過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
1- 20
250:@mail ◆S6ROLCWdjI[sage saga !red_res]
2018/08/14(火) 22:04:25.82 ID:+n62vNgV0
>>「夕月」のアドレスを所持している人、全員

【第三世界歴2018年7月26日。とある少女から不可解なメッセージが送信されてから】
【――――ぴこん、と音でもなっただろうか。それかバイブレーションが唸っただろうか】
【とにかく何かしらの通知音を立てて。ふたたび、その少女から、メッセージが送られて来た】


「変なメッセージ送ってごめんなさい。あたしは大丈夫です。帰ってきました。
 ちょっとトラブルに巻き込まれてました。でも大丈夫です。ちゃんと帰って来れたから。
 心配かけて本当にごめんなさい。……大丈夫っていうのもちょっと嘘です、ごめんなさい。
 まだちょっと外に出るのはこわいです。でも本当に、無事だから、安心してください」


【――――それだけ。「全員」に向けたメッセージはそういう、当り障りのないもので】
【以下はごくごく個人あてに送られてゆくもの。三人、ちょっと特別なことを、伝えたくて】


【――――】


【To:シャッテン=シュティンゲル】

「アルクさんのこと。きっと聞いてるよね。……ごめんなさい、って言うのは、少しおかしいかもしれないけど。
 伝えたいことがあります。あたしがなんでこんなことに巻き込まれる羽目になったのか。
 それを伝えたら、たぶん――『ソニアさん』のこと、少しはわかるんじゃないかなって思って。
 ……今はちょっとしんどいから、ちょっと時間をください。元気になったら、必ず伝えに行きます」

【――死したアルクのこと、自分のせいだと思ってしまったのか。少しだけ詫びるような文面を見せて】
【それでも何か伝えたいことがあるという。かつて彼らと約束した、「ソニア」のことについて、手伝うということ】
【それを今になって果たしに行きたいと。……余裕がある時間帯を返せば、彼女はその時に彼の元へ現れるだろう】


【――――】


【To:銀ヶ峰つがる】

「ごめんなさい。嘘ついちゃって本当にごめんなさい。
 でもそれが嘘じゃなかったって、絶対に伝えに行くから。ちゃんと謝りに行くから。
 もうちょっとだけたんぽぽで待ってて。本当にごめんなさい――まだ、友達でいてくれますか」

【とにかく謝罪。一緒に頑張ろうって言ったこと、嘘ついてごめんなさい、って】
【それでも絶対帰るから、もう少しだけ待っててほしいって。それで――まだ友達でいたい、なんて言って】


【――――】


【To:ミラ・クラァケ】

「いつか迎えに来てくれる約束してたよね。あれ、してくれなくても大丈夫になったかも」

「………………………………彼氏? できたから」

【二通にわたるメール。申し訳なさからくるものだったのか、それとも恥じらいによるものだったのか】
【どちらにしたって――――「そのクエスチョンマークは何なんだ」という疑問は、抱かせるだろうが】


【――――以上。それから世界は、少しだけだけど元に戻っていくんだろうか】


//メ〜ルのあれです。これも特に返信は不要です!



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/2049.80 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice