164: ◆KP.vGoiAyM[sage]
2019/05/04(土) 22:03:35.01 ID:qCZlHq0U0
>>160
【男は急に少女が隣りに座っても驚かなかった】
【まるでこちらに来るのが見えていたかのようだった】
…天気の話をするよりかはずっとマシじゃないか。
それより、何だ?今の話、信じるのか?
【ふっと笑って。店主に声を掛ける】
店主、嬢ちゃんにジュースでも出してやってくれ
【店主は待っててくれとバックヤードに消えた。すると男はサングラスを外す】
【その目は赤かった。白であるべきのところが真っ赤で、血のようで】
【瞳は真っ黒だった。不気味でそれでもどこか美しい】
………良くないことが起こりそうだ。離れていてくれ
【しゃがれた低い声を更にワントーン落とし、彼はそうつぶやいた】
【右手でタバコの火を灰皿に押し付け、もみ消して】
【彼は懐からゆっくりと、カウンターのしたで隠すように腰の拳銃を抜いた】
【44口径のような大型のそれ、シルバーは薄い赤みを帯びていて】
【美術品のような美しいエングレービングが全体に施されていた】
【それの撃鉄を、音を立てないように、ゆっくりと起こした】
【3分後、入り口から入ってくる2人組は入ってくるなり、男を見つけると】
【手にした拳銃を彼に向けるだろう】
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