過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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824: ◆1miRGmvwjU[saga]
2018/11/02(金) 23:46:18.29 ID:hIuZKcSn0
>>823

【「知らないわ。 ─── 一々見せてきて、好い加減に目障りったらないのは、事実だけれど。」やはりそれは淡々とした物言い。】
【字面で記すならば凡そ親愛など無いにしても、苦笑を交えて紡ぐ涼やかな音階には、本心からの嫌悪など有りはせず】
【畢竟"彼"と彼女もまた長い付き合いであるのだと思わせた。「アレの前で迂闊な事は言わぬ方がいいわ。」ただ、忠言に留めて】


「そうね。 ─── そうでしょうね。」「同じ匂いがするわ。私と、貴女。」
「欲しくなったモノの為なら、何だって出来てしまうのでしょう?」「 ……… 全くどうして、どいつもこいつも。」
「ミレーユも、それから多分、後藤さんも。同じ性分よ。」「だから一ツ、貴女が気に食わないの。解るでしょ?」


【真っ向から神経を逆撫でるような論調にも、 ──── 却ってアリアは笑っていた。忿怒の欺瞞ではなかった。ごく楽しげに白皙の頬が緩んでいた】
【親近感と嫌悪感のアンヴィバレンスに曝されたのであれば、女は前者を優先するようたった。歩み寄れるところまでは歩み寄ってやっても良いという、一方的で傲慢な友情】
【然るにもう一ツが何であるのかと問われるならば、 ─── ひとえに他人の命を弄ぶが故であった。なんとなれば、彼女は望まれず機械の身体に身を窶したのであったから】


「さあ。 ─── 仕事の話も悪くはないと思ったけれど、その辺りだとお互い切った張った以上の話は苦手でしょう?」
「別にそれでも構わないけれど、 ……… あのバカに貸しを作っておくのも、悪くないような気がして、ね。」

「幾らか甘味でも奢ってやれば、うっかり口でも滑らせてくれないかと思って。 ─── そういう事に、しておくわ」


【ならば続けてきた言葉の意味合いも己れで理解していないようだった。気紛れであるのかもしれず、惚気話であるのかもしれず】
【確かなことはパンケーキの数枚くらいであれば向こうが持ってくれるかもしれぬという希望的観測。小首を傾げるなら、両肩に垂らす白銀の、幽けき煌めき】


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