過去ログ - 【浮かれた】幼なじみのお部屋で寝落ち・・・13回目【大学生】
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417:さや ◆0j8YIq7DEniB[sage]
2015/08/07(金) 00:48:46.24 ID:Fwa9N1rHo

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教室内は、いつにも増して賑やかな声が飛び交っていた。
先日開かれた忘年会の話や、冬季休暇の予定、来る聖夜に馳せる思いなど、明るい話題で笑いあっている。
どの話題も持ち合わせていない私はといえば、静かなものだった。
まあいつも通りとも言える。

そんな教室内も居心地の悪いものではなかった。
蚊帳の外の賑やかさが、不思議と心を落ち着かせてくれる。
静かすぎた休日の反動かもしれない。

妹に八つ当たってしまった日から、土日を挟んで2日が経った。
あれからまともに話ができていないままである。

他の誰とも、まともな会話をしていない。
お母さんとも生活がすれ違って、挨拶程度だ。

休日は日がな一日自宅で仕事して過ごし、気づけば今日大学にいるという有様だった。
とはいえ仕事の進み具合も順調だったし、今日もこうしてしっかり登校している。
普通が何とは言えないけど、有体に言えば普通に生活できているのだろう。
もちろん、私にとっての普通であるが。


「おつかれー」
「…あ、うん。おつかれ」

今や貴重な会話である挨拶を交わし、一人賑やかな教室を後にした。





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