【枯れても走ることを】能力者スレ【命と呼べ】
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227: ◆S6ROLCWdjI[sage saga]
2019/05/16(木) 00:07:47.68 ID:phMFLjPA0
>>225-226

できるよ、きっと――だってあたしもできたんだから。
あれってさ、レシピっていうか……日記だよね、そっか落書き帳。あたしもぜんぜんわかんなくて――
でもなんとか、……なってたよ。たぶん。だからあんたにもきっとできるから、頑張ってね、

………………そう。白毒川ちゃん。あとはよろしく、ネ。

【であれば――彼女にすべて預けてしまうものの言い方をするのだろう。だからやっぱり】
【こいつはもうそのうち死んじゃうのかもしれなかった。無責任が過ぎた。それでもこいつはそう宣って】
【白毒川鈴音にはそれだけ、言って、――――聖域に身を浸す。不思議と身体は不調を訴えなかった】

【そうして。黙って、白神鈴音の声を聞いている。ことばを聞いている。そっか、の相槌も挟まない】
【笑いも泣きもしなかった、ただ、何かを悔やむような表情だけ堪えることができないのだから】
【やはりこいつは愚かだった。死体のようにたっぷり横たわる沈黙の後に、ようやく唇を、開いたなら】

――――――――――――救ったんだ、それは、初耳だったかも。
そ、だね、…………思ってたより、少しだけ、マシだと、思えた? うん、…………うん、

それでも「そう」じゃ、なかった、ね。そうね、………………そうかも。

【そんな感じでようやっと、相槌を、返した。鈴音の言葉をそのままオウム返しするみたいな】
【しかるにそれは会話じゃなかった。だから、語り始めるのだとしたら――タイミングを伺っているのかもしれない】
【話したいこといっぱいあった、――桜花鈴音越しにだいたいは聞かせてしまったけれど。それでも】
【なにか返事をしてほしかった、気持ちでいた、から――鈴音が語り終えるのを、きっと、待ってる】


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