過去ログ - ここだけ男子高校ただしPCは男装少女PART46
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◆RYO/n8uupE
[sage]
2018/08/19(日) 03:09:09.74 ID:IGToqQtCo
>>526
「んー……」
優しく握った右こぶしの、人差し指を唇に添える。
僅かに顔を下げ思案の素振りを魅せるだけでも、十分。
深みを感じさせる黒い瞳。吐息以下の思慮の音に震える唇。
綾の本質は隠されている状態だが、囚われてしまいそうな色香が醸されていた。
鈴がそう口に舌瞬間、レラの影が揺らめいた。
独りでに動き、形取り、また別の少女のカタチを描いて浮かぶ漆黒の塊が次第に現実味を帯びていく。
レラはと言えば、そんな事には気付かずに鼻で笑って。
「フン、今ゼオラが居る訳がないからな! 僕を騙そうたって―――うぎゃあ!?」
影から現れたゼオラが音も無くレラの手を掴むと驚きのあまり跳び上がった。
そのまま脚をもたつかせ尻もちをついたところでゼオラが目に入ったようで。
「お、おいっ。仕事するから来るなって言っただろ」
「夜ごはん……作って、まってるから」
「そうか、そうか……ふふ」
困惑を浮かべながら怒鳴りつけるレラだったが、ゼオラの言葉を受けて一変。
伝え忘れた約束を受けてこれまでにないご機嫌な笑みを見せると、ゼオラの頭を撫でてやってから見送った。
「―――――で、なんだっけ?」
約束のことで頭がいっぱいになったらしく、振り向いた時には全て忘れていた。
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