過去ログ - オメス上嬢スレのなー、なんかなー3スレ目やねんてー
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◆CQZzx1saXs
[sage]
2017/09/16(土) 04:56:43.47 ID:99H0nLJMO
青い、青い空の色。
もう夕方になるというのに、むあっとした夏特有の暑さとアスファルトの照り返し。
暑いはずの状況なのに、何故か爽やかな雰囲気と温まった風が私の髪を通り抜ける。
汗ばんで火照った体が、気持ち程度に少しだけ冷やされ
下着が見えない程度に、スカートがたなびく。
目の前にいるツンツン頭の少年も汗ばんで制服のワイシャツから肌色がうっすらと見えている。
少年らしい成長し切っていない体躯と、少年から青年に向けて成長している体躯のアンバランスさに少し心がときめく。
佐天(……キンキンに冷えたカルピス飲みたい。)
真夏の学校帰り、蝉やひぐらしの鳴く帰り道。
少年の背中をぼんやりと見守りながら、ふと、思った。
暑さでぼやける視界と頭をなんとかして歩けば、くるりと少年が振り返った。
上条「佐天って、カルピス系少女だよな!」
夏がとてもよく似合う少年は唐突に発言する。
言ってる意味は意味不明だが、自分より少年の方が白と水色の水玉のアレがよく似合うと思う。
佐天「美少女……って言いたいのかな?」
上条「簡単に言うと、そう」
照れ臭そうにしながら頷かれれば、何故かこちらもつられて照れてくる。
夕日が眩しいフリをして、俯いた。
佐天(簡単に、じゃなくて……しっかり説明して欲しかったな)
甘い少女の心の声は少年に届くはずもなく
ゆっくり、ゆっくり真夏の熱が静かに夕日へと溶けていく。
ただ、少女の心を火照らせたまま。
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