男「アイドルの巴マミと同じクラスなんだけど…」

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18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/05(木) 17:58:37.55 ID:d1merv460
お前らマミさんに辛辣過ぎだろww
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/03/14(土) 15:18:44.92 ID:6ptmymqBo
男「ぼっちは寂しいもんな……ゆまちゃんだって友達がいないのは嫌だろう? 頑張って彼女達と友達にならないとな」

マミ「そうでしょう? ほら、ゆまちゃんならきっと彼女達とお友達になれるわ」

男「なんなら志筑さんに頼んで凛ちゃんと仲を取り持ってもらおうか?」

マミ「それはいい考えね!」

ゆま「いいよ、新しいお友達なんていらない……ゆまにはもう友だちいっぱいいるもん……」

男「えっ、そうなのか?」

ゆま「そうだよ! マミおねーちゃんでしょ、キョーコでしょ、おにーちゃんでしょ!」

マミ「あらあら」

男「ちょ、ちょっと待て。俺をカウントされちゃ困るぞ。杏子ちゃんもだ」

ゆま「え……?」

男「ゆまちゃんは杏子ちゃんと喧嘩中だろ? 杏子ちゃんは俺の仕事仲間になったんだから俺とゆまちゃんが仲良くしてたら杏子ちゃんがヘソをまげてしまうかもしれない」

男「それは困るんだ。だから俺と友達になりたいならまずは杏子ちゃんと仲直りしてくれ」

男「とはいえゆまちゃんにとっては杏子ちゃんとの生活は辛いものだったんだろ? だから巴さんの所に行ったんだし、難しいかもしれないが……」

ゆま「……うう……」

マミ「もう、どうしてそんな意地悪な事言うの!? 大人気ないわよ男君!」

男「こっちにも都合があるんだ。実際ゆまちゃんが俺の近くをうろついて杏子ちゃんがいきなり失踪でもしたらどうするんだ? 俺はその可能性は十分にあると思ってる」

マミ「そ、それは……」

男「そうなったとして巴さんには何の責任も取れないだろ? だったら無責任な事を言うのはやめてくれ。杏子ちゃんに逃げられたら俺は雇い主に怒られるんだ」

マミ「……」

男「そういうわけだから……まあ、友達を作るなら応援はするけどな。志筑さんに頼んでみるか?」

ゆま「……うぇ、ひっ、ひっく」

男「お、おい泣くなよ……こっちだって板挟みにされるのは御免だぞ……」ソソクサ

男(俺は二人を置いてその場から立ち去った)
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/03/14(土) 15:36:38.29 ID:6ptmymqBo
桃子「おー、ようやってくれたの! 大儀であった!」

男「おう。オーダー通りにやったんだから文句の一つもないだろう」

桃子「うむうむ。ご苦労じゃった。父上に褒美をはずむよう口利きしておいてやるからな」

男「へへへ、毎度」

桃子「ところでお前の知り合いで山県という苗字の者はおるかの?」

男「……いや、居ない」

桃子「むう、残念じゃのう。高坂と馬場と内藤は見つけて家臣にしたんじゃがのう。山県だけなかなか見つからんのじゃ……」

男「そ、そうか。珍しい苗字だからな」

桃子「あと馬場ももうおばあちゃんじゃから出来たら新しい馬場に交換しておきたいのじゃ。若い馬場がおったら教えてほしいぞ」

桃子「もし見つけたらわたしのところに電話するんじゃぞ? それじゃあの」テクテク

男「完全に気が触れてるな……」

男「さて、次はどうするかな」


1.杏子ちゃんが戻ってくるのを待とう
2.ショウさんに仕事が終わった事を報告だ
3.野郎だけで打ち上げにいくぜ
4.帰ってオナニーだ

↓2
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/14(土) 15:44:42.56 ID:id4gzQJAO
1
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/14(土) 15:59:38.44 ID:a7e8ueSho
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/03/15(日) 09:52:29.31 ID:MC5aB4aco
男「アホの美樹さんを締め上げに行った杏子ちゃんが戻ってくるのを待とう」

男「ふーっ……」

男「……」

男「……」

杏子「……ん? 何そんな所でぼーっとしてんのさ」

男「杏子ちゃんを待ってたんだよ。ショウさんに結果の報告をしに行くぞ」

杏子「そんなの電話で済ませろよ。アタシは遊びに行くからな」

男「この仕事の報酬は基本的に即金で貰えるから、その受け取りも兼ねて会いに行かないといけないんだ」

男「待ってる間にメールで簡単には伝えてあるけど、報告は原則直接会ってするのがショウさんのポリシーらしい」

杏子「面倒くせえな」

男「文句をいわないでくれ。せっかくのいいバイトなのに変に話をこじれさせたくない」

杏子「ちっ、わかったよ。それでどこに行くんだよ」

男「俺の家で待ち合わせだけど少し時間が空いてる。↓2で時間を潰そう」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 10:00:49.37 ID:9PdJi9eAO
筋トレ
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 10:52:59.88 ID:/bePxftnO
石油発掘
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/03/15(日) 19:41:21.51 ID:MC5aB4aco
男「石油発掘で時間を潰そう」

杏子「は? なに言ってんだよ」

男「だから石油を発掘するんだよ。丁度ここの備品にスコップがあったしな。いいからとりあえず付いて来るんだ」

杏子「……まあお前の家でぼーっとしてるよりはマシだし、別にいいけど」



男「こっちだ。こっちの林の方」

杏子「……おい、こっちってお前……」

男「着いた」

杏子「ここはアタシが住んでた教会じゃねーか。こんな所、石油どころか何も埋まってないだろ……」

男「……いいから掘るぞ。ほらスコップだ」

杏子「意味わかんねえ……」

男(俺達は教会の傍らに大きな穴を掘を掘り続けた)



男「はぁ、はぁ……大人が2〜3人すっぽり入るくらい掘ったな。これ以上は土の置き場所に困るからとりあえず今日はこの辺にしとこう。ああ、疲れた……」

杏子「マジ意味わかんねーんだけど……結局何が目的だったんだよ。石油なんてねーじゃねーか」

男「……杏子ちゃん。こんな所で石油は掘れないんだ。現実を見てくれ」

杏子「お前、殴るぞ」

男「↓2」


1.杏子ちゃんの家族の墓を作ろう
2.ゆまちゃんのためにプールを作ろう


日付変更まで多数決
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 19:43:42.25 ID:8YKaZ8Reo
1
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 19:48:11.67 ID:rxkcjrI7o
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 19:48:14.64 ID:FIAm+6Qno
1
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 19:54:18.76 ID:OkOT3XEI0
1で
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 19:54:57.89 ID:OkOT3XEI0
1で
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/15(日) 20:06:16.10 ID:Oz2R6f9AO
1
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 22:57:12.97 ID:BzgCEpADO
1
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/15(日) 22:58:35.01 ID:Zcv6W1f4o
1
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/16(月) 23:10:20.00 ID:bAsdSFgU0
2
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/03/17(火) 14:41:58.79 ID:l22wLNK3o
男「ここに杏子ちゃんの家族のための墓を作ろう」

杏子「あ?」

男(一瞬で冷ややかなマジ顔になった……)

男「杏子ちゃんの家族はここにはいないけど、せめて墓を作ろうって言ってるんだよ」

杏子「お前……」

杏子「ちょっと大人しく協力してやったくらいで何調子乗ってんの? なあ……」

男「作ろう、墓」

杏子「……」グイッ

男(胸倉を掴まれた。凄い力で足が浮きそうになるが、ここで引いてはいけない)

男「アウトローゴッコはもうおしまいだ。現実から逃げるのはもうやめろ」

男「亡くした家族を悼んで、それでも自分自身の人生を歩むのが人間だ。杏子ちゃんにもそうしてもらうし、墓はその踏ん切りをつけるために作る」

杏子「アタシが……現実から逃げてるだと……!?」ギリギリ

男「ぐっ」

男(完全に首から宙吊りにされ、息が止まる。俺は自分の手で体を支え、なんとか話を続けた)

男「今までみたいな生活が、いつまでも、続けられると思うな……」

男「少なくとも、この街にはショウさんの手が回ってる……もう、寝るところだって、確保出来ないぞ……」

杏子「……」ギリギリ

男「学校に行って、進学して、青春しながらやりたい事を見つけて就職する……そんな普通の生き方から逃げるのをやめろ」

男「ゆまちゃんから逃げるのをやめろ……巴さんから逃げるのをやめろ……自分を追い詰めて、選択肢を狭めるのをやめろ……」

男「今の君は俺の仲間足り得ない……足手まといだ……真人間になって貰わないと、俺が割りを食う……」

男「それが出来ないなら……今すぐ死ぬか、この街から跡形も残さず出て行け……!」

杏子「言ってくれるじゃねえか、よくもそんな状態で……!」ギリギリ

男「……」

男(俺は杏子ちゃんの胸倉を掴み返し、左足を杏子ちゃんの足の間に入れそれらを同時に時計周りに回した)

杏子「なっ」グラッ

ドサッ

男「ふびゅっ」

ドテッ

男(俺達は二人揃って地面に転倒した。すぐさま立ち上がろうとする杏子ちゃんに対して俺は↓2と言い放った!)


1.俺の仲間にならないなら次は心臓を刺す
2.何度でも言うけど今までみたいな生活はもう続けられない
3.好きです
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/17(火) 14:45:26.98 ID:ZHiGC9uN0
3+キスする
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/17(火) 14:47:24.04 ID:WoWui0HE0
安価↑
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/17(火) 15:31:47.91 ID:vFyNVPgko
情緒不安定すぎだろwwwwwwwwww
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/17(火) 23:09:09.42 ID:58ciBpeDO
男だから仕方ないね
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/03/19(木) 19:48:18.06 ID:4vMMmtpwo
男「好きです……!」

杏子「!?」

男「おちんちん入れさせてぇぇぇぇぇぇぇ!!」バッ

男(俺は起き上がろうとする杏子ちゃんに飛び掛った!)

杏子「う、うわあぁっ!?」シュッ

男「ふっ」パシッ

男(振り向きながら咄嗟に繰り出された杏子ちゃんのパンチをいなし、そのまま杏子ちゃんにのしかかる! 腰を打ちつけつつそのまま告白の続きだ!)

男「う、うわああああああぁぁぁぁぁ!!」カクカク

男「す、好きだっ! 好きだ杏子ちゃん!」カクカク

男「えへ、ちゅーしよ!」カクカク

杏子「やめろ、この変態がぁっ!」バキッ

男「ぐあっ!」ドサッ

男「ふえ……振られちゃったの……?」

杏子「気持ち悪いんだよ、このクズ野郎!」

男「えへへ、もっと言って」

杏子「っ……!」ゾクッ

杏子「……最近なりを潜めてたから忘れてたよ。アンタは元々そういう奴だったってな」

杏子「初めて会った時からそうだったじゃねえか……。なのにアンタの話をまともに聞こうとしたアタシが馬鹿だった」
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/03/19(木) 20:12:45.61 ID:4vMMmtpwo
男「そう、初めて会った時……」

男「あの時から俺は君の事がずっと好きだったんだ……」

杏子「言ってろ、馬鹿が」

男「だって杏子ちゃんは……クラスでも街でも爪弾き者の俺の話を唯一まともに聞いてくれた人だったから……」

男「街で誰かに声をかけてもみんな無視か、気持ち悪がって逃げるだけだ……」

男「誰からも必要とされない、相手にされない寂しさと無力感。あの時は家族も一人もいないと思ってたから、自分の境遇に悲観して、潰れそうな俺だったけど……」

男「ほんの少しでいい。誰かに俺の話を聞いてもらいたい。杏子ちゃんはそんな俺の望みを叶えてくれた……!」

杏子「……!」

男「俺は……あの時君に救われたんだ……!」

杏子「お前……」

男「だから杏子ちゃんが仲間とすれ違ってるのを見て、放ってはおけなかったんだよ」

男「俺の事は嫌ってくれてもいい。だけど今までみたいな他人寄せ付けずに一人で身も心も磨り減らすような生活は終わりにしないといけない……」

男「君さえ素直になれば友達になってくれる人や助けあってくれる人達はたくさんいるはずだ……一人ぼっちでいるのはもうやめにしよう……」

杏子「……そんなの……」

男(ふふ、堕ちたかな?w)

杏子「そんなの、今更言われたって遅いんだよ!!」

男「あれ?」

杏子「お前の言う友達になってくれる人ってのはマミやゆまの事なんだろ! お前は知らないだろうけどな……!」

杏子「アタシは昔、世話になったマミの事を一度裏切ってるんだよ! その時に怪我だってさせた!」

杏子「ゆまだってアタシが本当にあいつのためになることを考えて動いてやってたら、今頃あいつは魔法少女になんてならないで親戚なり施設なりに引き取られて人間として暮らしていけてたはずだ!」

男「自然に被害者の会設立されててワロスwwww」

杏子「ああ!?」

男「い、いや、なんでもない」

杏子「こんなんでどうしてあいつらと仲良くしてられるんだよ」

杏子「ゆまだってマミだって、内心もうアタシのことなんて邪魔だって、最初からかかわらなければ良かったって思ってるだろ」

杏子「普通の生活だなんて冗談じゃない。アタシがどんな生活してたか、どうやって食いつないできたか知ってるだろ。今までアタシに何かを奪われて来た奴はどうなるんだよ……」

男「↓2」


1.罪は償うしかないんだ、俺も協力する
2.そんなの気にすんなよ、奪われる奴が悪いんだよ
3.じゃあもうほっとくから勝手にしろよ
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/19(木) 20:14:51.51 ID:8xjeOPsOo
3
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/19(木) 20:19:46.03 ID:iOvdxAO2O
2
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/21(土) 10:28:27.12 ID:DTBwaNmhO
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/21(土) 22:36:02.35 ID:NzGajZpT0
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/03/22(日) 14:56:41.88 ID:KlcssWHDo
男「そんなの気にすんなよ、奪われる方が悪いんだよ」

男「心を入れ替えればそれで十分だ。大体今更そんな事言ってもどうにもならないからな」

杏子「そんな言い分で誰が納得するんだ。アタシだったら絶対許さない」

男「許さないって杏子ちゃんの事をそこまで恨んでる奴なんているのか? 人でも殺したなら話は別だろうけどな」

杏子「お前の言ってる事はただの加害者側の自分勝手な言い分だろ」

杏子「反省したから今から自分は真人間です、だなんてそんなの誰も……いや、アタシ自身が誰より許せない……」

男「だったら今まで通り周りの誰も彼をも傷つけて、人から物や金を盗みながら生きていくのか?」

男「何度も言うけどショウさんに顔を見られたら、この街じゃもうそれは出来ないからな。風見野も危ないだろうな。知らない場所で、ここのみんなとも本当に縁を切って一人でやっていくしかないぞ」

杏子「あのオヤジがなんだって言うんだよ! あいつに目をつけられたくらいで……!」

男「見滝原を実質的に管理してるのはショウさんだ。全ての情報はショウさんの所に集まるし、何かあったら大人はみんなショウさんに相談する。人望は市長以上だ」

杏子「だからなんなんだよ!」

男「全ての情報は、といったはずだぞ。大人の目は全部ショウさんの目だと思った方がいい」

男「多分俺達がここにいる事も知られてるだろうな」

杏子「なワケねーだろ。馬鹿か」

男「……」スッ

男「見ろ、数分前にショウさんから来てたメッセージだ」


『佐倉の教会跡なんかに何の用だ。こっちはもうお前の家に着いてるぞ』


杏子「……」

男「な? でも逆に考えればショウさんにさえ気に入られれば、杏子ちゃんの今までの悪行もショウさんがなんとかしてくれる」

男「こんなチャンスはもう二度とないぞ。杏子ちゃんさえ望めば巴さんや美樹さん、暁美さん達魔法少女仲間と同じ学校に通う事だって出来るかもな」

杏子「……アタシが……みんなと学校に……?」

男「俺の仲間になればな」

杏子「……」

杏子「そんなの、あのオヤジの力で無理矢理被害者を黙らせてるだけだろ……」

杏子「脅して奪うための力が暴力から権力に変わるだけだ。今までと変わらねーよ!」

男「アレも駄目、コレも駄目だな。一体どうしたいんだよ」

杏子「出て行く……」

杏子「ワルプルギスの夜を倒したら当分はグリーフシードには困らないはずだ。親父の借金だけ返したらこの街から出て行く」
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/03/22(日) 15:19:26.95 ID:KlcssWHDo
男「結局今までと変わらない生活を選ぶのか。案外臆病なんだな」

男「素直に仲間になればショウさんが被害者に話を通してくれるのに、もったいない……」

杏子「黙れよ。お前なんかがアタシの生き方に口出しすんな」

杏子「気にくわねーんだよ、あいつ……ホストみてーな格好しやがって」

男「まあホストだからな……」

杏子「なワケねーだろ。どうせヤクザかなんかだ」

男「……まあとりあえずショウさんのところに行くか。借金を返すまでは働くんだろ?」

杏子「言っただろ。あいつは気にくわねーんだ。お前だけで行って来い」

男「お、おい。給料はどうするんだ」

杏子「全部借金の返済に充てとけよ」

男「生活費はどうするんだ。無法は許されないぞ」

杏子「手持ちでなんとかなる。次はもっと金額のデカい仕事持って来いって言っとけ。じゃあな」スタスタ

男「おい、待て! 用がある時はどうやって連絡すればいいんだ!」

杏子「ご自慢の情報網とやらで探せばいいっしょ。見滝原からは出ないでいてやるよ」スタスタ

男「……行ってしまった……」

男「しょうがない、ショウさんが待ってるし家に帰るか」
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/22(日) 15:21:09.36 ID:MZH7J2OFo
このスレのショウさんヤバすぎだろ…
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/03/22(日) 15:29:19.77 ID:KlcssWHDo
男「ごめん、待った?」

ショウ「遅えよ!」バキッ

男「痛い! 違うんだ、俺じゃなくて杏子ちゃんが来たくないってゴネてたんだ」

ショウ「その杏子ちゃんがいねーじゃねーか。どうしたんだよ」

男「き、来たくないってダダをこねて地団駄を踏んでな……全くとんでもない女だぜ。ショウさんからガツンと言ってやってくれ!」

ショウ「監督責任があるのお前だから。杏子ちゃんのミスはお前のミスだ」

男「え、そうなのか?」

ショウ「そうなんだよ。あんなジャジャ馬俺の手に余るだろ」

男「俺の手にも余るんだが……」

ショウ「いいから探して連れて来い! もう次の仕事があるんだよ!」

男「↓2!」
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/22(日) 15:42:20.27 ID:B0MuagLAO
杏子ちゃんとセックスしたい
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/22(日) 15:46:37.34 ID:5IPx9LMmo
自慢の情報網で何とかして下さいよぉ〜
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/03/22(日) 21:13:24.09 ID:KlcssWHDo
男「自慢の情報網でなんとかしてくださいよぉ〜w ショウさんならその気になれば一発で発見できるでしょ?w」

ショウ「……15分前に商店街で目撃されてる。俺が行くと目立つし、あの子にとって良くないんだよ」

男「まあショウさんと知り合いとか街中のみんなから売春婦やホステスかキャバ嬢と思われるもんな……」

ショウ「お前は大人達みんなから不良のチンピラと思われてるけどな」

男「え、嘘だろ?」

ショウ「……」

男「え、嘘だろ?」

ショウ「早く行けよ」

男「あれ? 嘘なんだよな」

ショウ「そういえば俺が杏子ちゃんを捕まえたスーパーあるだろ」

男「ああ……」

ショウ「他の店とは話をつけたんだけど、あそこの店長だけは俺が頼んでも被害届けを取り下げてくれなくてよ。本人が直接謝りに来るのが筋だって言って聞かねーんだ」

ショウ「お前、ついでに杏子ちゃん連れて謝りに行って来い」

男「無理だろ……杏子ちゃんが他人に謝るわけない」

ショウ「なんとかしろよ。お前が代わりに頭下げてきてもいいぞ、許してくれるかは知らねーけど」

男「なんで俺がそこまでしないといけないんだ!?」

ショウ「いいから行けよ……行かなかったら野球の給料払わないからな」

男「無茶苦茶だろ! 何考えてるんだ! そんな筋の通らないやり方はショウさんらしくないぞ!」

ショウ「ああ、まあな……でもまあ頼むわ。お前にしか頼めないんだ」

ショウ「佐倉神父には昔世話になったし、その子供だったら俺は放っとけないんだわ」

男「↓2!!」
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/22(日) 21:25:59.30 ID:QA7FmCX8o
連れてきてもいいが別に杏子ちゃんを倒してしまっても構わんだろ
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/22(日) 21:31:12.71 ID:+2sSCprMO
なら自分で何とかしろよ
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/03/22(日) 22:00:04.38 ID:KlcssWHDo
男「なら自分でなんとかしろよ!」

ショウ「……本当に俺がなんとかしていいんだな?」

男「どういう意味だ!?」

ショウ「いや、だから……これからお前、あの子と一緒に仕事していかなくちゃいけないわけだろ。でもあの子とお前の仲はいまいち良くない」

ショウ「そこにあの子の目標である父親の借金返済にはスーパーの店長という障害が現れた。これはチャンスじゃないのか?」

ショウ「これをお前がなんとかしてやることでお前はあの子の信頼を得られるだろ? 懐いてくれるだろうし、もしかすると信頼が高じて恋愛にまで発展するかも……?」

男「そんな上手い事いくわけないだろ!」

ショウ「それが行くんだな……。あの子は最初は警戒心が強いけど、一度信用した相手の事はとことん好きになっていくタイプだ」

ショウ「あの子がまだ小さかった頃に佐倉神父がそう言ってたし、俺もそう思った」

男「↓2」
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/22(日) 22:02:55.66 ID:PHL8F6o8O
なら仕方ない
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/22(日) 22:03:33.65 ID:QA7FmCX8o
それならちょっと杏子ちゃんと家族になってくる!!
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/03/23(月) 15:10:57.79 ID:u2DR1mu+o
男「それならちょっと杏子ちゃんと家族になってくる!」

ショウ「お、おう? なんだ、やっぱりあの子の事が気になってたんだな。最初からもっと積極的に行けよ」

男「今更ながら自分の本当に気持ちに気がついたんだ。俺は杏子ちゃんにいつの間にか惚れてしまっていたようだ……」

ショウ「そうか……まあ告白なら俺じゃなくて本人にしろよ」

男「行ってくる!!!」ダッ

ショウ「ああ、ちょっと待て。これ持っていけ」ポイ

男「ん?」パシッ

男「こ、これは……コンドーム!」

ショウ「家族になるのはいいけど家族を増やすのはまだ早いってか、はっはっは」

男「こんな物を常備しているなんて流石ショウさんだぜ!」

ショウ「ああ、まあ……頑張れよ。あの子の事は一人にしてやるな」

男「任せろ! よし、行ってくる!」ズンズン



男「とは言え、ただ闇雲に杏子ちゃんを連れて行こうとしても拒否されて終わりだろう」

男「ここは……↓2に協力を頼むしかないな」


1.暁美さん
2.マミさん
3.美樹さん
4.ゆまちゃん
5.鹿目さん
6.中沢
7.DQN三人組
8.知久
9.早乙女
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/23(月) 15:15:21.45 ID:dj9jAg0Bo
8
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/03/23(月) 15:18:41.06 ID:IJUSMYHAO
7
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/23(月) 23:11:15.70 ID:YzV48MTvO
えー……
でもこのスレにはコレがいいのかもな
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/03/25(水) 20:58:34.01 ID:T4uNZkiJo
男「ここはDQN三人組のあいつらに協力をしてもらうしかないな」

男「連絡先は聞いてある。早速電話をかけるぞ」



男「というわけで、杏子ちゃんが社会に復帰するためにお前らにも頑張ってもらうことにした」

一宮「……あのクリムゾン・デビルを社会復帰させるなんて本当に可能なのかよ……」

二宮「俺達みたいな単なる不良でさえまともに学校にもいかずに燻ってるんだぜ!」

三宮「というかやっぱりデビルって学校行ってなかったんだな……道理で情報がないはずだ」

男「お前らはお前ら同士でつるんでるけど杏子ちゃんには友達もいないんだぞ。人生楽しい事なんて何もないはずだ。だから本当は心の中では学校に行きたいと思っているに決まってるんだ」

一宮「まあ確かに家族も友達もいなくてホームレスの人生だなんて生きてる意味ないもんな……」

二宮「俺達みたいな不良にだって将来人並みに家庭を持って幸せに行きたいって願望くらいあるからな」

三宮「その点デビルって今まで何考えて生きてきてたのかさっぱりわからないよな」

男「だろ? 最底辺の人生を送る杏子ちゃんを哀れと思うなら手を貸してくれ」

「「「ああ、わかった!」」」

一宮「しかし具体的にどうやってあのクリムゾン・デビルをスーパーの店長に謝罪させるんだ?」

男「俺にいい考えがある。↓2だ」



1.順番に告白していって最後に俺が落とす作戦
2.全員で輪姦して肉奴隷にする作戦
3.万引き被害者の家庭の悲惨な実情を見せて良心を突く作戦
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/25(水) 21:01:59.42 ID:ncGo2/t4O
3
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/25(水) 21:04:53.39 ID:6m/Sggq1o
2
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/25(水) 21:34:43.93 ID:8qo/nL5j0
2を見て2になるんだろうなぁって思ったら案の定なってた
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/25(水) 22:04:26.99 ID:f/JoS0x3o
ある意味安定
たがそれがいい
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/25(水) 22:07:41.59 ID:jSDFCqcSO
最近は平穏無事に続いてたからね
反動が来ても仕方ないね
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/27(金) 04:29:10.44 ID:SKjqj0zpO
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/03/30(月) 17:59:47.57 ID:J5btevAGo
男「俺にいい考えがある。全員で輪姦して肉奴隷にする作戦だ」

一宮「なっ……!」

二宮「お、お前、それは流石に外道だろ! というか犯罪だぞ!」

三宮「それにそんなエロ漫画みたいな話、上手くいくはずない!」

男「……確かに普通の子を無理矢理輪姦したら犯罪だ。だけど杏子ちゃんが相手となると話は違ってくる」

一宮「どう違うってんだ!?」

男「杏子ちゃんに人の恨みを買う事の怖さといざという時に警察を頼れない心細さを教えてあげるんだ」

男「いくら個人として強くとも、ここは法治国家日本。女一人で戸籍も持たずに生きていくには厳しいということを教えるための、いわば正義のレイプなんだこれは」

二宮「正義の……!」

三宮「レイプ……!」

男「それに杏子ちゃんってよく見ると結構かわいいだろ? ヤレるならヤっときたいだろ?」

「「「……」」」ゴクリ

男「フフフ……流石はDQNだ。股間に見苦しいテントなんて張りやがって、すっかりやる気だな」

三宮「お、お前もじゃねえかよ……」

一宮「しかし……俺たちが全員でかかっていってもデビルの強さは次元が違うだろ……」

二宮「一体どうやって倒すんだ!?」

男「もちろんそれも考えてある。多人数であるという有利な点を活かし強大な敵を倒す方法を、俺は↓2から学んだ」


1.モンスターハンター
2.ドラゴンボール
3.進撃の巨人
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/30(月) 18:48:41.49 ID:mBqQFuLSo
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/30(月) 18:51:14.00 ID:CykBW/aIo
2
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/03/30(月) 19:30:12.30 ID:J5btevAGo
男「多人数であるという有利な点を活かし強大な敵を倒す方法を、俺はドラゴンボールから学んだ」

一宮「漫画かよ……」

男「初めて地球に来たベジータの圧倒的パワーの前に手も足もでなかった主人公達は最終的にどうやってベジータを倒した?」

二宮「それはもちろん元気玉を使って倒したんだろ?」

男「違う。確かに元気玉は大ダメージを与えたが、ベジータを倒すまでには至らなかった」

男「よく思い出せ。元気玉でボロボロになりながらも立ち上がったベジータに更なるダメージを与え、大猿化した孫悟飯のボディプレスから逃げる力さえ奪ったのは誰だ?」

男「また、大猿化したベジータに為す術もなく殺されかけた孫悟空を窮地から救ったのは誰だ?」

三宮「あっ……!」

二宮「そ、そうか! あの勝利はそれまで隠れていてここぞという時に姿を現したヤジロベーの活躍があってこそのものだった!」

男「その通りだ。つまり俺が言いたいのは『伏兵を使えば格上の相手にも勝てる』ということなんだ」

一宮「なるほど、一理ある!」

男「よし……それじゃあその点を念頭に置いて作戦を考えたからよく聞けよ!」

男「まず、一宮が杏子ちゃんの前に出て挑発し、路地裏に誘い込む」

一宮「ま、待て! それは危険すぎるぞ! その役が俺な理由はなんだ!?」

男「孫悟空になれるんだぞ!!!!」

一宮「!?」

男「杏子ちゃんを誘い出し、最初に一対一で杏子ちゃんと対峙する……これは紛れもなくベジータに戦いを挑む孫悟空そのものだろう。お前は地球を守る最強の戦士になりたくないのか?」

一宮「そ、孫悟空に憧れない男はいないぜ……わかった、やってやる!」

男(こいつ馬鹿だなw)

男「よし、次に後ろから襲って杏子ちゃんの弱点である指輪を奪う係だが……」

二宮「指輪? なんで指輪が弱点なんだ?」

男「とにかく弱点なんだよ。あれを奪えば俺達の勝ちだ」

男「これは二宮と三宮の二人にやってもらう。一宮が殺される前に奪いに行け」

二宮「わ、わかった」

三宮「お前を信じるぜ、中学生……」

一宮「殺されるかもしれないんだな、俺は……」ゴクリ

男「そして杏子ちゃんがお前ら三人にかかりっきりになっているところで道端のポリバケツに隠れていた俺が登場!」

男「意表を突かれて動けない杏子ちゃんから見事指輪を奪取! 俺達の勝ちだ!」

男「その後は廃墟に連れ込んでお楽しみだな、くく……」

「「「……」」」ゴクリ
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/03/30(月) 19:41:40.12 ID:J5btevAGo
男「そうと決まれば早速杏子ちゃんを探しに行くぞ!」

一宮「ああ……っておい、あれ!」



杏子「……」スタスタ



二宮「デビルじゃねえか……!」

三宮「こんなにすぐに見つかるなんてついてんな!」

男「よし、行け一宮!」

一宮「お、おう!」ダダッ



一宮「……」ササッ

杏子「……あ? なんだよお前。さっきの不良だったっけ。確か……あー……なんて名前だったっけ」

杏子「なんでもいいや、今アタシがムシャクシャしてんだ。痛い目見たくなかったらそこからどけよ」

一宮「うわっ、くっせー」

杏子「……」

一宮「お前の体臭、口臭、クサすぎ!」

一宮「ちゃんと風呂入れ! 歯磨け!」

一宮「バーカ!」ダダッ

杏子「……」シュッ

一宮「ぐっ!!?」

一宮「ば、馬鹿な、一瞬で回り込んで……!?」

杏子「ムシャクシャしてるって言ったよな。それでも喧嘩売ってくるってことはどうなってもいいって事なんだよな?」ガッ

一宮「く、苦しい……離して……」



男「まずい、瞬殺されそうだ!」

男「おい、お前ら予定より早いが今から出ろ!」

二宮「わ、わかった!」

三宮「今助けるぞ、一宮!」



杏子「コラァ!」バキッ

一宮「ギャアアアアア!」ズアザザザァ

一宮「……」ピクピク
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/03/30(月) 19:45:39.15 ID:J5btevAGo
二宮「一宮!」

三宮「よ、よくもやりやがったな!」

杏子「なんだ、お前らもいたのかよ」

二宮「指輪さえ奪えば勝ち……指輪さえ奪えば勝ち……」

三宮「ふ、二人で同時に飛び掛るぞ!」

「「うわあああああああっ!」」バッ

バキッ! ゴカッ!

「「ギャアアアアアアア!!」ズザザザザザァ

男「↓2」


1.今だ、隙あり!
2.黙祷するか……。
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/30(月) 19:51:57.59 ID:VdCIHn2Yo
2
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/30(月) 19:57:50.62 ID:AX1iJ36aO
2
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/31(火) 00:19:27.39 ID:Kg3jsDIXO
男らしい
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/04/01(水) 20:27:10.46 ID:yBBnsJWOo
男「黙祷するか。ち〜ん(笑)」

男「あっ、杏子ちゃんが行ってしまう……しょうがない、この場は諦めよう」

男(俺は杏子ちゃんが立ち去ったのを確認してからポリバケツから抜け出し、DQN達を起こして回った)

男「おい、起きろ。こんなところで寝てたら補導されるぞ」ゲシゲシ

一宮「う、うう……」

二宮「デ、デビルはどうなった……」

三宮「俺達はやられたのか……」

男「ああ、お前らがやられた後、俺も一か八かで飛び出したんだが……残念ながら手も足も出せずに殴り飛ばされてしまった」

一宮「ち、畜生! 伏兵まで使って勝てないなんて……!」

男「だが諦めるのはまだ早いぞ。俺達がまだ生きている。生きている限り何度でも挑戦出来るのが人間の素晴らしい所なんだ」

二宮「で、でもよう。もう痛いのは嫌だぜ……」

男「安心しろ。次の作戦は発想をガラリと変えて↓2だからな」


1.攻撃目標を変更しての展開
2.逆に機嫌を取っていく形
3.お前らなどもう使わないで行く作戦
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/01(水) 20:28:46.93 ID:rUjddYEFo
1
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/01(水) 20:28:54.87 ID:jf0MP7JAO
1
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/01(水) 20:45:24.83 ID:BzkVuVL7o
さすがゲスい
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/04/01(水) 21:28:58.08 ID:yBBnsJWOo
男「攻撃目標を変更しての展開をしていくぞ」

三宮「攻撃目標を? 一体誰を攻撃するっていうんだよ」

一宮「デビルの友達や大事な相手を狙うのか? いやでもデビルにはそんな相手はいないはずじゃ……」

男「フッ……やはりお前らには俺と同じクラスの思考は期待出来ないな」

男「狙うのはスーパーだよ! 直接の謝罪を要求するだなどと偉そうな事を言っている店長もスーパーさえ潰れて無くなってしまえばただの人、何の発言権もない!」

男「俺たちはこれからスーパーを潰しに行く!」

二宮「な……!」

三宮「そ、そりゃあ可哀想だろ! スーパーの店長は被害者だぜ! 何も悪い事はしてないはずだ!」

男「お前らだって何も悪い事してない俺からカツアゲしようとしてただろ!!!」

「「「……」」」

男「今更いい子ぶるなよ。店長には若い世代のためにちょっと犠牲になってもらうだけだぜw」



男「さて、スーパーについたぞ」

一宮「ど、どうするつもりなんだ? まさか放火とか……!?」

男「馬鹿か、そんな事するわけないだろ!」

二宮「そ、そうだよな。いくらお前でもそこまでは……」

男「そんな事しても保険で被害をまかなってその内復活するだろ。二度と復活できないように徹底的に叩くんだよ」

三宮「……」

男「ここにデジカメがある。これで俺の手元をムービー撮影し続けろ」

一宮「わ、わかった……」スッ

男「はい、じゃあ今日は見滝原にあるこちらのスーパーでいたずらしちゃいまーすw」

男「こちらに見えますはつまようじでござーい。これを……このスーパーのお菓子コーナーのカップのスナック菓子に……」

プスッ プスッ

男「イェーーーイwwww ただいまこちらの店でじゃがりこをお買い上げになると、運がよければつまようじ付き!wwww」

二宮「ひ、ひでえ……こんなの誰かが掴まされたら店舗にもメーカーにも迷惑がかかるじゃねえか……!」

三宮「これをムービーで撮らせてネットにアップロードするつもりなのか……? こいつ、マジでこのスーパーを潰す気なのかよ……!」
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/01(水) 21:36:16.88 ID:lLgAGzNUO
そして警察との逃亡劇がはじまるんですね分かります
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/04/01(水) 21:46:27.76 ID:yBBnsJWOo
男「よし、次はアイスのコーナーだ」

一宮「ど……どうする気だ?」

男「決まってるだろ。こうやって扉を開けて……」ガラガラッ

男「アイスを適当に床に投げてスペースを作って……」ポイポイ

ピョン

男「そこに俺が入る! イェーイ!wwwww」

男「おらっ、早く扉を閉めて撮影しろよ! 内側からじゃ扉は動かせないんだよ!」

二宮「ま、マジかよ……?」

三宮「とりあえず閉めるか……」ガラガラッ

一宮「……」

男「イェーイ! こんな事考え付く俺っておもしれえ!wwww」

店員「おいっ、そこで何をしてるんだ!」

二宮「や、やべぇ!」

男「むっ、もう見つかったか! おいお前ら、扉を開けろ!」

三宮「逃げろ! つかまったらシャレにならねえ!」ダダダッ

一宮「ひぃーっ!」ダダダッ

二宮「やっぱこんな事付き合うんじゃなかった!」ダダダッ

男「お、おい! 置いていくな! 何考えてるんだ!?」ドンドン

店員「き、貴様……」

男「あっ、どうも……へへ……」

店員「商品を散らかしてまでよくもこんなふざけた真似を……!」

男「↓2」
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/01(水) 21:51:50.02 ID:lLgAGzNUO
戦闘力5かゴミめ…
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/01(水) 22:35:26.18 ID:X1nTXLmWO
すみません勘弁して下さい
なんでもしますから
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/02(木) 01:07:27.92 ID:c7o77XP60
ん?
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/02(木) 08:32:35.25 ID:62OVRkLvo
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/02(木) 13:10:49.06 ID:xMkhx8rI0
なんでもするって
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/02(木) 22:21:04.73 ID:zL+h5ZQDO
言った
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/02(木) 23:33:35.57 ID:E7pnM7DzO
よね?
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/04/10(金) 20:05:15.77 ID:J2qlap/4o
男「すみません! 勘弁してください! なんでもしますから!」

店員「謝れば許されると思ってんのか!? 大体お前は以前に問題を起こした奴だろ、次に何かしたら学校に連絡するって約束だったよな!」

男「ち、違うんです! 俺じゃない、俺は悪くない!」

男(悪いのは先に逃げたDQN三人組だ! あいつらが逃げなかったら俺も逃げられたのに……!)

店員「ふざけるな! 言い逃れにしてももうちょっとマシな事を言え!」

店長「……どうしたのかね」

店員「あっ、店長! 見てください、こいつ、アイスを散らかして遊びやがって……!」

男「俺じゃない! これをやったのは本当に俺じゃないんだ!」

店長「……。まあ、とりあえずそこから出たまえ……冷凍庫の中にいたんじゃ風邪をひいてしまうよ……」ガラッ

男「あ、どうも。へへへ……」ノソノソ

店長「竹内君、アイスを片付けて……冷凍庫は故障中ということにして、中の物は販売中止にしておきなさい……」

店員「は、はい!」

店長「君は……私と一緒に表のフードコートに来なさい……」

男「あ、は、はい……」



男「ズズズ……ああうめえ。冷えた身体に染み渡るぜ。すみませんね、見逃してもらった上に熱いココアまでご馳走してもらって」

店長「見逃す……? ……何を言うんだ、君は」

男「え?」

店長「あのまま店内で騒がれたら他のお客様の注目の的だ……それにいくら君のような無法者とはいえ、あの場で子供相手に説教でもして風邪をひかれたら、店の評判に関わる……」

店長「学校への連絡は、するよ……それが君と私との約束だったはずだ……」

男「そ、そんな……!」

店長「……私はがっかりしているんだ……あの時の私は、未来ある若者に改心してほしくて、一度は店員への暴力行為を許したのに……」

男「ちょ、ちょっと待ってください! 俺は……俺は悪くないんです!」

店長「……この期に及んでまだ言い逃れする気かね」フゥ

男「違うんです! 店員さんが来る前に高校生の三人組が走っていくのを見ませんでしたか!? 俺は……あいつら無理やり閉じ込められたんです!!」

店長「……」

男「だから俺は悪くないんです! 俺はただの被害者です!」

店長「……」

店長「わかった……」

男「やったー!」

店長「では……まずは監視カメラを見て、その高校生達を特定するとしよう……」

男「えっ!?」
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/04/10(金) 20:23:31.45 ID:J2qlap/4o
男(そ、そんな事されたらアイスを散らかしたのも冷凍庫の扉を閉めるように指示したのも俺だという事がバレてしまう!)

男(ここはなんとかして食い止めないと……!)

男「ま……待ってください!」

男(俺は席を立とうとする店長を引き止めた!)

店長「……」

男「その……許してあげてもらえませんか!?」

店長「何を馬鹿な……」

男「お願いします! 乱暴なところもあるけど、いい奴なんです!」

男「殴られたりした事もあったけど、助けてもらった事だってあるし……!」

店長「……駄目だ。君にとってはいい奴でも、店に損害を与えた事に変わりはない」

男(店長が再び席を立とうと腰を浮かす。ま、まずい。このままでは……)

男「そ、そこをなんとか!! お願いします!!」ガバッ

男(俺はプライドを捨て、額を地面にこすりつけて店長に懇願した!)

店長「……やめなさい、みっともない真似は」

男「店長が俺の事を一度は許してくれたのは改心を信じての事だったんじゃないんですか!?」

男「だったら同じように、一度だけでいいです、許してあげてください!」

男「未来ある若者なんです! 俺からも言って聞かせます! もう二度と悪い事はさせません! だから……信じてやってください!」

男「お願いします! この通りです!!」グリグリ

店長「……」

店長「君の熱意は……痛いほどよく伝わった……」

男「! そ、それじゃあ!」

店長「だが……それでもやはり、謝罪は本人の口から聞かせてもらわなければ信用する事はできない……」

店長「私は古い商売人だ……大事な話は直接会ってしないと気が済まないのだよ……」

男「そ、そんな……!」
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/04/10(金) 20:35:06.84 ID:J2qlap/4o
杏子「はぁ……」

杏子「なんだよあいつ、マジでうぜえ……偉そうに説教垂れちゃってさぁ……」

杏子「何が青春だよ、普通の生き方だよ。そんなの今更アタシに出来るわけないだろ」

杏子「あのヤクザが権力で被害者を黙らせたって、アタシのやってきた事がなかったことになるわけじゃないんだ。後ろ指さされて生きていくなんてゴメンだっての」

杏子「……はあ、うっぜえなぁ……」



「ま……待ってください!」



杏子「あん? 今の声……」



男「その……許してあげてもらえませんか!?」

男「お願いします! 乱暴なところもあるけど、いい奴なんです!」

男「殴られたりした事もあったけど、助けてもらった事だってあるし……!」



杏子「あいつ、何やって……って、まさか……」



男「そ、そこをなんとか!! お願いします!!」ガバッ



杏子「な……土下座までして……!」



男「店長が俺の事を一度は許してくれたのは改心を信じての事だったんじゃないんですか!?」

男「だったら同じように、一度だけでいいです、許してあげてください!」

男「未来ある若者なんです! 俺からも言って聞かせます! もう二度と悪い事はさせません! だから……信じてやってください!」

男「お願いします! この通りです!!」グリグリ



杏子「これって、どう聞いてもアタシの事だよな……」

杏子「あの馬鹿……こんな事やれって、誰が頼んだんだよ……!」

杏子「馬鹿野郎……!」ダッ
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/10(金) 20:37:57.46 ID:8vxpcCqCo
※全部自分のためです
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/10(金) 20:38:22.23 ID:J2qlap/4o
店長「君の熱意に心打たれる部分もあるが……やはりそれでは本人の謝罪には代えられない……」

男「くっ……」

男(こうなったら、この場で店長をブッ殺して国外逃亡をするしか……)

杏子「おいっ!!」

店長「……?」

男「えっ、きょ、杏子ちゃん……」
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/10(金) 20:44:20.88 ID:7hfPf/yn0
男(こうなったら、この場で店長をブッ殺して国外逃亡をするしか……)
こんな発想どうやったら出て来るんだよ
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/04/10(金) 20:55:46.65 ID:J2qlap/4o
杏子(お前、なんでこんな事……!)

杏子(どうしてアタシのために頭なんか下げるんだよ! 恩でも売ってるつもりか!?)

男(なんか杏子ちゃんからテレパシーが飛んできた……)

男「……」

男「……!?wwwww」

男(くっ、ばれてしまったか……本当は杏子ちゃんには知られたくなかったんだが……実は杏子ちゃんが謝ってくれないからなんとか店長に杏子ちゃんの罪を許してもらおうと思って土下座してたんだ)

杏子(馬鹿野郎! そんなのでお前の世話になんてなりたくないんだよ!)

男(遠慮するなって! 杏子ちゃんが謝らないなら俺が代わりに何度でも店長に謝ってあげゆ♪」

杏子(てめえ……!)

杏子「……」

杏子「じいさん……」クルッ

店長「……何かね」

杏子「この間は……すみませんでした……!」バッ

店長「……」

男(杏子ちゃんはさらに頭を深く下げ、謝罪の言葉を述べていく……)

杏子「お店の商品盗もうとして、ごめんなさい。もう、二度としません。許してください……お願いします……」

店長「ああ……許そう」

杏子「ほ、本当か?」

店長「今回だけだよ。ここでの事に限らずあんな事は二度としないと約束しなさい……」

杏子「あ、ああ……約束、する……」

店長「よし……それなら、もういいよ……もうすぐ暗くなる時間だ、家に帰りなさい……」

杏子「あ、うん……」

杏子「……それじゃあ……」トボトボ

店長「……案外、素直ないい子じゃないか」

男「だな。これにて一件落着だな。よっしゃ解散するか!」

店長「ああ、そうだね……監視カメラの映像を見ないといけないからね……」

男「あれ?」
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/04/10(金) 21:09:50.93 ID:J2qlap/4o
男「おかしいな。これで全部解決するはずだったのに何故か俺に疑いがかかったままになってるぞ」スタスタ

男「ど、どうればいいんだ? あれ、やばくないか? 停学中に問題起こしたらシャレにならんぞ……? とりあえずDQN達を捕まえて店長に土下座させるか……?」スタスタ

杏子「……よっ」

男「ぐおっ! あ、ああ。杏子ちゃんか。どうしたんだそんな電柱の陰で? 俺に何か用事か」

杏子「用もないのにこんなところで突っ立ってるかよ」

男「な、なんだ一体? まさか謝らされてイライラしたから殴らせろとか言うんじゃ……」

杏子「言うか! アタシをなんだと思ってるんだよお前!」

男「それならいいんだが……それなら何の用だ? 俺は今からDQN達を探しにいかないといけないんだ」

杏子「……ふーん」

男「な、なんだよ……」

杏子「いや、別に……あいつら探しに行くんなら、お前こそアタシに何か言う事あるんじゃないかって」

男「……」

男「↓2」


1.探しに行くの手伝ってくれ
2.子供作るの手伝ってくれ


最後の分岐です
多数決で日付変更まで有効
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/10(金) 21:11:49.54 ID:es1+ZtOLO
2
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/10(金) 21:12:24.08 ID:B/h58IT+o
2
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/10(金) 21:36:34.50 ID:7hfPf/yn0
2
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/10(金) 21:37:20.98 ID:4x5ctHIKO
1
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/10(金) 22:56:59.24 ID:Z2Zwj28tO
2
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/10(金) 22:58:14.61 ID:6iQR5OhTO
2
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/10(金) 23:12:28.34 ID:OpuIlBoy0
2
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/10(金) 23:14:55.14 ID:tyeNvYhNO
2

ついに杏子ルートもクライマックスか長かったな
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/11(土) 22:36:14.69 ID:12DAki+/O
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/04/12(日) 14:06:27.39 ID:6uYLiuQwo
男「子供作るの手伝ってくれ」

杏子「は?」

男「いや、だからな? 子供作るの手伝ってくれ」

杏子「……はぁ」

杏子「お前、まだふざけてんのかよ……もういい、じゃあな」

男「待て、別にふざけてない。俺には跡取りが必要なんだ。杏子ちゃんには俺の子供を産んでもらう」

杏子「気持ち悪いんだよ、馬鹿」スタスタ

男「……」



男(その後、俺はDQN達を探し出し、徹底的に締め上げて全ての罪をなすりつけ店長に土下座させた)

男(やや納得のいかない様子だった店長だが、犯人を名乗る人物が自ら現れたんだから無視は出来ない。謝罪は受け入れられ、この件は丸く納まったんだ)

男(杏子ちゃんはその後すぐに俺の家の近くで見つかった。どうやら俺を待っていたらしいが、それにしてはまともに目も合わせてくれない)

男(仕事はしっかりやってくれたが、話しかけても最低限の返事しか帰っては来ず、ただ淡々とすべき事をなすだけだった)
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/04/12(日) 14:14:38.44 ID:6uYLiuQwo
男「なあ、杏子ちゃん……俺の事嫌いになっちゃったのかな?」

杏子「いや、元から好きでも嫌いでもねーから」

男「ふぇぇ……」

杏子「それより明日は休ませてもらうからな」

男「えっ何故?」

杏子「……お前、忘れたのかよ。明日はワルプルギスの夜が来る日だぞ」

男「ああ、そうだったな。すっかり忘れてた」

杏子「はぁ……こっちは命がけで戦おうってのに、暢気なもんだな」

杏子「それでよくアタシの事……」

杏子「……いや、とにかく明日は一日休むから」

男「ああ……」

杏子「生きてたらまた帰ってくる。お前も早く起きて学校に避難しろよ」

男「……」
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/04/12(日) 14:19:16.94 ID:6uYLiuQwo
男「……」

男「……」

男「……」



男「ウヒヒヒヒ……」
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/04/12(日) 15:04:14.99 ID:6uYLiuQwo
杏子「ん……」

杏子「ふぁ……もう朝か……」

杏子「なんか、体がだるい……。!?」

杏子「なんだよこれ! なんでアタシ、縛られて……!!」

男「おっ、お目覚めか? おはよう杏子ちゃん」

杏子「お前……! なんだよこれ、お前がやったのか!?」

男「状況的に見てそう考えるしかないだろ? そしてその通りだ。君のソウルジェムもここにある」

杏子「何考えてやがる! 早くこの縄ほどけよ!」

男「……駄目に決まってるだろ? 何のために苦労して君の目を盗んで君の飲むジュースに睡眠薬を入れたと思っている」

杏子「! 夕べ異様に眠かったのはそのせいか……!」

男「そういう事だな。まあ落ち着けよ、ジタバタしたって何にもならないから」

杏子「……何だ、何が目的だ!? おい、マジでやめろよ! ワルプルギスの夜が来るって言ってんだろ!

男「ああ、それなら……」シャーーッ

男(俺はカーテンを開いて外の景色を杏子ちゃんに見せた)

男「もう現れている。この暴風雨がワルプルギスの夜が現れた証なんだろう? 俺には見えないが……」

杏子「!! くそっ、早くこの縄をほどけよ、こんな事して遊んでる場合じゃないんだよ!」

男「……遊びだって? この俺の気持ちを遊びだって言うのか、杏子ちゃんは」

男「真面目だって何度も言っただろうが、何度も! ええ!? 俺はこんなに杏子ちゃんの事が好きなのに、杏子ちゃんのほうこそちゃんと答えを聞かせてくれなかったじゃないか!」

杏子「お、お前……状況がわかってんのか!? マジで狂ってやがるのかよ! アタシが行かないと、ほむら達が……!」

男「ああ、そうだろうな。ワルプルギスの夜は強大な魔女らしい。君抜きでワルプルギスの夜に勝つ事は不可能に近いと暁美さんも言っていたからな」

杏子「だったら早くアタシを解放しろ!」

男「だけど、そんな事は俺には関係ない。俺にとっては杏子ちゃんが全てなんだ。杏子ちゃんを危ない目に合わせるわけにはいかない」

杏子「……この、クズ野郎……!」
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/04/12(日) 15:36:42.62 ID:6uYLiuQwo
男「まあまあ落ち着けよ。彼女達に杏子ちゃんが加わったところで必ず勝てるわけじゃない」

男「それなら他の連中を見捨ててでも杏子ちゃんだけでも助かる道を選んだ方が懸命じゃないのか? 逃げれば絶対助かるんだぞ?」

杏子「ふざけんじゃねえ! あいつらは……っ!」

杏子「あいつらの未来は、アタシにとっては最後の希望なんだよ……!」

杏子「考え無しに叶えた自分の願いそのもので自分の守りたい物を傷つけちまったアタシと違う! あいつらには魔法少女になった意味も、これから守って行くべき物もちゃんとある!」

杏子「マミにも、ゆまにも、ほむらにもさやかにも! なのに……!」

杏子「あいつらが死んで、また……! またアタシだけ生き残るなんて、それだけは例え死んでも御免だ!」

男「ふーん。なんだ、険悪にしてたと思ったけど結局杏子ちゃんはみんなの事大切に思ってたんだな。もっと早く素直になれば仲良く出来たのに」

杏子「……面と向かって言えるかよ、こんな事……。だから、頼む……アタシをあいつらの所に行かせてくれよ……」

男「まあ、杏子ちゃんの気持ちはわかった。で、言いたい事はそれだけか?」

杏子「……え」

男「じゃあ始めるか」

杏子「え……はじめる? 何をだよ……?」

男「決まってるだろ、そんなの」

男「子作りだよ」

杏子「な……」

男「今の俺は避難所の学校を敢えて避け、命の危険がある暁美さんの部屋にいる。自分の家じゃないのはショウさんあたりにあっという間に見つかってしまうからだ」

男「何故そんな事をするかというと、男という生き物は生命の危機を感じる状況では、本能的に自分の遺伝子を残そうとして性欲を高めるらしいと聞いてな」

男「実際俺も今相当に昂ぶっていている。今ならいい子種が残せそうだ……こんな機会は滅多にないぞ……」

杏子「や、やめろ、おい……冗談だろ……?」

男「冗談でこんな手の込んだ事はしない」

杏子「く、来るな! やめろ、こっちに来んな!」

男「……ウヒヒヒヒ……」

杏子「ひっ……」

杏子「や、やめ……っ!!」
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/12(日) 15:55:57.32 ID:pmpnQYK1o
一発で出来そう
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/04/12(日) 15:59:12.65 ID:6uYLiuQwo
男「ふぅ……」

杏子「……」

男「一時間も頑張ってしまったな。いやー、よかったよかった」

杏子「……」

男「ああ、今ほどいてやるからな」ゴソゴソ

杏子「……」

男「あれ? おーい、もう自由だぞ。なんで動かないんだ?」

男「とりあえず風呂入るか。血とか出てたしぬるめのお湯を用意しといたぞ、一緒に入ろう」

杏子「……みんな」

男「ん?」

杏子「みんな、死んじゃったのかな……」

男「ああ、大丈夫じゃないか? 途中で嵐も止んでたしな」

杏子「大丈夫だったらどうしてほむらはここに帰ってこないんだよ!?」

男「うんこでもしてるんじゃないか?」

杏子「がああああああ!!」バキィッ

男「おぎゃ!」ドテッ

杏子「っ、てぇ……腰が……力が入らねえ……」

男「だから風呂に入ってリフレッシュしようぜ」

杏子「お前はそこに寝てろ……絶対許さねぇ……」フラフラ

男(そう言って杏子ちゃんは一人で風呂場に向かった……)

バシャバシャッ ザバーーーッ

杏子「……」ガラッ

男(と思ったら1分足らずで上がってきて体を拭きはじめた)

男「まんこだけ洗ったのかな? もうちょっとゆっくりしていったらどうだ?」

杏子「うるせえ、黙れ……」

男(そうして手早く服を着て、俺からソウルジェムを取り上げると魔法少女に変身して窓枠に足をかけた)

男「お、おいおい。今更行ってどうなるんだ? 大人しくここで俺とイチャつこうぜ」

杏子「待ってろみんな、今行くからな……!」
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/04/12(日) 18:17:19.13 ID:6uYLiuQwo
ピンポーン

杏子「!? 誰か来た!」ダッ

男(インターホンが鳴ると同時に物凄い勢いで窓から玄関に走っていく杏子ちゃん。俺も後を追って玄関に向かった)

杏子「ほむらか!?」

ガチャッ ドカッ

「ふぐっ!」

ドサッ

男(走って行ったそのままの勢いでドアを開ける。何かにぶつかる音と潰れた声、地面に倒れこむ音が聞こえた……)

杏子「あ、あれ? なんだ?」

杏子「誰だあんた……?」

「い、いきなり人の顔にドアをぶつけておいて……言う事がそれかあああああぁぁぁっ!!」

ドカッ

杏子「ぐはっ!」

ドサッ

男(声の主がドアを蹴り飛ばしたのだろう、戻って来たドアに顔面をぶつけた杏子ちゃんがその場に尻餅をつく)

杏子「いってぇ……!」

男「お、おいおい大丈夫か? もう杏子ちゃん一人だけの身体じゃないんだから大事にしてくれないと困るぞ」

杏子「うるっせえ殺すぞ!」

男「ほら、鼻血出てるじゃないか。ハンカチで押さえとけ」スッ

杏子「チッ……」パシッ

杏子「ふぉのはんふぁちなんふぁにおうぞ……ひゃんとあらっへんのはよ……」

男「あ、すまん。それ俺のパンツだった……」

杏子「ぎゃーーーーーーー!!」ブンッ

男「むおっ!」パシッ

男(顔面に杏子ちゃんの鼻血が染み込んだパンツが投げつけられる。全裸のままではまずい気がするのでとりあえず履いておこう)
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