過去ログ - 【Fifth】幻想的な画像に設定足して世界作ろうず【Genesis】
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57:名無しのパー速民[sage]
2018/06/20(水) 20:19:13.34 ID:y4U7AypG0
レドールの選択


石神の下を訪れたレドールは、自身が考案した作戦を告げる。
それは、世界を滅ぼす決断だった――。

石神学が発現させた超能力【真理解明の魔眼/Reading Wahrheiter-リーディング・ヴァーハイター-】。
その起こりは石神が生み出した空想の産物であったが、彼の能力はある時から『世界線移動を認識する能力』として開花し、いくつもの世界線を巡るという数奇な運命を辿る。
世界線変動を繰り返し、運命に干渉する行動を取る――これは云わば、リーディング・ヴァーハイター『第二の能力』である。
では『第一の能力』とは――それは『観測』。
『観測』こそが世界の可能性を形作る。

本来、事象の観測は全人類が有する能力だが、通常は無意識下で働く為に認識されない。
観測された事象は起こり得る事象として記録され、その後の世界線の変動に影響を及ぼす。
リーディング・ヴァーハイターは観測によって齎される世界線の変動すらも観測し、起こり得る事象を幾重にも亘って認識する事が出来る。

レドールが狙ったのは、『偽りの神により滅ぼされる世界線』の他に『人類自身の手で文明を崩壊させ、偽りの神に遭遇しない世界線』という二つの可能性を観測させる事だった。
この二つを認識した石神学を過去にタイムリープさせ、レドールの生きる世界線から石神を分岐させる。
それが、人類に残された唯一の生存方法だと、レドールは確信していた。


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レドールが石神の下を訪れたのは、彼の超能力【リーディング・ヴァーハイタ】の『観測』によって生まれる新たな世界線に到達する為だった。
石神に核戦争の勃発とそれによる人類の滅亡を『観測』させる事で、『偽りの神/Creqrat Viorl』 とその信奉者・『協力者(メッセンジャー)』によって齎される悲劇『ジャッジメントデイ』を回避し、
彼女が生きた世界線の結末とは違う新たな可能性を生み出す。
それが、レドールがこの時間軸にやって来た理由。
外敵に依って滅びる未来を回避する為に、他でもない自身の手で人類を滅びに導こうとする彼女の選択に、果たして正義はあるのか。


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