過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
1- 20
778: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/10/30(火) 01:08:45.47 ID:Dn8M4cA7o
>>776

【──── シモンにとっては誤算とも言えた、予想外に正義に対して準ずる気持ちが在るらしい】
【彼自身が根っからの悪党だとすれば、目の前の女は "必要と在れば" 悪党になる程度の心持ちだろうか】
【新しい煙草に火を付ける、澄み切った思考が、より冴えた特質を生み出して】




【だからこそ、──── 彼にとっては提案を受け入れて欲しかった、とも言えた】




【携帯端末でナンバーを検索しても特に異常は見られない、見た目こそ偽装しているが、契約自体は移している】
【些か厄介な見た目ではあるが、それも如何様にも取り繕うことは出来るだろう】


『だって、此方の方が "安全" で "快適" だもの、──── そうでしょう、水の国は今、とても異能者に敏感で』
『下手に私達が外を歩いているだけでも、攻撃を受けたりするわ、公的な輸送機関なんて、恐ろしいわ』

『だから、"輸入動物" 扱いとして、運搬して貰って、かくまってくれる場所へ行こうとしたの』


【雪女の口から語られるのはそういう顛末であった、彼女が言うその実とは "亡命の手伝い" ──── そういう内容であった】
【シモンが話を急かすのもそんな理屈だろうか、公権力の "正当性" が不安視される状況下に於いて】
【──── 法律関係の知識を持つアリアは、不気味な存在であった】


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/2049.80 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice