ここだけ男子高校ただしPCは男装少女PART47
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133: ◆RYO/n8uupE[sage]
2024/03/23(土) 08:20:38.54 ID:b2Cn6TGmo
>>131
「じゃが、しかしなぁ……」
腕を組んで不思議そうに二人の方をじぃっと眺めている。
「うーむ。妾もたのまれるがままじゃったからのぅ。
何をするのかと思っておったが、こんなに便利な物があるとは。
風呂釜を薪で炊いておったのももう昔の様じゃ……」
腕を組んだまま唸っている。
さっきから言われてることは全然気にしてないようだ。かなり図太いのかもしれない。
「封印が崩れたようじゃからの。今では出入り自由じゃ、
その件はもうよい。久々に知らぬ者と話せて楽しかった。それでよい。
そうと決まったら戻すとするかの……ついでに妾も散歩にでも出ようかのぅ」
ケタケタと笑いながら二人の方へ歩み寄ると妖力を込め始める。
合わせた月の掌から光りがあふれ出すと彗華が鈴にしがみ付いてきて……。
「わっ」
気づけば辺りは公園の中庭、大樹の前。元いた場所に戻ってきたようだった。
地べたに座り込んだままの二人の前には……一匹のキツネ。
「何かあったのかっ!? 悲鳴が聞こえてきたが……」
校舎の方から纏先生が駆けつけてきた。急いできたのか息を切らせている。
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