過去ログ - ここだけ男子高校ただしPCは男装少女PART46
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494:栖狩 & カサギ ◆RYO/n8uupE[sage]
2018/06/03(日) 02:00:20.77 ID:/nKRMm6Uo
>>493

「全く、なんだって……」
『今は信じてもらうしか無いさ。腕の見せ所だな』
先に抜けていった鈴の背中にため息を吐く栖狩にカサギが追いついた。
心地よい香りが二人の鼻を擽る。
『……最近は男の子も結構気を使うんだな』
「お前と一緒にされるのは流石に心外だ」
そう吐き捨てると分かりやすく脚を早めて追っていく。

―――――旧研究所:拠点

「Hi リンサン!キョウはどうしたんでス?
 ア! リョウはオクのトレーニングエリアにイまス!」
左脚一杯に描かれたのユニオンジャックが特徴的ジーンズを履いた白衣の少女が鈴の存在に気づく。
赤く染められた髪が特徴的な少女、柊宇都 貴美が笑みを浮かべながら小走りで寄ってきた。
「ゴアンナイしましょうカ? それとも、おチャにしまス?」
入り口すぐには駆動を停止したポッドが整然と立ち並んだまま。
嘗て校長の指示の下にあった研究所は稼動の停止に追い込まれた。
今、地下一帯に広がる膨大な施設に残ったのはたった二人の少女のみになっていた。

「ここが拠点か」
遅れて入ってきた栖狩とカサギ。
見慣れない二人に貴美は目を丸くしながら首を傾げてしまった。
栖狩も白衣の少女の様子を伺っているようだったが、その一方でカサギが大きく頷いた。
『あんたがクキウト博士か。俺はカサギだ。
 数日前に連絡が言ってると思うんだが……レラのお嬢さんの応援だな』
「umm……ah! レラのおトモダチですネ!
 トナリのヘヤにいますヨ! ゴアンナイしマース!」
数秒、傾けたままの首が戻らない貴美だったが、
思い出したようで元の笑顔を一瞬で取り戻すと奥の部屋を指した。


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