過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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830: ◆1miRGmvwjU[saga]
2018/11/03(土) 01:40:49.78 ID:Ju01Ztbw0
>>829

【「 ……… そうかもしれないわね。」それ以上の反駁について、アリアは言葉を持たなかった/持てなかった。】
【されど私と貴女は違うのだという確信が揺らぐ事もまたなかった。 ─── ロジックを言語化して出力する前に理解していた】
【第六感と呼称するには些か大仰なテーゼではあったが、その手の直観を疑う事は、最早アリアにとって無用であったから】


「 ……… 拒まれるのも構わずに、その最奥まで踏み込んだから、かしら?」
「全く、 ──── バカもここまで来ると、奇跡的かしらね。 ……… そう。利己的なんだか、利他的なんだか」


【やはりアリアは俯きがちに笑っていた。 ─── 未亡人にも似た耽美な微笑は、懐かしむような色調を重ねるばかり】
【その見目に違わず相応に歳を重ねているのだろうと思わせた。それでいて老醜に陥ることは決して有り得ない儚さがあった】
【決然たる殺人者の眼光をしているというのに、彼女は時折ひどくセンシティヴな艶やかさを、陽光の生み出す陰翳に宿していた。 ─── 酷く甘いミルクティーを、また一口】


「 ──── 何れにせよ、優しい子なのね。夕月ちゃん。」
「それに、酷く自分を大切にしない。」「アレが惚れ込む訳ね。そういうの弱いのよ、彼。」

「けれど同じくらい、大概にバカだから」「そんな答えを聞かされたら、矢ッ張り彼女より先に、世界を救いたがるでしょうし」
「 ……… 私も事実、そうしてきた。」「神様くらいなら殺すし、殺せるし、殺したっていいとも、思っている訳だし ──── 。」


【「だったら彼女が背負っているのは、神様よりも恐ろしい物かしら。」冗談めかした声音は、然して凡ゆる答えを想定していた】
【そのくらいを孕んでいても驚くことはなかった。 ─── ただ、彼に伝える遣り口について、苦労するだけなのだから】


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