:36:57.46 ID:bCkOO5iT0
〜バレンタインの鎮守府〜

陽炎「しーらーぬーいっ!折角のバレンタインなんだしあんたも司令官にチョコ渡しなさい……よ?」

不知火「すみません集中したいのでどこかへ行ってくれませんか姉さん」ゴゴゴ

陽炎(うわーい滅茶苦茶ガチだー。いつもは『陽炎』って名前で呼ぶのに『姉さん』って呼ぶくらいガチだー)

陽炎「し、不知火?それ、司令官へのチョコ?」

不知火「ええ。別に特に深い意味などまったくもってありませんが、お世話になっている上官に渡すのは軍人として当然の義務ですので。義務ですので」

陽炎(二回言ってまで義務ってことを強調したー!バレバレなんだから堂々と本命だって言っちゃえばいいのに……ん?あれ?)

陽炎「ねえ不知火。あんた何時からチョコ作ってるの?」

不知火「今朝起きてすぐからですから……かれこれ5時間ほど前からでしょうか」

陽炎「長ッ!?……いや、というかさ。そんだけ長い時間作ってて形になってるものが一つも無いのは何故……?」

不知火「……」ギクッ

陽炎「冷蔵庫で冷やしてるのかと思ったけど、入ってるのは未使用の板チョコだけだし」ジー

不知火「……」プイッ

陽炎「あんたもしかして今までずっと失敗――――」

不知火「不知火に何か落ち度でも?」ギロッ

陽炎「図星なのね……涙目で睨んでも可愛いだけよ」

不知火「……くっ」///
216 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/02/14(日) 21:48:45.35 ID:bCkOO5iT0
不知火「し、仕方ないでしょう。今までお菓子なんて作った経験がないのだから」

陽炎「去年はどうしたのよ?」

不知火「間宮さんから購入しました」

陽炎「じゃあ今年もそうすればいいじゃない」

不知火「い、いえ。やはりこういうのは手作りの方が気持ちが。不知火の日頃の感謝を余すことなく伝えなければならないので」

陽炎「……義務で渡すんじゃなかったの?」

不知火「……」フイッ

陽炎「あーもう面倒くさい妹ね本当に。手作りのを渡したいのはわかったけど、このままじゃ間に合わないわよ?」

不知火「ううっ……」

陽炎「……とりあえず、あたしが一回作るから見て覚えなさい」

不知火「?陽炎はチョコレートを作れるのですか」

陽炎「んー『あたし』が作ったことあるわけじゃないんだけど……ま、お姉ちゃんに任せなさい?」グッ
217 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/02/14(日) 22:10:51.34 ID:bCkOO5iT0
〜〜〜〜〜

陽炎「ん、まあ、こんなものかな」ペロッ

不知火「……すごい」ポー

陽炎「ふふん、もっと褒めてくれてもいいのよ?」

不知火「本当に凄いです。いったいどこでこんな技術を?」

陽炎「何代か前の『陽炎』がハワイに行ったときに習得してきたみたいなのよねー。あたしにまで残ってるくらいだから相当強く記憶に焼き付けたみたいだし、引退したらパティシエにでもなりたかったのかしらねぇ」

陽炎「……ま、そんなことはどうでもいいか。ほら不知火。これで作り方はわかったでしょ?時間ないんだから早く作りなさい」

不知火「はい……陽炎はこのあとどうするのですか?」

陽炎「んーそうねぇ。他の妹たちのところも回った後に司令官にチョコ渡して……部屋で筋トレでもしてようかしら」

不知火「いつからそんな筋肉思考になったのですか……では、また後で」

陽炎「はいはーい。頑張って作りなさいよー」ヒラヒラ
218 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/02/14(日) 22:28:27.52 ID:bCkOO5iT0
〜数時間後〜

陽炎「ふ〜。だいたいやることはやったし、次はどうしよっかな」

コンコン ガチャッ

不知火「陽炎」

陽炎「ん?ああ不知火。おかえりなさい。どうだった?」

不知火「ちゃんと渡せましたよ。司令も喜んでくださいました」

陽炎「告白は?」

不知火「す、するわけないでしょう。べ、別に不知火は司令をそういう風には……」ワタワタ

陽炎「あーはいはい。そうだったわね。まったく、いい加減開き直ってキスと一緒に告白でもすればいいのに……」

不知火「き、キスなんてしていません」

陽炎「いや誰もしたなんて言ってな――――え?不知火あんたまさか」

不知火「べ、べべべべべべべ別に今はその話はどうでもいいでしょう!そ、それより陽炎、少しだけ手を借りてもいいですか?」

陽炎「誤魔化し方へったくそねぇ……はい、どうぞ」



不知火「いつもありがとう、お姉ちゃん」ニコッ



透き通るような笑顔とともに渡されたのは、綺麗に包装された何かで。

その何かから微かに香る匂いは、今日一日で随分かぎ慣れたもので。

陽炎「これ……チョコ?」

不知火「はい。友チョコ、というやつです」

陽炎「でも時間足りなかったんじゃ」

不知火「実は、一番最初にそれから作り始めたんです。そのせいで、司令官との約束の時間に少し遅れてしまいましたが」

陽炎「……あんたって子は、本当にまったく」フイッ

不知火「おやおやどうしたのですか陽炎。急に顔を背けたりして。まさか感極まって泣いてしまいそうに?」なったのですか?」

陽炎「バカ言ってんじゃないわよ。あんたがさっき『お姉ちゃん』なんて変な呼び方するから、笑いそうになったのを堪えてるだけよ」

不知火「なっ!?」

陽炎「はいはい掴み掛かってこないの。とりあえずちょっとここで待ってなさい。このチョコのお礼に、あたしが最高のチョコを作ってきてあげるから」

そう言って出て行く姉の背は、本人は絶対に認めないだろうけれど、やはり嬉しそうだった。

不知火「はい、楽しみにしていますよ。お姉ちゃん」クスッ
219 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/02/14(日) 22:32:08.19 ID:bCkOO5iT0
〜提督の脳の一部が拡張されました〜

対象:不知火

恋愛度:☆1

状態:気づかない程度の想い
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/02/14(日) 22:34:20.66 ID:LwnGbQI9o
今誰がどの程度提督の脳を拡張してるんだ?
221 : ◆ATK1PCranA [saga]:2016/02/14(日) 22:36:26.04 ID:bCkOO5iT0
今日の分おしまい。最初は普通に提督との絡みを書くはずだったのにいつの間にかかげぬいになってたぜ。何を言ってる分からないと思うが俺にも(ry

『なんでこの展開で提督からの好感度が上がるの?』と思うかもしれませんが、描写されなかっただけで裏ではなんやかんやあったんです。キスとか「不知火に何か落ち度でも?」アッハイ、すみません。なんでもないです

追伸:今回の冬イベは温そうなのでまったり進めたいと思います。新艦娘を登場させるのは無理かな……人数増えすぎてもアレだし
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