過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
1- 20
210: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/08/13(月) 01:03:06.18 ID:4liS5Fs6o
>>208

【──── 彼は静かにその所作を止めた、フェードアウトする音響の仕組みではなく】
【寧ろ、それは急に落ちたブレーカーの所以。電源から切り離されたかの様に】
【瞑目する、その流麗な仕草は祈りの動作に似て、やがて消える水滴の作用をも思わせる】


──── それは洞察ではなく妄想です、砂漠の中から一陣の結晶を見つける様に
何もない無垢白の雪景色、それを踏みしめて歩く事を喜びにするのでしょうか
いいえ、違います。風情を介さない存在だけが、それを勲章の様に飾り立てる

間違いなくそれは蹂躙なのです、知恵を媒介しない遊戯を私は洞察等と呼びません
偶然の交わりも悪くはありません、貴女と交わした言葉に偽りは無く
そして同時に、私の進むべき方向も、やんわりと見えた気がします


【彼はそう言い放つ。説法に似ていた、ややもすれば説教の様に取られるかもしれない】
【手がかりの無い推理を洞察とは呼ばない、空想や妄想や、その類になるのだから】
【──── 背中を向ける、僅かな交錯が、実を結ぶ可能性を信じた】

【そのまま何もなければ、歩き去ろうとするだろう、ただゆっくりと】



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/2049.80 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice