過去ログ - 【今の自分が立ち上がるのは】能力者スレ【過去の自分の為】
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6: ◆/iCzTYjx0Y[saga]
2020/05/03(日) 23:05:54.51 ID:7TY5WzI70
>>5

【或いは、この世界において"役者でない者"など、最初から存在しないのかもしれない。】
【劇場に、舞台に立とうと立つまいとに拘わらず、この世界に名を連ね、生まれ、存在したのならばそれはつまり―――】
【誰もが演者であるのだろう。舞台の縁でも、観客席でも、劇場の外であっても―――貴女が居るのなら、貴女は演者なのだ。どこまでも、いつまでも。】

さぁな? 生憎と観劇には詳しくないんだ。
やれハムレットだのマクベスだの、オレみたいのには不釣り合いなモンばっかりだ。
せめてMEGADETHかSLAYERでも後ろに流してくれなきゃ、オレの踊りにはついてこれねえだろうしな。

―――ただ演者の募集はしてるようだぜ。ちいとばかし敵の数が多くてな。アンタも手伝えよ、"レディ<お嬢さん>"?

【黒い影が舞い踊る。両手足に生やした鋭いかぎ爪を、振り回しては空を切らし、唸りを上げて再び狂う。】
【無数の怪物たちが襲い掛かる一方で、レザージャケットの男はただ身を捩じらせ、爪をいなし、舞踏の様に躱し続ける。】
【だが同じ場面が続けば誰もが痺れを切らす。次なる展開を求める。だからそう、男はようやっと、自身の顔の前に振ってきた牙を、避けて】


―――バトン・タッチだ!

【そのまま身体を一回転させれば、回し蹴りの要領で踵を怪物の一体に叩きこみ、吹き飛ばす。】
【鋭く素早い一撃に怪物は回避もできず顔面を蹴り抜かれれば、カマロも真っ青な速度で"女性"の元へ。即ち―――】
【片隅へと、敵を飛ばした。御裾分けだ、という事だろう。あるいはそろそろ、避け続けるのも厳しくなってくる程の数だったか、まあどちらにせよ―――】

【対応を迫られる。吹き飛んだ怪物は女性の存在に気が付けば、大型のサルがごとく身体を持ち上げ。】
【女性に対して拳を突き立てようとしてくるだろう。避けなければ骨は砕け、内臓にダメージが行く、そんな程度の―――"攻撃"。】


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