過去ログ - 【Fifth】幻想的な画像に設定足して世界作ろうず【Genesis】
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69:名無しのパー速民[sage]
2018/06/20(水) 20:23:17.90 ID:y4U7AypG0
本質の行方

目は人の心を映す鏡である、と云われているが、彼女の瞳は正にそれを体現するものだった。
彼女が『境井夢子』と呼ばれていた時代。彼女の瞳の色は、地毛である金髪に良く映える紫がかった黒色をしていた。
https://lohas.nicoseiga.jp/thumb/5039662i?
それがある期を境に変容する。彼女の死をもって――。

https://www.animeranking.net/stat/cash/stat_760/item_13134.jpg
転生後、『レドール』としての二度目の生を受けた彼女の姿は、人の身であった『境井夢子』の生き写しと言える程で
我々が知るレドールの外見も、境井が成長した姿と考えるとやはり良く似ている。
しかし、その瞳の色だけは違っていた。
嘗ては紫がかった黒色の瞳は今は無く、そこには二つの金色の輝きが備わっていた。

そう。本質を霊的に人の本質を映す瞳の変容は、『境井夢子』の死後、彼女の魂が長らく死後の世界・“原初の墓”にあり続けた事が原因だ。
肉体という器から離れ、魂だけが存在する無防備な状態が数百年に亘り続いた事で、原初の墓を充たす霊力に晒され続けた彼女の魂が
霊力に対し、高い親和性を獲得した結果、その変化が瞳の色として現れたのだ。
これにより、彼女は『レドール』としての生前、霊力を用いた規格外な魔術行使を可能とし、それが後に彼女が始動する『悠久郷計画』に繋がる。

その後、人類と偽りの神との戦争により彼女が命を落とし、精霊として星に迎えられ第三の生を得ると
現状を打開すべく活路を過去へと見出し、『境界』の能力で西暦の時代へ遡行する。
霊的な存在としてでしか過去へ行けない彼女が、この時代で依り代としたのは自身の肉体。
即ち、偽りの神の刺客に襲撃され、命を落とした後の『境井夢子』の死体だ。
https://lohas.nicoseiga.jp/thumb/2885282i?

前述した通り、瞳の色の変化とは霊的な変化の現れであり、彼女を知る人物ならば
雰囲気から彼女が普段、自分の知る境井夢子で無い事に気付く。
この場合で言うならば、それはまほろばメンバーの次に彼女と親しい石神学である。
彼女の来訪が石神を世界線の袋小路から脱しさせ、同時に地獄のような未来を歩ませる事となるのを
石神は知らず、而して彼女は予見していた――。


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