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【女の子と魔法と】魔導機人戦姫U 第14話〜【ロボットもの】
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3スレ目にかわりまして4スレ目がお送りします
◆22GPzIlmoh1a
[saga sage]:2014/07/20(日) 21:23:30.48 ID:PGdg3XaSo
茜(ここは随分と寒いな……)
部屋に入った瞬間、室温が五度は下がった感覚に、茜は思わず身震いした。
空気も乾燥しており、高温を発する精密機器が置かれている場所だと推察できる。
美波「寒いでしょ? ここ司令室の真下ね。
メインフレームの冷却パイプが剥き出しで通ってるから、
特にその辺りの配管は触らない方が良いよ」
美波はそう言って、壁にビッシリと通っている配管の一部を指差した。
茜がそちらを見遣ると、確かに数本の配管に微かな霜が付着しているのが分かった。
美波は部屋の奥にあるコンソール前に座ると、
コンソールに端末を接続し、カードキーを読み込ませた。
美波「月島レポートでいいんだよね?
かねかねの端末にダウンロードするから端末貸して」
茜「かねかねもやめて下さい。
……いいんですか、秘匿ファイルの類だと思いますけど?」
後ろ手に手を差し出して来た美波に、茜は盛大な溜息を吐いてから、
怪訝そうに端末を手渡す。
美波「うん、ここからのアクセスだと司令室にはアクセスログ残らないから。
ファイルも時限式で十時間以内に消えるようになっているから安心して」
美波は手慣れた様子でコンソールを操作すると、
携帯端末に何某かのファイルがダウンロードされたようだ。
美波「はい、これが月島レポート。
第三者への開示、提示は原則禁止。
ここの端末以外からの複製は如何なる理由があろうとも厳禁。
司令か副司令、若しくは三人以上の各部署主任の許可を得た上でなら、
許可された人への開示は許されているわ。
無許可の開示・提示と複製は査問と三年以上の監視だから注意してね」
茜「了解です……」
口調はともかく、普段と違い、どこか落ち着き払った様子の美波から端末を返して貰い、
茜は緊張した面持ちで頷く。
似たようなやり取りを政府の公安局の職員ともしたが、
普段が素っ頓狂な美波が相手と言う事もあって、それ以上の緊張感がある。
美波「今からだと今夜の一時半頃には消えちゃうから注意してね。
まあ、あまり長くないレポートだから小一時間もあれば読み終わると思うけど」
茜「……はい」
また“にゃはは”と笑った美波の言葉に、茜は僅かに緊張を解いて頷いた。
二人はその場を辞し、気配を見計らって階段の踊り場に出ると、
アリバイ工作と言う事で司令室への挨拶に付き合って貰ってから受付に戻って別れ、
キーと端末の返却を自ら買って出た美波に任せた茜は、荷物を取りにハンガーへと向かった。
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