過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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250:@mail ◆S6ROLCWdjI[sage saga !red_res]
2018/08/14(火) 22:04:25.82 ID:+n62vNgV0
>>「夕月」のアドレスを所持している人、全員

【第三世界歴2018年7月26日。とある少女から不可解なメッセージが送信されてから】
【――――ぴこん、と音でもなっただろうか。それかバイブレーションが唸っただろうか】
【とにかく何かしらの通知音を立てて。ふたたび、その少女から、メッセージが送られて来た】
以下略



251:名無しのパー速民[sage]
2018/08/14(火) 22:06:40.54 ID:b1la5wQQ0
【路地裏】


―――ウワァアアアアアア!!

以下略



252:名無しのパー速民[sage saga]
2018/08/14(火) 22:16:37.42 ID:wMen6OU80
>>249

【薄藤色の髪は、この数日いつもみたいに大事に手入れされていないのだろう。汚くはない、けれど、どこかで色あせたように思えた】
【真っ白な肌もおんなじだった。決してかさかさになっているとか、そういう様子はないのだけど。なにかくすんでしまったように見えて】
【色鮮やかな紅紫色も――――誰かの色合いに染め上げられてしまったみたいに朧げになって、ぼろぼろ落ちる涙はいっとう綺麗な氷を溶かしたみたいに】
以下略



253: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/08/14(火) 22:24:31.06 ID:1hAuTw8Go
>>252

【──── 彼は知っている。人間の感情など、欠片も理解できないしする気もないが】
【無意識の内に何を恐れ、何を願うか、何を嫌うか迄を全て辿れる】
【それがどれだけ残酷な事か分かっても尚、幸福だと嘯く様に】
以下略



254: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/08/14(火) 22:37:47.89 ID:1hAuTw8Go
>>251

【────、風の吹き抜ける、微かな音色と風切り音、落下してくる遠くの稲妻】
【閃光が弾ける、貴女の脳内の作用、第六感がけたたましく鳴り響く────、逃げろ、と】
【その刹那であった、貴女の居る位置に頭上から "等身大" の十字架が落下してきた】
以下略



255:名無しのパー速民[sage saga]
2018/08/14(火) 22:54:38.71 ID:wMen6OU80
>>253

【それでも神様はこの場所に顕れなかった。"そう"しようとすればできるはずだった、今の、彼女なら】
【ゆえにこの会話だって聞いているはずだった。じっと見ているはずだった。だのに顕れないから、藤色の少女は悲しいんだろう】
【だけれど少女は絶対にあの少女へ祈らないから。――あるいは祈れないから。だってできるはずがなかった、今更、あの少女に祈れるはずがない】
以下略



256: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/08/14(火) 23:03:19.54 ID:1hAuTw8Go
>>255

【──── 例えその行いが間違っていても、その祈りが間違っていても】
【世界に二人だけならそれが道理になる、良識や規範は、後から付いてくるのだから】
【そうあるべきだった。だからこそ彼は、正しく物事を理解する】
以下略



257:名無しのパー速民[sage]
2018/08/14(火) 23:16:02.33 ID:b1la5wQQ0
>>254

【女はそう問いかけながらも頭の中は冷静だった。どうせ答えたとしても一つ上のリーダーかなんかで】
【本当に知りたい大本にたどり着くまで何度こんなことをしなきゃなんないのかと…地道で嫌になる】
【あまり、目立ちすぎても仕事にならなくなるし―――その思考を割り込んで鳴り響くアラーム!!】
以下略



258: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/08/14(火) 23:26:54.01 ID:1hAuTw8Go
>>257

【砂煙が舞い上がる、砂漠で見る竜巻とはこの光景なのだろうか、未だに地鳴りが壁を伝う】
【まるで路地裏に爆弾が落ちたかの様な衝撃であった、十字架は沈黙のまま佇んで】
【────だとすれば、どれだけの重量を持っているか、予想も付かない】
以下略



259:名無しのパー速民[sage saga]
2018/08/14(火) 23:30:34.76 ID:wMen6OU80
>>256

【――あるいは、だからこそ不安なのかもしれなかった。彼女は結局一人が怖かった、ゆえに誰も傷つけないために蛇を信じたのだし】
【見失ったサーバントを一生懸命に探していたのに違いなかった。いっとう暑い時期に彷徨うなら吐き気も頭痛も眩暈も自然なものであった、(本当に?)】
【それでも投げかけ続けた念は誰も捉えなかった。――彼女はそれをパグロームや異端狩りのせいと認識していた、そう信じたかった、でないと、あんまりじゃないかって】
以下略



260: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/08/14(火) 23:37:32.20 ID:1hAuTw8Go
>>259

【その精神を覗いたなら、彼は何処までもその問いに答え続けるのだろう】
【或いはそれは呼吸をする動作に似ていた。息を吸うように問いかけ、吐くように答える】
【連関の中に人は居て、存在の中で滅却されるのならば、それで良いと思えるほどに】
以下略



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