ここだけ男子高校ただしPCは男装少女PART47
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132: ◆RYO/n8uupE[sage]
2020/02/24(月) 00:47:03.93 ID:4ZyNDwaX0
>>131

「私のことか……。
 だったら、私の役割の話でもしようか。伊織くんは知らないだろうからね」
目の前で微笑みかけられても動じる様子を見せず、微かな笑みで応え。
椅子を下げて少し距離を取ってから口を開く。

「この教室を見てくれ」
示したのは、第二保健室へと生まれ変わる途中の空き教室。
棚や机は新調されたものだが、身長計や体重計は元の保健室から持ち運んだらしく見覚えがあるだろう。
特徴的なのは纏の背後に、廊下から直接はつながっていないまた別の部屋に繋がるドアがあることだ。

「治療の腕なら彼女だけで十分だろう。
 だから、彼女の補佐として私は呼ばれているというのが一つ。
 健康測定や簡単な手当て。薬の発注なんかの雑用もだね」
立てた人差し指を伊織の目の前に持っていき、もう一本の指を立てて『二』を示しながら。

「大きな仕事がもう一つ。こっちも彼女には難しいだろうね。
 そして、私の得意分野でもある。……なんだと思う?」


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