過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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◆1miRGmvwjU
[saga]
2018/11/03(土) 02:34:02.88 ID:Ju01Ztbw0
>>831
「 ……… アレも大概、不器用でしょうしね。私みたいな遣り口が取れる程、強くないもの。まして憐れむが故に愛したなら」
「代え難い一人に成るという意味も、きっと分かっちゃいないわ。 ─── 泣き喚く顔も、見るに堪えないでしょうし」
【呆れ果てるような口ぶりでアリアは言葉を紡いだ。 ──── かつて愛し合った過去についても、彼は"そう"だった】
【伴侶としての相応しい在り方を理解していなかった。何をするにも女々しく怯えて、己れから導くという手管を嫌がった】
【 ──── ならば本質的には、少女を救おうとしたことさえ受動であるのかもしれなかった。ただ己れの内心に、見捨ててしまった胸糞の悪さを残したくなかっただけならば】
「誰かを選んで、自ら進んで傷付く事も、傷付けることも、 ─── 恐ろしいから」
「だから、誰かに傷付けて貰うまで、待っているのね。」「それが一番楽な遣り方だって、知ってるんだ。」
「 ……… そうね。それなら確かに傲慢で、愚かで、卑怯かもしれない。けれど、 ………─── 。」
【 ──── それでも彼女は、きっと信じていた。過程がどうあれ、己れは上手くやったのだから。ならば彼が出来ぬ道理もなく】
【何より彼は背中を預け合う戦友でもあった。それが苦しむ姿には慈悲をくれてやりたかった。一片の希望を掴んだ掌に突き刺しておくくらいなら、神様だって許してくれる】
【パフェとミルクティは相当な量を持て余していた。 ──── 甘ったるいアイスとクリームとストロベリーとの混淆物を、舌の上で転がしながら、別れの背中を見送るならば】
「 ──── 恐れられるに値する程、」
「人間なんて、良く出来て居ないわ」
【 ──── 鈍色の空に、秋が終わる。冬が来る。雪解けの先、白い凍土のゆくさきに、春は来るのだろうか。畢竟はただ願う事だけが、彼女の権利であり義務であったから】
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