131:兄者の妹 ◆kXrxgKt5Bs[sage]
2021/08/30(月) 01:06:43.79 ID:sI6uaZGs0
14時間後の兄者
妹者「で、どう？」
兄者「頭イテェ」
妹者「体は？」
兄者「マシになったな、全身ちょっと鈍い痛みがあるくらい」
リンリン「動けそうなら今の間に体拭いて服着替えておこう」
兄者「んー、シャワーにする」
妹者「元気かよ」
兄者「カロナール飲んどこ」
リンリン「ジュースで飲んじゃだめだよ」
兄者「お母さんみたいなこと言うなよ」
妹者「これは昔実際に言われてたな」
シャワー後兄者
兄者「イテェ」
リンリン「頭？」
兄者「いや、肌が痛い、服脱ぐときもシャワーが当たる感触もタオルで拭くのもメッチャ痛かった」
妹者「その状態でよく入ったな」
兄者「気持ち悪い方がヤダし」
妹者「潔癖症だねぇ」
リンリン「シーツと枕カバーは濡れてたから変えといたよ」
兄者「おー」
リンリン「髪の毛乾かさないとね」
兄者「もう5時だし起きとこうかな」
妹者「起きとけるの？」
兄者「いや正直立ってるのはもちろん座ってる状態でも体起こしてるのがもうしんどい」
妹者「無理じゃねーか」
兄者「座ってられないって生まれて初めての経験かも」
妹者「なんでその状態でちょっと楽しめるかな」
兄者「ここで乾かすとさすがに二人起こしちゃうし、お風呂場で乾かすか」
リンリン「やったげるから座ってなさい」
妹者「乾かしてる間支えてあげようか？」
兄者「んー、頼む」
妹者「ホントに結構しんどいんだな」
24時間後、接種翌日の午後3時の兄者
リンリン「もう平気そうだね」
兄者「ん、延髄だけ痛いから下が向けない」
妹者「延髄」
兄者「うん、今までの苦痛の残滓がこの辺りに詰まってるみたいな」
妹者「体に抵抗させるためにフル稼働だったから腫れてるんじゃないの？」
兄者「そうかも、そう言われるとちょっとトレーニング時のケミカルな詰まりに似てるかも」
妹者「まぁ延髄がそういう反応になるのかは分からんけど」
兄者「そうなんだけども」
リンリン「何なら食べられそう？」
兄者「んー、エクレア？」
リンリン「お菓子の話じゃなくて」
兄者「ご飯は何でも大丈夫、厚切りステーキでも天ぷらでもなんでも」
妹者「元気だな」
兄者「むしろ使った体力を回復するためにもしっかりしたものが食べたい」
妹者「ホントに病気とは違うんだな」
兄者「そうね、超神水飲んだ時の苦しみみたいな」
妹者「知らんだろうがよ」
兄者「そうなんだけども」
とまぁこんな感じで、病弱だからよく寝込むけどそういうのとはまた違った、元気だけど動けないみたいな感じでした
終わってみれば病気と違ってもう二度とやりたくないような感じはしないそうで、かと言って毎年これはキツイから改善されて欲しいと
ちなみに子供のメー者と一度寝ると起きないいもいもは二人で朝までぐっすりでしたとさ
二人にとってはちょっと寒気来て翌朝しんどくて動けない程度の感じになっている模様
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