過去ログ - ここだけ男子高校ただしPCは男装少女PART46
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618:  ◆f7JK9RIN.g
2019/02/04(月) 01:31:55.30 ID:fca3IC39o
「あぐっ!?」

鈴の身体を貫通し、その後ろの壁に突き刺さる銀色の刃。
鮮血が校舎の壁、中庭にうっすらと積もった雪の白を紅に染めた。

以下略



619: ◆RYO/n8uupE[sage]
2019/02/04(月) 02:23:57.13 ID:BwrjWMOr0
今まできわめて静かだった教室の一画が慌ただしい音を立てた。
席次表で言えばすみっこの方、鈴の席は未だ空白で、
ぼんやりとその空席を見つめていた筈の綾が椅子から転げ落ちたものだった。
どうやら、噂を耳にして驚いて勢い余ったらしかったが、そんな物で止まるわけもなくふらふらと力なく教室を後にする。

以下略



620:霜月 士道  ◆f7JK9RIN.g
2019/02/04(月) 20:15:37.48 ID:fca3IC39o
>>619
廊下を進む途中、窓の外から舌打ちの音が聞こえた。

「あいつ何やっとんねん……」

以下略



621: ◆RYO/n8uupE[sage]
2019/03/03(日) 02:33:29.98 ID:vXo8rjW10
>>620

「先生!」
保健室へ向かう道中、窓の外に見えた姿に声を掛ける。
ライナー君に手を惹かれる綾は、誰が見ても解るくらいに狼狽えていた。
以下略



622:霜月 士道  ◆f7JK9RIN.g
2019/03/03(日) 15:15:43.15 ID:MNplTuoTo
>>621
「……わからん、とにかく連れてきたら放り出されたからな……」

そう答えながら士道が外から保健室の前の廊下へ来たところで保健室の戸が開き、ひらひらと手紙が落ちてくる。

以下略



623: ◆RYO/n8uupE[sage]
2019/03/03(日) 21:09:03.61 ID:vXo8rjW1o
>>622

「手紙……」
綾がそれに気づき、拾い上げると三人で見つめ合うように広げる。
そこに書かれていたことは、すでに弱ってい精神に追い打ちをかけるには十分だった。
以下略



624:霜月 士道  ◆f7JK9RIN.g
2019/03/03(日) 21:35:55.37 ID:MNplTuoTo
>>623
「っ……どういうことや……行くで」

手紙を読んですぐに保健室へ入る。ルーン包帯を巻かれベッドに横たえられた鈴は静かに眠っていた。左肩辺りの包帯は血が滲んでいて特に痛々しい。


625: ◆RYO/n8uupE[sage]
2019/03/04(月) 03:37:36.59 ID:VyX8IquNo
>>624

「はい」
今まで何度も頼っていた先生の手に負えないという説明に、最悪の状況すら浮かんでいた。
ベッドに難なくと辿り着けたことからその思いは次第に薄れていったが、この目で確認できるまでは疑念が晴れることはなかった。
以下略



626:霜月  ◆f7JK9RIN.g
2019/03/24(日) 21:48:45.35 ID:O7sHot+So
>>625
「せやなあ……折角来たんや、手ぇくらいちょっと握ったってくれへんか綾ちゃん。
あと二人とも深呼吸な。俺はそこでもう一服するから落ち着いたら行こか」

そう言って校庭に面している方の出入り口から出てタバコに火をつけた


627: ◆RYO/n8uupE[sage]
2019/03/30(土) 23:24:52.50 ID:SUN7WNos0
>>626

「……」
ライナーの後ろから鈴の様子を案じていたが、言われればすぐにベッドの脇へ飛び出して。
たどたどしい手つきでシーツに手を潜りこませて腕を探し出し触れる。
以下略



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