過去ログ - ここだけ男子高校ただしPCは男装少女PART46
1- 20
456:柊宇都 綾 ◆RYO/n8uupE[sage]
2018/01/22(月) 03:14:46.93 ID:TTZ6ucywo
>>454

「勿論、護るのは彼女だけじゃない。
 その期待に恥じないよう、努めるよ」
表情の変化には乏しいが、清涼感に溢れた声と姿。
髪こそ大河のように長くしなやかだが、その出で立ちは凛々しさに溢れていた。

迷いなく、初対面だと言い切れるだろう。
第三者の風貌は怜が今までに見たことが無い筈だ。
余す処なく白色で埋め尽くされた姿は、人間における突然変異種、希少種のそれだからだ。
「驚かせてしまった、かな?」
クス。と仄かに笑いを見せ、左手の真紅の手袋で口元を覆う。
双眸と左手、その三つの真紅。それ以外の全てが純白。
姿こそ特異だが、ふと見渡してみれば彼女の風貌がゼオラに似通っていることに気付くだろう。
まだであって日も浅いゼオラ達の相似に気付けるのは、その純白の人間が綾以上の親和性を持っていたからで。
「これからキミを受け持つことになるだろうからね。挨拶をしておこうと思って」
肩口程度まで伸びた金糸のような髪を掻き上げると、表情を正して怜に向き直った。


>>455

「えっ!? ああああの、すみません……。
 冷たいアイスがを食べるのが、本当に心地よくて……」
至福の時間に浸っていたところに声を掛けられるとハッと目を覚まして。
また少しだけスプーンに取ると、口に運んで満面の笑みを浮かべる。
「美味しいです。本当に」
整然としていれば、間違いのない美少女。

「勿論だよ。鈴」
ふとした呟きに、綾が気づいて振り返る。
微かに表情を明るくして微笑みかける。この差はこの場では鈴にしか読み取れないものだ。

「気が利くね」
プレートとスプーンを受け取ると早速と言わんばかりに手を動かす。
ソースを絡めながら口に含むと、他の皆と同じように頬を緩ませる。
「素晴らしいね。流石だよ」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/1703.54 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice