過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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807:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage saga]
2018/10/31(水) 00:03:37.02 ID:rIOZvxjH0
>>806

【かえでを持ち上げれな、案の定少しマリアはぐらついたがすぐに体勢を立て直し苦笑いをする。】
【先程までの慈しみにみちた顔とは違った、どこか人懐っこそうな笑みだった。】
【かえでの一言一言に頷きながらマリアはどこかへと歩いていく―――ぐにゃり≠ニ何かが揺らいだ気がした。】

【―――いつしかそこは部屋の中だった、高い建物のようだった、夜景が良く見える場所だった―――】


うん、みんないるよ。今きっとかえでが本当≠ノ会いたい人も一緒にいけるよ。
ずっとみんな一緒、ふわふわふわふわ夢心地、辛い思いも、何かが壊れることもない永劫の夢。


私とそんな真世界≠ヨいかないかい?
そうすればきっと―――もっと幸せ≠ノなれるよ。


【今が幸せでないだろうという事は口にしなかった。だが今の幸せで満足できているとも感じなかった。】
【故にそこにすべりこんだ、それは単純な善意かもしれなかったし悪魔の誘いなのかもしれなかった。】


【マリアはその豪華な部屋の中でかえでをベットへ下ろし、髪を撫でる。】
【「でもね、準備が必要なんだ」そういうと苦笑しながら肩を竦める、時計の針が刻む音だけが室内に響き渡る。】
【大きな窓から外をみれば―――そこはまだ水の国≠フ中であるようだった。マリアベルはカーテンを閉めに行く】

【まるでこのつらい現実から完全に遮断しようとするかのように。】



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