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【女の子と魔法と】魔導機人戦姫U 第14話〜【ロボットもの】
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155 :
電気治療にかわりまして鍼治療がお送りします
◆22GPzIlmoh1a
[saga sage]:2014/10/17(金) 21:33:48.68 ID:zL0Am2Zjo
明日美「あと一つは体内時計の操作。
コレは初期から機能として組み込まれていたのだけど、
時間間隔が狂う、と言う医学的理由から封印されていたの」
空「体内時計の操作、ですか?」
若返った明日美の説明に、空は首を傾げた。
明日美「ええ、今、この仮想空間は現実の大体五百倍程度の速度で動いているわ」
空「ご、ごひゃくばい!?」
明日美の言葉に、空は素っ頓狂な声を上げる。
五百倍で加速した仮想空間。
シミュレーターを起動してから体感で過ぎた時間は二分……百二十秒程度。
だが、現実にはまだコンマ二秒も過ぎていない計算になる。
なるほど、あの細い管に吸い込まれるような感覚は、精神が加速して行く際の物だったのだろう。
明日美「設定した時間は五十分……十七日程度かしら」
明日美は思案げに漏らす。
半月以上もの時間を、たった五十分で経験する事が出来る。
空(コレって……もしかしなくても、もの凄い事なんじゃ……)
空は内心の驚きを隠しきない様子ながら、そう胸中で独りごちた。
五百倍の体感時間を活かせば、短期間であらゆる訓練が可能だ。
このシミュレーターの体験が実際の身体にフィードバックされる事は、
一年以上使っていた自分が身を以て知っている。
五百倍と言う事は、一日で一年四ヶ月分、
それこそ今までの自分の訓練・実動期間と同じだけの経験が出来る事になるのだ。
コレは利用しない手は無いだろう。
空「こんな便利な機能があったんですね」
明日美「ええ……。まあ、あまり評判は良くないのだけれども………」
感嘆混じりに漏らした空に、明日美は目を逸らし、苦笑い混じりに言葉を濁した。
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