65: ◆zlCN2ONzFo
2019/04/07(日) 22:22:30.27 ID:ahaa66VV0
>>64
「あ、あいつ!確か冨獄会の!」
「相変わらずですね、一目で解りましたよ、でもこれで活路は見出せました」
【女性構成員は、杉原に対しては相変わらずの反応であった】
【最も、此れは杉原に対する個人的感情もあるのだろう】
【兎にも角にも、武装した兵士達はその場は構えた武器を下ろして渋々構成員に従った】
【どうにも、やはりと言うべきか、力関係は霧崎が上の様だ】
「霧崎さん、ご無沙汰しております」
「助かった〜、すまなかった、危うく水国軍とも一悶着やらかすとこだった……で、杉原何で嬉しそうなんだ?」
【あの時と同様のスーツ姿の霧崎は、やはり凛として高貴に佇んで】
【対して此方は迷彩に各種の装備と、軍人然としたそれで】
【後部座席へと乗り込んで、口々に挨拶を告げて】
【そして運転席の巨大なワーウルフと思しき、その人物に目を奪われ、次には哀れ、車両から強制的に下される兵士達はを可哀想な目で見送ると】
「霧崎さんは、どうして此方に?」
【此処は言わずもがな、櫻州の軍港があった場所】
【先の戦いで壊滅的被害を受けた場所、逆に言えば今はその痕以外は何も無い場所、霧崎が此処にいるのは、何か相応の理由があるのではないか、と杉原は聞いた】
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