過去ログ - ここだけ男子高校ただしPCは男装少女PART46
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146:焔 リンネ ◆RYO/n8uupE[sage]
2016/11/14(月) 02:43:04.42 ID:OOUOOUkWo
>>145

「いや。同じ程度」
時雨の言葉に従い脇の扉を目指す。
「と、」と呟きその前に振振り返って包帯まみれの腕を振る。
奥の階段への砂が撒かれ偽装工作が為された。
「では行こうか。早いうちに」
背後からの気配に足を速めながら、少女達を奥へ誘う。
「……」
時雨に守られながらも、リンネも続いていく。


――――隣の部屋

画面中央の巨大なモニタから放たれる青白い光のみが光源の薄暗い部屋。
幾つかのモニタの集合体である巨大な画面に映されていた数列とグラフが突如、切り替わる。
代わりに映されたのは……この部屋の映像。三人の背後から撮影されたものだ。
同時に、部屋中の明かりが灯り、奥の扉から降りてくる足音が響く。
「ネズミ共から、姿を現しに来たようだな」
シルエットは随分と小柄、しかし、剥き出しの敵意は獰猛な獣にも匹敵するほど。
三人へと向けて指された指。その奥の鋭い眼光に見覚えがあるだろう。
「妙な砂……貴様が最近この地下を探っていたネズミか。
 それに、何時だかの騒々しい女。纏めて処分できるとは……ん」
指先が一人ずつゆっくりと向いていき、最後に時雨の背後へと向かい止まる。
やっと奥の暗がりから現れた少女、レラ=バニッシュは不適な笑みを浮かべていた。
「こうも早く見つかるとはな……焔リンネ」
名を呼ばれた少女は時雨の元を離れ二度、後ずさる。


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