過去ログ - 【浮かれた】幼なじみのお部屋で寝落ち・・・13回目【大学生】
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366:さや ◆0j8YIq7DEniB[sage]
2015/06/15(月) 00:50:25.87 ID:XRWaCHFco


息苦しくても離れない。
みっともなくすがり付いて、絶え間なく何度も繰り返した。

そのうちに彼がそっと優しく撫でてくれる。
受け入れてくれた彼に甘えて、さらに醜い欲望が溢れ出す。

段々と乱暴になる手つきが、堪らなく愛おしい。
掻き乱れた心が表れているかのように感じられる。
もっとめちゃくちゃにしてしまいたい。

いつまでもこのまま…なんて浅はかな気持ちは、終ぞ突き放されてしまった。



「……ごめん、ごめんね…」


潤んだ目で苦しそうに訴える彼を見て、漸く私はその場から離れた。

罪悪感に苛まれた悲痛の顔を浮かべている。

最後まで彼は優しくて、私は最後でもこんなに苦しめた。


「…帰るね。…ちゃんと、真っ直ぐ帰るから…」


そんな彼にせめて心配はかけないよう、それだけ伝えて立ち上がる。


その日を迎える前に、私は温かい部屋を後にした。


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