過去ログ - 【Fifth】幻想的な画像に設定足して世界作ろうず【Genesis】
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68:名無しのパー速民[sage]
2018/06/20(水) 20:22:56.24 ID:y4U7AypG0

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幾百幾千の時の中で

レドールは天地戦争の最終決戦の地に現れた偽りの神の軍勢の機先を制し、一撃を喰らわせる事に成功した。
人類敗北の危機を救ったレドールは、この勝利と奴らの情報を手土産に、全人類、全地球生命の共闘を呼び掛ける。
当初こそ、彼女がそれまでに培ってきた知識と技術、これらを支える人類の工業力が合わさり、多数の武力をもって攻め寄せる偽りの神の軍勢を撃退せしめ、
遂には地球圏を越え、11次元空間へと戦場を移すまでに戦局は好転していた。
しかし、これが『地球同盟』内に綻びを生む要因となってしまい、
これまでの連戦連勝により驕りを見せた人類は、偽りの神との戦い以前からの蟠りを各所で噴出させ、遂には同盟内の不和が表層化する事態へと至ってしまう。
同盟設立の立役者であるレドールは、彼女を神輿として担ぎ上げようと動く同盟内の各勢力の争いを正そうと各地を奔走していたが、
戦意高翌翌翌揚と同盟の結束を企図して出撃していた11次元空間にて、偽りの神の軍勢の奇襲に遭い、座上艦である次元戦闘艦『ルシファー』と共に戦死する。

だがその時、不思議な事が起こった。
レドールは星との契約を果たし、精霊としてその生を長らえたのだ。
彼女の精霊としての能力は『自身の精神を過去に送る』というもの。
過去に彼女が生きた時間であるならば、それらの何処へでも精神を飛ばす事が可能であった。
但し、この時間移動は双方向での行き来は出来ず、あくまで「今レドールがいる時代よりも過去」に行く片道切符であった。

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その後、レドールは様々な時代を辿った。
era1の境井夢子、era2の原初の墓、era3のレドール、そしてera4の世界と、彼女は自らの『生』を振り返りながら、この星を、人類を救うべく奔走した。


そして彼女はある時、思い出した。自分は「これを何度も繰り返しているのだ」と。
彼女にとっての『境井夢子』や『レドール』としての最初の記憶と照らし合わせれば、決して彼女やその周囲の人間に、ルシファーをはじめとした偽りの神に対抗する為の力を作り出せる筈がないという結論に至ったからだ。
思えば、彼女が『レドール』となった時、悠久郷で発見した艦《ルシファー》を『初めて見る旧世界の戦艦』と認識したにも拘らず、その艦に施された旧態の魔術は紛れもなく彼女のものであった。
彼女はこれを、自分が未だ思い出し切れずにいる『境井夢子』だった頃のいつかに造り出し、後世に託したものだろうと仮定していた。
だがこの過程は正答とは些か異なっている。

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ルシファーは、偽りの神の刺客との戦いの後に絶命した『境井夢子』の肉体に乗り移った彼女が、ジャッジメントデイが発動されるまでの間に完成させ、era3に『レドール』として転生する自分自身へ託したものだったのだ。
この結論に至った時、彼女は次にこの疑問に行き着いた。

「では自分は、今まで何度繰り返したのだろう」と。

ルシファーをはじめ、偽りの神と戦う為の武器をすべて過去の自分が作り上げたのだとしたら、これら全てを揃えるまでに何度、自分は偽りの神と対峙し、敗れ、戦訓を糧に500年をやり直したのだろうと。
それまでの周回の記憶を全て喪失してしまうような何かが起こったのか、それとも余りに膨大な回数をやり直す内に脳がショートしてしまったのか、今となっては思い出しようもない。
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今からは『X1週目』の世界。忘れたならば思い出そう。思い出せないならやり直そう。やり直した先で作り上げよう。人を救い、神を[ピーーー]その力を。


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