【枯れても走ることを】能力者スレ【命と呼べ】
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167: ◆moXuJYo6C0cW[sage]
2019/05/04(土) 22:41:43.61 ID:pUZIhJHb0
>>163
>>165
櫻州の……そうだその声、その顔……貴方まさか、あの件の氷の国軍の……!!

【ギアもあの件の情報は、ニュースやカニバディールとの情報共有によって知っていた】
【そして全てを悟る。やはり彼は死者であり、彼とはここで別れねばならないのだと】

たまたま、僕とフィオさんがそういう存在だったから……そういうことですか

マリアベルとかいう女は、何が目的かは知らないけどそれを助長した……
お前は気に入らないけど、ここから戻れるなら今回はもういい。出来れば二度と会いたくないね

……オッツダルヴァさん。いや、「テルミドール」さん。ほんのひと時でしたけど、共に戦えて光栄でした

【出口を確保しながら、ギアは芝居掛かったマリアベルを無視し、オッツダルヴァに、いやテルミドールに氷の国式の軍礼をすると】
【テルミドールに送り出されただろうフィオを促して先に出そうとする。任せたと告げられた言葉にはただ頷いて】
【ギアは崩れ去る夢の世界を後にするだろう】


…………。ひどい悪夢だ

【ギアは戻ってきた自室内でそう呟いた。降って湧いた一瞬の、されど濃密な悪夢。夢から醒めても、この先つきまとうだろう記憶であった】
【白い雪山を確認して、周りの人たちの音を聞いて、まずは戻ってきたことを実感し。ギアは部屋の外に出た】

【もしフィオと鉢合わせたのなら。何とも複雑な表情で、彼女に改めて現実での挨拶をするだろう。奇怪な戦いを共にした戦友として】
【そして、窓の外の雪山を再び見やると、静かに目を閉じてテルミドールへの黙祷を捧げた】


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