過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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32: ◆9VoJCcNhSw[sage saga]
2018/08/09(木) 22:48:38.00 ID:uI10pSpR0
//>>28は取り消しでオナシャス!




>>29

【道の先、チラシを配る少女の姿があった。黒いマントに、黒い軍帽】
【見えているのは銀色の瞳ばかりがぎらぎらと、なんて具合で】
【チラシを配る手にも手袋をはめている。こんなに暑い中、なのだから】
【その衣装にはよっぽどの理由があるのだろうと察せられた】


そこな御老人、ピアノ・コンサートは如何だろう。
無論奏者はこの私だ、入場料などは一切取らない。

……どうして?だって、そういうものだろう。
芸術とは人の心を豊かにするもの、そこに富や貴賤は生起するべくもない。
何より聞いて欲しいのだ、評価されたい…――金など、払いたいくらいだとも。

あぁ……来てくれる、と?それは……―"Danke"、ご老人。


【ピアノ・コンサート。となればその格好は、曲にちなんだコスチュームなのか】
【――ピアノで?という至極真っ当な疑問を、もし話を聞いていたなら思うことだろうが】

【そんな疑問を抱くより先に、捜し物をする女性の元に】
【その少女はチラシを一枚差し出して。さあ見てくれと言わんばかりに、軽く振る】
【ぺら、と紙が音を立てて――元より苛立った様子なら、それを煽る結果になるのだろうか】


あなたもどうだろうか。急がば回れとも云う、と聞いた。
私の旋律はその心を癒やすこと、請け合いだ。……そんな暇はない、か?


【本気でそのトーンなのか、煽っているのか、笑っているのか】
【声は余り抑揚がなく、かと思えば演技がかってもいて】

【――女性の魔道具は、人の衣服などもある程度は透過して見えるのだろうか】
【であるならば、この少女のマントはどうだろうか。――"見えない"はずだ】
【たんなる真っ黒い影として映るかも知れない。どちらにせよ――少女は、ちょうど道を塞ぐように立っていた】


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