過去ログ - ここだけ男子高校ただしPCは男装少女PART46
1- 20
462:柊宇都 綾 ◆RYO/n8uupE[sage]
2018/02/27(火) 01:28:37.12 ID:eD8MQSu+o
>>460>>461

安室の顎に添えた手に微かに力を籠め、顔を向き合わせる。
熱く滾り、燃え盛る炎のような真紅が柔らかく揺らぐ。
その一方で、双眸を取り囲む白―――彫像のように混じりっ気のない純白ただ一つの肌は涼やか。
表情を示し出しているのは、紅く彩られて艶を醸す唇。緩やかで温かい吐息が微かな笑いを形取る。

神秘の象徴ともされる白肌、アルビノと向かい合う。
特異さを間近で感じ取っている間、かの双眸は今のところは普遍らしい一生徒を見据えていた。
燃える真紅でありながらも鋭く澄んだ眼差しに魅入られてしまえば、一瞬か、一時かを思い返すことは不可能で。
交わし合っていた幾ばくかの時間は不意に途切れる。また微かに吐息を残しながら離れていく。
「やれやれ、だよ。
 『その気』にさせてしまうのも良くないね。……まさか、キミもその口か?」

>>461

「何も」
鈴の曲芸にも近しい動作を見届けた後に、ただの一言が返る。
おもむろに、こちらも手が伸びたと思えば頬に添える。
「いつも通りだよ」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/1703.54 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice