過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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◆S6ROLCWdjI
[sage saga]
2018/11/02(金) 23:25:18.26 ID:7w/ryAA30
>>822
あっそうだ、アリアだアリア――やー、喉元まで出かかってたんだけど出てこなかったんだよね。
僕の名前はべつに名乗らなくてもいいよね、ていうか名前じゃないし……ふーんそう。
指輪買ったんだ。てことはもう結婚でもしたの? ……僕が言うのもなんだけどあの子、結婚できるのかな?
【「だって死んでるのに」。屈託なく笑いながらそういうことを言ってしまえるのが、厭らしいところだった】
【そういうところは置いておくにしても、こいつは本当に、あの少女の近況を知らないらしい】
【くっついたのは知っていても指輪のことまでは知らなかったと言う。意外と放任主義であるらしい。けれども、】
【自身があの子の主であるという前提だけは崩さない。「彼」の手に渡ったとして、まだ僕のものだから。そうとでも言いたげに】
あは、殺されなきゃいけないくらいあなたに非道いことしたっけなあ。……したかも。
でもさあ、話を聞く限りは僕とあなたと、同じような人種であるような気もするんだけど――
【心当たりなんてそれこそ星の数ほどある、直接的なものから間接的なものまで、だからそう言われるのも慣れた顔】
【だというのに続く言葉はひどくアリアの嫌悪感を掻き立てるようなものだった。同類じゃないの、って】
【何かしらの確信をもってそいつはそれを口にした。そこにはやっぱり、嘲る色合いは混ぜずに、本当に素直な声色で】
ふーん。じゃあ何言いに来たの? おじさまから僕になんか伝えとくように言われたとか?
それかミレーユのほうから? 直接言ってくれてもいいのに……まあ、どうでも、いいけど。
【ぷち、と音を立ててスマホの画面を落とす。既読がつかないから迎えが来るのは相当後のことになるらしいと判断して】
【カプチーノを啜るスピードは亀の歩みよりも遅かった、すなわち、女の子同士のお茶話のためのテンポ】
【いつか自分を殺すとわかっている相手とそうするのも何ら問題ないと言わんばかりに、表情は穏やかだった。アリアと反比例して】
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