グランジロックを脈々と受け継ぐ、新世代バンド5組を紹介 | BELONG Media https://belongmedia.net/2020/07/05/grunge-rock/ グランジロックとは グランジロックは1989年頃にシアトルから広がっていった。 当時のシアトルといえば、NirvanやSoundgarden、Mudhoneyといったバンドが頭角を現し出した頃。 後に人気を獲得し、才能を開花させていったグランジロック・バンドが同じ地でひしめき合っていたことを考えると、1996年頃まで続くムーブメントとなることは必然だったのかもしれない。
パンクとヘヴィメタルからオルタナティヴ・ロックという流れと音楽性を引き継ぎ誕生したグランジロックは、サウンド的にはそれほど革新的ではない。 しかしながら「Smells Like Teen Spirit」の発明的ともいえるギターフレーズを生みだし、“汚れた”という意味の通りヨレヨレの衣服に身を包み無精ひげを生やした新時代のロックスター、カート・コバーンの登場。 そんなカートがフロントマンを務めるNirvanaを中心としたグランジロック・バンドが、派手なファッションとテクニカルなプレイ、キャッチーなサウンドを武器にしたLAメタルやヘヴィメタルといった音楽ジャンルが商業的な成功を収めていた音楽シーンに大打撃を与えるとともに後世にも語り継がれる一大ムーブメントへと発展したのであった。
グランジロックの特徴 ではなぜグランジロックが勃興したのか、実際にグランジロックの具体的な特徴を挙げて考察していこう。 歪みのあるラウドなサウンド Sex PistolsからThe Stooges、Black Sabbathなどのバンドを参照点に、パンクやハードロックなどをルーツとするグランジロック。 リフを主体としたフレーズとディストーションギターのサウンドの結合が大きな音の特徴といえるだろう。 抑揚が効き、侘び寂びと爆発力がくっきりとした音楽構造ということだ。