過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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826: ◆1miRGmvwjU[saga]
2018/11/03(土) 00:26:52.95 ID:QGYZltBN0
>>825


【ならばアリアもまた、仄めかされる執心に容喙することはなかった。 ──── ただ、"彼"の性分については、彼女もまた良く知っている所だったから】
【そうしてまた彼は時として狂気的な熾烈さすら露わにすることがあった。ナイン・デイズ・ワンダーに世間を騒がせた、スナッフムービーの生配信のように】


「 ───── そうかもね。」「けれど私は、 ……… 私として、正しく在る為の境界だけは、踏み越えたくないから」
「もう少しスマートな手口を探そうという所で手を打つかしらね。『わたし自身が一緒に行くであろう。そしてあなたに安息を与えるであろう』 ……… なあんて。」


【言外に問い詰められられるのであれば、 ──── その言葉尻には、どこか迷うような距離感が介在した。だがそれは、相手の言葉に心揺るがされたと述べるよりは】
【追憶のような過去より抱え、今に至るまで対峙し続けてきた、深い苦悩であるようだった。傲慢であっても、世界を敵に回しても、ただ善くは生きたいのだと】
【すらりと聖典の箴言を引き合いに出すならば、存外に彼女は宗教家であるのかもしれなかった。論理の塊で生を保っているような人でなしであるというのに】



「あら、残念。 ─── 砂糖菓子ばかり口にしているから、そんな体躯なのだと思っていたけれど。」
「 …………… まあ、そうね。負けず劣らずの馬鹿揃いよね。本当に。」「昔からアレはああなのよ。救いようがないわ」
「どうしたって傷付くのが怖くって、だから孤独を選ぶ癖に」「 ─── 哀れんでしまった誰かには、入れ込まずにいられない」



【呆れたような言い分は果たして誰に向けられたものであったのか。 ──── 表向き、やはり女もまだ、笑いはしていた。】
【「是非に教えて貰いたいかしら。」出歯亀根性と呼ぶには余りにも錯綜した関係性。力になってやりたいのは事実であったから】


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