147: ◆moXuJYo6C0cW[sage]
2019/05/04(土) 19:05:39.17 ID:RfvXQyZaO
>>146
……そうですね。たとえ一人でも、僕はUTのメンバーです
……ミステリアスな人ですね、貴方も
【ギアもそれ以上の追求はしなかった。彼のうちの迷いが何かは知らないが、そこにはおそらく余人が立ち入れない苦悩があるのだろう】
【そのまま客室へ、さらにその先へ。走り続けていたギアは、オッツダルヴァが突如立ち止まったことで危うくぶつかりかける】
ど、どうしたんですか!? 外……!!!
なん……だよ、あれ……!!
【思わずギアは呻いた。山脈であると、当然のように思っていたものが、あのような】
【巨大な怪物を見たことはあるが、あれほどのものは初めてだった。うねる触手の一本一本が、島ほどもあるように見えた】
【ギアは本能的な恐怖を覚えて目をそらした。こんな世界に長くいたら正気を保てなくなる】
【どうにか己の精神を留めるためにもギアは駆け、今度は閉ざされた扉の前で止まることとなる】
……ええ、いけます
【オッツダルヴァに短く返答し、ギアはサーベルを構えた。己の覚悟など、この冒涜的な世界の中では嵐の中の木っ端に過ぎないだろうと自覚しながら】
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