他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
検索
全部
最新50
忍「隠し事、しちゃってましたね……」 アリス「……シノ」
Check
Tweet
385 :
◆jOsNS7W.Ovhu
[saga]:2015/01/21(水) 00:11:34.94 ID:IqDtd8Jf0
「なんだか胸騒ぎがするな……」
「奇遇ね、陽子。私も似たようなことを考えている気がするわ」
自慢じゃないけど、私の『嫌な予感センサー』は外れたことがほとんどない。
頼むから、今回は「はずれ」であってほしい……。
「うーん……考えていても始まりませんし」
「そうだよ、二人とも。中に入ろ?」
私たちが考えていると、シノとアリスが私たちを促した。
まぁ、確かに二人の言う通りだ。考えこんで当たるような問題でもない。
「それじゃ行くか、綾」
「ええ、そうね」
隣で考え込んでいた様子の綾と一緒に、私はゆっくりと講堂に足を踏み入れる――
――そして。
「ず、随分と人が多いな……」
「空席、あるのかしら……」
講堂内を見渡せば、かなりの客入りということがありありと分かった。
私が見る限り、ポツリポツリと空いた席はあるものの、四人が一気に座れるスペースは、というと……。
「あっ、大宮さんたち」
ん? 聞き覚えのある声がする。
声のした場所を探せば、そこにいたのは――
「受付の二人組か」
「なんだ、空席でも探してるのか?」
「まぁね……というか、何するのか知ってる?」
「さぁ、俺たちも知らねえ」
さっきぶりの二人組だった。
取り留めのない会話の後で「俺たちが詰めるから、ここ入ってもいいぞ」と移動してくれた。
あっ、ちょうど四人分だ。
「サンキュー」
軽い調子で返事をして、私は三人を促して列に分け入った。
私、シノ、アリス、綾の順に座る。
「いやー、助かった助かった」
「何かおごってくれてもいいぞ」
「無理。私がおごるのは、きっと一人だけだし」
「……え?」
ん? 何か変なこと、言ったっけ?
いや、目の前でピクッとしてから動きを止めた男子が、よく教えてくれているみたいだ。
……ああ。
「わぁ、陽子ちゃん。私、照れちゃいますよ?」
「……え、大宮さん? マジで?」
「ち、違う! シ、シノ、何言って」
「ふふっ、陽子ちゃんにおごられちゃって幸せですねぇ……」
681.14 KB
Speed:0.1
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
続きを読む
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)