【枯れても走ることを】能力者スレ【命と呼べ】
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177: ◆KP.vGoiAyM[sage]
2019/05/05(日) 00:51:26.65 ID:TuM9NK7J0
>>176


―――暫くは起きないだろうな。まあいい、放っておこう
どうせ、こいつらは何も知りはしないさ。

【俺は拳銃をしまって、カウンターの上に置きっぱなしのタバコを手にとって火をつけた】
【店内にはもうすでに気配はない。俺はくわえたまま死んだ店主のショットガンを拾い上げた】

巻き込んじまっただけじゃなくて、助けてもらってすまない。
わかってるだろうが、狙いは俺だ。未来を変えてほしくない奴らの差金だ


【ショットガンに弾を詰めながら俺は話す。――見えた少女の表情を探る】
【表情という表情の少ないやつだ。だが、その動き】

――ただの能力者じゃあないだろう。何者だ。単なるガキじゃないだろう
戦い方がわかってる。そういう動きだ。

【俺は煙を吐き出して、そう聞いてみた。最初、隣りに座ったときは】
【もしかすると敵の一味かと思った。だが、違う。運命の偶然だ】

【能力者はそういう運命の偶然に巻き込まれ、付き合わされがちだ】


――俺の目は死角がない。視えるんだ。弾丸がどこを狙ってるかもな
…奢りのオレンジジュース。飲むなら今のうちだ

逃げるにしろ、裏口も表口も待ち伏せていることだろう。
警察に電話してっていう手もあるが、あいにく俺はそういうわけにも行かない

通りに出たら、逃げろ。それまでは悪いが、付き合ってもらうよ


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