219:いっち ◆iL6RTxI80c0c
2020/10/31(土) 06:01:09.86 ID:XT97rDQg0
余韻に浸りながらひたすらに歩いた。
世の中の彼女持ちが、浮気をする気持ちがちょっとだけわかった。
高翌揚感がハンパない。いけないことをしてるって気持ちが興奮させてくれるんだろう。実際に経験してみないとわからなかったかもしれない。
そしてわかったことは。俺には向いていないことだ。
ちーの罪悪感がとてつもないし、誰かに伝えて贖罪を得たいとも思ってしまった(する気はないが)
これを一生ちーに隠し続けると思うと気も重い
顔を上げると綺麗な月があった。この方向にひたすら2時間歩く。
飲みの帰り際。タクシーに乗る前にあーこが月を見て、
「明日は満月らしいよ!」と言っていたことを思い出した。
すぐにLINEを開いた
いっち
「会うのも楽しみしてたし、ずっと楽しかった」
「いろいろ話してくれてさんきゅ」
「また近いうちに。次は俺から誘うね」
あーこ
「はーい。」
「気をつけて帰ってね」
いっち
「月の方向向かってる🌕」
「確かに」
「今日は月が綺麗だわ」
あーこ
「明日の満月はブルームーンというらしいよ」
いっち
「明日の満月は目に入らないかも」
「都合良いけど」
「ホントに綺麗」
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