過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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245: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/08/14(火) 18:31:32.34 ID:1hAuTw8Go
>>243

【紡がれる言葉の一音一音をはっきりと捉える、我が子の初めての発表会に近い】
【拙い響きも、ミスタッチも、そのどれもが愛おしく思える作用なのだろうか】
【一呼吸を置いて、その言葉を辿っていく、何があったのかを探って】


──── 謝罪をしてはいけません、それは自らに責任が合ったときに綴るものです。
忘れていたのでしょう、それは精神がそうすべきと判断したまでです。精神は身体を思って、そうしたまでです。
今のムリフェンならば、思い出しても大丈夫だと、そう判断したから、思い出せたのです

それならば、謝るべきではありません。寧ろそれは喜ぶべき事です。
貴女の精神が、貴女ならばもうそれを受け入れて生きていけると、伝えてくれたのです。
胸に手を当てて目を瞑って、散っていった一人一人の顔を思い浮かべましょう。

────彼らは、どんな人であったか。


【言葉の通り、ケバルライは胸に手を当てる。瞑目する仕草は懺悔に似ていた】
【そしてその姿は何処までも神々しかった。システィナ礼拝堂の天井から抜け出してきた様に】
【ミケランジェロの精緻な筆捌きの一つ一つが、その輪郭に宿っているみたいに】


"ポステリオル"──── 彼はとても高い信念の持ち主でした、時に苛烈過ぎる信仰心の持ち主で
けれどもそれは、確かな理論に満ちあふれていたのです。私は彼の、その精神の在りように感動していました
彼が去ってしまったのは哀しい事です。彼の遺した教えを、私達は今でも辿れる

"サビク"──── 彼は可哀想な少年でした。いつも心の奥深くに闇を抱え、一人で苦しんでいました
私は彼の助けにはなれませんでした。彼の助けになれたのは、ウヌクアルハイ様だけでしたから
彼があの若さで亡くなってしまったことは、残念でなりません。──── どうして、彼が選ばれたのでしょう

"マルフィク"──── 彼の殉教の精神を、私達は感服を以て見つめていました。それは何処までも純粋です。
痛みの中にこそ救いはある、言うのは簡単です、けれども、それを耐える事が出来るのはほんの一握り
彼は同時に、貴女を高く評価していました。──── ムリフェン

見たのでしょう、あの日起こった全てを


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