326:名無しのパー速民[sage saga]
2019/07/10(水) 20:41:52.22 ID:/WVhDhtX0
>>325
家庭料理系上級者ーー!!
一番ホッとするやつ、です!
ああ!なるほど給仕さん、ということはウェイターさん……と? あ、でもお料理も作って提供している、ということはですよーー
やっぱりシェフです、鈴音さんシェフ!!
……ちょ、ちょっとそんなに笑わないでくださいよう、揶揄うのーーよくないですよ!!
【簡単に騙された自分がちょっとーー恥ずかしくなったようだ】
【サイズの違う、赤石の敷かれた道はお店の入り口へと直に続いて行く。道に添えられるように置かれた鉢植えたち。この時期は千日紅が並べられているーー赤い花が二人が歩くたびに挨拶するみたいに少し、揺れて】
【もっと奥には大きな木が、煉瓦の家に影を落とす。その下には遠目からでもわかる、アンティークなベンチとテーブルが2セット。晴れた日ならばここでお喋りもよかっただろう】
【店の扉の横には《LIORO》の看板。この店の名前だろう。多分、聞きなれない言葉なのではないだろうかーー実のところ、フィオもどこの国の言葉なのか、どういう意味なのか、わかっていなかったりするーーこの話はまた別のところで】
【開けるのに力がいる重めの扉の鍵をあけ、塞がった両手の代わりに肩で押すようにしてあげれば、ふわっと優しい香水みたいな香りが二人を歓迎する】
【大瓶に入った茶葉、石鹸、そして一つ一つ香りの違うルームフレグランスの瓶ーーなど。一つ一つの在庫は少ないけれど、沢山の、女の子が好きそうな商品が店内に所狭しと並んでいるーーこれが】
【ハーブ専門店LIOROーーだ】
//続
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