過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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199: ◆zO7JlnSovk[saga !red_res]
2018/08/12(日) 00:55:07.69 ID:86J4NdcRo
>>ALL

【エカチェリーナはロールシャッハの隣に腰掛ける、涼しげな表情のままに】
【そしてアリアと柊とへ、軽く手を振るのだろう、──── 気ままな子猫の風情で】
【今の彼女は "虚神" たり得た。あれだけ付けた傷は、癒えてはいないが】

【それでも君臨する様子は独特の威圧感があった、──── 神格を持っていても、可笑しくない程に】


どう? エカチェリーナ、壊れた硝子は元に戻りそう?


【ロールシャッハは親しげに尋ねる、エカチェリーナは間延びした返事を揺らして】
【指先をそっと自分の口元に付けて、ふわりと唇にその先端を沈めた】
【柔らかな感触を堪能したなら、大きな瞳を真っ直ぐに向けて】


「そうね、強引に治そうと思えば出来るけど、それは泡沫に過ぎないの
無理矢理に組み上げて作り上げても、能力を一瞬使って終わり
だとすれば、──── 今はその時じゃないの」


【エカチェリーナの能力は大規模な現実改変能力とも言えた、過程を問わず、事象を絶頂に導く】
【それはあまりにも過ぎた能力であった、実体を持っていても尚、その神格は高い】
【同時に、気まぐれな女神の作用にも等しい、容易に願いを叶えてしまう程の存在ではない】

【彼女が伝えるのは、ロールシャッハの試み。夕月というイレギュラーによって、不完全となった内容】
【それをエカチェリーナならば強引に "完成"へと導けるのだという】
【けれども、──── 能力者達は不安を抱く筈だ、それは泡沫でしかない、と】

【ロールシャッハは頷いた、なればこそ、今は時間が違う】


成程、──── ジャ=ロを殺せる機会が来るまで待っておいて、って事だね
仕方がない、今日の所は出直そう──── 全く、とんだ取り越し苦労だった

けれども、物語が進んだ事に代わりはない、全ては帰結していく、一つの真実に
また会おう、──── その時は、協力できると良いね




────────僕達は一緒だから、骨の髄まで


【エカチェリーナとロールシャッハは消え去る、その消失は突然であった】
【後に残されるのは能力者達と、無事であった夕月、電波ジャックもまた、成されない】
【ロールシャッハの残酷な動画データもモニターに残っているだろう、削除すべき最優先事項で】

【加えて、察しの良いものであれば、ロールシャッハ達が企みを残している事に気づくだろう】
【エカチェリーナの持つ "泡沫" ──── 不完全な計画を完全に果たす】
【助かったわけではない、寧ろ、人質に近い状態でぶら下がっている】

【──── ならば、目下の標的とは────】


/これにてイベント"電波通信"終了になります! 長時間お疲れ様でしたー!



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