過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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819: ◆S6ROLCWdjI[sage saga]
2018/11/02(金) 20:47:42.14 ID:7w/ryAA30
【昼下がり、よく見るチェーン店のカフェ。少しだけ緩やかになった日光の下、窓際のカウンター席にて】
【女がひとりきりで座っていた。空いている隣の席に、大量の荷物を置いて】
【よくよく見るならそれが至って健全な買い物袋の山であることがわかるだろう。その持ち主たる彼女は、】

…………しくったな。買いすぎた、でも明るい道ってあんまり歩く気になれないしな……。
やる気のあるときにまとめ買いしとかないと、のちのちめんどくさくなって一生出てこなくなるから……
……それにしたって買いすぎた感あるな、これ抱えて歩くのもうヤだな……

【カプチーノ片手に低い声でひとりごちていた。陽の光に当たったら爛れてしまうんじゃないかって】
【そんな危惧すら浮かばせるほどの青白い肌色をして。反転するように髪は黒く、首の中程までの長さ】
【細い銀縁の眼鏡、ブルーライトカットのレンズ越し、怠そうに瞬きを繰り返す瞳は暗赤色】
【身に纏うのは仕立てのいい清楚なワンピース、上に羽織るのは硬すぎず、柔らかすぎずのカーディガン】
【それだけでもまったく寒そうにしていなかったから、恐らく寒さには強いのだろうと思わせる】
【反するように体躯は弱々しく細いのに。特に震えてもいないようだった、冬の頭がもうすぐそこに見えてるのに】

だぁめだもう、迎え来てもらお……。
どれくらいで来てくれるかなあ、カプチーノ一杯で粘るのはちょっとばかし、罪悪感があるぞお……

【かじかむ素振りすら見せず指先は元気にスマホの液晶の上で踊っていた。ついつい、なぞり続けるなら】
【にわかに増え始める客にも気付かない。それで、空いている席がどんどんなくなっていくことにすら】
【だというのに図々しくもひとりで二人分の席を占拠し、居座り続ける女の姿はまあ、好くは見えないことだろう】
【「その荷物どかせ」って言葉だって近いうちにでも飛んできそうだった。あるいは、あなたが、かけるのかもしれないけど】

//まさかしたらばさんがお亡くなりになるなんてね……。のんびり募集しております


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