兄者の妹の姪が気になる奴ちょっと来てくれ
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97:兄者の妹 ◆kXrxgKt5Bs[sage]
2021/02/10(水) 01:41:35.78 ID:K8ckqjzQ0
いつもの兄者のお話

「お兄ちゃんさっき全然意味分からんところで考え込んでたけど、あれ何考えてたの?」
「んー、例えば、リザードンってどうやって炎吹いてると思う?」
「え、いや、そういうもんとしか」
「それでは成長しない」
「どこへだww」
「例えばそういう虫がいるように、体内に液袋があって唾液と反応することで高熱を発する液体が入っていて、それを吐息で吹きかける」
「あーまぁそういう感じだろうね」
「あるいはシンプルに可燃性の液体が入っていて、歯が火打石になってたり、尻尾の炎を利用してそれを燃やしている」
「それ違うの?液体の内容違うだけじゃない?」
「順番が違う」
「順番?」
「混合液で高熱を発する場合口元で混ぜて高熱を発する瞬間に吹きかけないと熱の利用率が悪い」
「ふむ」
「逆に可燃性の液体の場合は先に吹きかけて体内の液袋とは分離してから火をつけないと体内まで燃える」
「なるほど」
「炎というよりは高熱のねっぷうは前者っぽいし、炎そのものであるかえんほうしゃやだいもんじは後者っぽい」
「ねっぷうとかえんほうしゃはわかるけど、だいもんじが大の字になる理由は?」
「気道を絞って高速で吹きかけてるんじゃないかな」
「気道を絞ると大の字になるか?細い円筒にならないか?」
「こう、気道の襞が星形になるようにきゅっと絞った感じ」
「あー、はいはいはい、大の字だね」
「大体敵を覆うように吹きかければいいかえんほうしゃと違って勢いよく噴き出して当てなきゃいけない分命中率が悪い」
「うーむ、それなりに理に適っておる」
「レベルが低いうちはそういう体内の操作が下手だったり、容量が少なかったりしてひのことかになるんじゃないかな」
「そう言われるともうそうにしか思えなくなるな」
「もっとシンプルに体内に炎があって体はそれに耐えることが出来、炎そのものとして吹きかけるってのもあるが、材料が足りない気がする」
「太陽じゃねんだからってな」
「ただ図鑑によると体内の温度が数千度の奴とか炎やマグマ自体が体の奴とかもいて、炎自体が体内にある説の方が有力かもしれん」
「ぶっとんだ生き物だな」
「その場合尻尾の炎もそうだが、体そのものがゆっくり長く燃え続けることに適した素材で出来てることになるか」
「そんな素材ないなー」
「となると燃え尽きるよりも早く再生する体ってことになるが、それはそれで異常な状況だし、あちらを立てればこちらが立たずってな」
「毎度毎度飽きもせずにそんなことばっかり考えてる訳だ」
「うん!」
「かわいいww」
いもいも「姉さんは兄さんのこういう理屈こねてるところが好きだよね」
妹者「理屈そのものも好きだけど、それを考えたり喋ったりしてる時の顔とか声とかの感じが好き」
リンリン「あー、あのワクワクがルンルンでキラキラが中で渦巻いてるときの」
妹者「そうそうww」
兄者「学校で習ったことお母さんに教える子供じゃないんだから」
いもいも「姉さんの対応はお母さんのそれに近しいものがあるけど」
兄者「…もう言わない」
妹者「わーバカバカ!それが好きだって言ってんだから邪魔すんなよー!」
いもいも「ごめんごめんww」
リンリン「兄者も兄者で大人げないww」

とりあえずいもいもはしばいておきました
兄者はファンタジーものを理屈で捕らえるのが好きなんで謎のタイミングで固まるんだけど、毎回無からワクワク顔に変わって行く
だいもんじの理屈はそのうち打ち出す速度の計算のために実証してみようとか考えそうで面白怖いww


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