297: ◆Dfjr0fQBtQ[saga]
2019/06/02(日) 20:17:49.70 ID:fZ8c9sPYo
>>295
【目、眼、瞳 ──── 形容する言葉は数多あれど、その本質は等しく、見つめるという行為も相応に】
【マリンブルーと言葉を借りたがその実は、深海よりも深く、蒼穹の彩りを煮詰めたならば】
【その一端にでも至れるのだろうか、──── 兎角】
【彼女は見つめる、静寂に飽きた女神の如く、それでいて夢見がちな少女の様に】
どうかしら、私が見るのは何時だって一部よ、それで殿方の全部だもの
戯れも戯曲も悪戯も遊戯も、その本質は何時だって一つしかないでしょう?
──── 雄と雌との目合に、着いてくるのが雌雄ですもの
たまには下から突き上げられるのも、良い経験じゃなくて?
【指筋が顎をなぞるように揺らめいて、従うように銃口が唸った】
【細く線を描いた銃弾は、──── 真っ直ぐにオランチョの首筋を狙う】
【薄く揺らいだ夜に抱かれて、彼女はほんのりと頬を緩める】
チンザノね、覚えたわ、とってもとーっても素敵な名前、貴方で二人目よ
前の貴方も良い殿方だったわ、クールでタフで、それでいてとっても寂しい人
ねぇ、次の貴方はどちらかしら、頭蓋を割いたら見えてしまうなら
膨れた溜まった妄執を、私のナカに吐き出してくださらない?
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