【枯れても走ることを】能力者スレ【命と呼べ】
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357:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区)[sage]
2019/10/17(木) 00:19:47.52 ID:z5y/XoNg0
>>356>>353
//了解しました!重ね重ね申し訳ありません。
//期限についても承知致しました、肝に銘じます。
//基本お返事は24時前後、それ以外にも不定期にぽつぽつ返す形になるかと思います。
//では、続けさせて頂きます〜



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「あ〜夜の国ね、あそこ陽も登らないから芯から冷えそう」

「まァ、私も実は氷の国とかに住んでたらしい≠ッどよく分からんのだわ」


なんとも曖昧に少女は答える。気の抜けた返答だった。
とはいえ二人が言う二国と比べては確かにここは過ごしやすい気候であった。
街中を歩けば薄着の人と厚着の人がすれ違う程度には―――


「いやいや、急に寒くなったから過敏になっているだけさきっとね」


………そこは冷静だった。



「は?作戦て?―――いやいや何か誤解をされていますよお嬢さん」

「さっきまでさ、なんかこう………ふわっとしたもの≠ニお話してたでしょ」


「ふわっとしたもの」と言いながらよく分からないジェスチャーをしてくる。
恐らくは先程まで存在していた、あるいは今もどこかにいる白い影のような櫻装の男の事だろう。
相手が携帯電話を出せば「ちょっと待たれよ!」と両手をぶんぶん振って弁解する。


「ちょっと気になってさ、あのふわっとしたもの≠チて何だったの?」




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