過去ログ - 【愛してるから〜の〜】肉弾凶器従姉嫁Part45【ピープルズエルボー】
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453:サン・ドログバ・おつむ・ハゲロニアス男爵 ◆FnJ6bWXh6vV.
2019/12/27(金) 00:53:28.38 ID:G+R731wg0
 む「おおおおおおおお!?なんだこれえええええええええ!!??」

クリスマスの朝に目覚めた娘ちゃんは、枕元のカラフルにして巨大な直方体に歓声をあげた。

 俺「お〜今年はスゴイのもらったなぁ」

 む「サンタさん!?来たの!?」

 俺「来たんだべなぁ」

 む「キャァァァァァァァァァァァァァァ!!」ヽ(*´∀`)ノ

しかし、歓喜の大はしゃぎから一転、火が消えたように大人しくなったかと思うと

 む「サンタさん間違えてる…おっきいのお願いしてないもん…」(´・ω・`)

 俺「いや、まず開けてみれ〜」(^^;)(焦

単純に喜ぶだけではなくなった情緒の成長にちょっと驚きながらも
娘ちゃんを促してクリスマスカラーのデカイ箱を開けてみると
中からはまた一回り小さい箱が現れた。
そう、このようにマトリョーシカ式にどんどん箱を開けさせて
最後に本命が出てきて『ワ〜イやったぁ〜!』という目論見だったのだが……。

 む「やっぱり違うぅ〜」

 俺「いやいやいや違わね違わね!開けんべ開けんべ!」(^^;;)(大焦

宥めすかしても一向に箱に手を触れたがらなくなってしまったため
やむなく、手間をかけて詰め込んだ箱たちを再度自分で開けていく虚しい作業をくり返し

 俺「ほら出てきた〜」

と、最後の本命の包みを娘ちゃんに手渡そうとしたのだが

 む「むぅのじゃないってばぁ〜」

サンタの誤配送と頑なに信じ込んでしまった娘ちゃんは一向に手を伸ばしてくれなかった。


めんどくさい事態になってしまい、強引に渡そうか目の前で開封しようか逡巡している時だった。

 マ「むっちゃんのだよ〜。ほら、サンタさんのお手紙に書いてあるよ〜」

そう言ってマコ様が娘ちゃんに見せたのは
流麗な筆記体で「Merry Christmas」と書かれた簡素なクリスマスカード。
クリスマス包装サービスに付属してくるオマケの代物だったが
未だ初歩の漢字がようやくな娘ちゃんに読めるはずもなし。
このMVP級フォローにより、ようやくプレゼントを受け取ってくれた娘ちゃんは
自らの手で包装を破き、中から出てきた黒いドラゴンのぬいぐるみ(最近のお気に入りアニメの主役)を見て
再び特大の歓声をあげてくれたのだった。

決まらないジンクスは相変らずなものの、マコ様のおかげでなんとかやっていけてます。
有能従姉嫁には頭どころか五体全てが上がらない。

報告終了


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